モンハン4G妄想

モンハン3rd創作キャラ、七花(ひちか)がモンハン4Gのバルバレに修行しに行く話を垂れ流すまとめ。
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ノイズ@創作 @cyacye

#創作 七花(ひちか)ユクモ村出身 武器はハンマー 本職は鍛冶見習い。ユクモ村の加工屋センリの元で修業を積んでいる 「俺ぁ、七花。ユクモ村で鍛冶見習いをやってる。師匠の技術はすげぇもんで、どんな武器も防具も作っちまう!中でも太刀の仕上がりときたら、ため息がでらぁ」 pic.twitter.com/soMuCDHuPE

2017-07-31 10:00:08
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イメージ声優:関智一
出演
機動武闘伝Gガンダム(ドモン・カッシュ)
新世紀エヴァンゲリオン(鈴原トウジ)
Fate/stay night(ギルガメッシュ)
昭和元禄落語心中(与太郎)

ノイズ@創作 @cyacye

#創作 カロッタ(18歳) 片手剣使いの新米ハンター キャラバン我らが団に専属にする オトモアイルーの名はココア 見た目通りの性格 「わたしはカロッタ、片手剣使いよ、よろしくね! 好きな色はピンク!あんまりゴツい装備はイヤ、だって可愛くないもの」 pic.twitter.com/8CYkW5J7tr

2017-07-31 20:47:59
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ノイズ@創作 @cyacye

七花とカロッタは最後まで下位ハンター。理由は七花は本業が鍛冶屋だから、カロッタはそもそもそんな強くないから。ゴア・マガラとシャガルマガラは筆頭ハンターと共に倒した事にします。(筆頭ハンターとカロッタ合わせて5人になるけど気にしない)

2017-07-31 20:50:21
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「おい七花」 と煙管をふかしながら、竜人が言う 「なんでぇ、師匠」 呼ばれた青年、七花こと俺は槌を置いて振り返る。せっかく試作の片手剣作ってたってのによぉ 「オメェ、ここ出てバルバレに行きな。本当に加工屋目指すんならな」 「はぁ!?いきなり何でぇ師匠!話が見えねぇぜ!」

2017-07-31 10:13:50
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「ここぁな、もう安定しちまって加工屋泣かせの土地なんだよ。ハンターもあらかた武器も防具も作っちまって、依頼ときたら装備のメンテナンスか村人の道具の修繕ばっかりだ。お前の修業にゃ向いてねぇんだよ」 っふー、と紫煙を吐きながら師匠は続ける。

2017-07-31 10:22:18
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「その点、バルバレなら各地からキャラバンが集まる。装備の依頼も途絶えるたねぇ、お前の腕が鈍る事もねぇ」 「ちょっと待ってくれ師匠!俺ぁまだまだ師匠から教わりてぇ事がたんとあるんだ!ここでだって装備は作れるぜ!?」 「使う奴が居ねぇ装備なんざ何の意味があるんでぃ」

2017-07-31 10:29:44
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「でもいきなりほっぽり出すなんて、そりゃねぇぜ」 肩を落とす。たまらずため息がでらぁな 「ガタガタ抜かしてねぇでさっさと準備しろ!バルバレの加工屋にゃ、話を通してやるよ。腕ぇ磨いてこい!」 師匠の小さい手が俺の背中を叩く 「ってぇなぁ、分かったよ行きゃあいいんだろ?」

2017-07-31 10:43:59
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 とぼとぼ荷物をまとめる俺、槌を握って3年、やっと師匠の言ってる事も分かってきて修業にも身が入ったていうのに…いきなりバルバレとやらに行けなんざ、酷ってもんだぜ師匠…。 まぁ、文句を言っても始まらねぇ。今の俺にできるこたぁ、バルバレに向けて準備する事だけだ

2017-07-31 12:29:38
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「師匠、荷物まとめ終わりやしたぁ」 「なんでぇ、気の抜けた声しやがって。そんなにここを出てくのが嫌だってのか、男ならとっとと腹ぁくくれってんだ」 んなこと言ってもよぉ、そんなホイホイ納得できやしねぇよ。という言葉は飲み込む。

2017-08-04 21:49:36
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「ほら、紹介状だ」 「紹介状って、師匠が話つけてくれるんじゃねぇんですかい?」 「馬鹿かてめぇは!」 と煙管でガツンと殴られる。いってぇ…! 「全く、いつまでたっても礼儀ってモンが分からねぇのかてめぇは…。お前を寄越すってぇ手紙は、とっくに出してあらぁな」

2017-08-04 21:57:36
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「それ持ってお前も直々に頼むんだよ」 「へぇ、分かりやした。で、バルバレの加工屋ってのは、名前はなんて言うんで?」 「バンリってんだよ。俺の姉貴だ」 「姉貴ってぇと…女、ですかい?」 女の鍛冶屋なんて聞いたことねぇや。世間は広いもんだねぇって思ってたら…

2017-08-04 22:43:40
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「バルバレで防具塗ってんだ」 「はぇ!?防具ですかい?武器を作ってんでねぇんですかい?」 今日何度目かの奇声をあげちまう。そりゃあそうだ俺ぁ、加工屋は加工屋でも鍛冶屋になりてぇんで…裁縫なんざやって何を教われってんだ

2017-08-04 22:49:41
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「なんか文句あんのか」 「お言葉ですが師匠、俺ぁ師匠みてぇな鍛冶屋になりてぇんでさぁ。失礼を承知で聞きやすが、師匠の姉御さんと言えど、防具縫いに何を習えってんで?」 ため息混じりに紫煙を吐く師匠 「教わる人間選ぶなんざぁ偉くなったモンだ、それも含めて習ってきやがれ。」

2017-08-04 23:08:22
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「へぇ…分かりやした」 師匠はこれ以上聞いても教えてくれそうもねぇや。そうこう話してるうちに夜はすっかり更けちまって、バルバレに向かうのは明日の早朝だなこりゃ。 師匠の言葉に納得できねぇ事も多いけどよ、師匠はやっぱり師匠ってもんで、俺の事考えて言ってくだすってるに違いねぇ

2017-08-05 05:53:55
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「おい、ぐだぐだ言ってねぇでそろそろ休みな。明日っからバルバレに向かうんだろ?」 「へぃ、師匠お先に失礼いたしやす」 師匠に挨拶をして、のれんをくぐり俺の部屋に帰る。 「ま、何とかならぁ」 自分に言い聞かせるようそう言ったものの、ベットに寝そべってやる事がねぇと考えちまう

2017-08-05 06:10:46
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 これからいったい…俺ぁどうすりゃいいんだ。姉御さんに裁縫でも習えってのか、師匠の業に惚れて見習いになって3年、やっと色んなことが分かり始めて楽しくなってきたってのに。 師匠は厳しいけどよぉ、俺ぁ師匠から習いたかったんだ。 …ダメだな、不満しか出てきやしねぇ。

2017-08-05 06:21:41
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 こんな時はさっさと寝ちまって頭ん中切り替えるにつきるってもんだ。 「男だったら、腹ぁくくれってんだ…かぁ」 そうさなぁ…もう行くしかねぇもんなぁ。 少し自分を納得させたせいか、意識がスゥ、と遠のく

2017-08-05 06:29:02
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 〜〜〜!…おきるニャ!七花! 「んごっ!」 は…腹が…! どうやら師匠のアイルーが起こしに来たようで、寝てる俺の腹に飛び乗りやがった。 「目が覚めたかニャ?もうとっくに日が昇ってるにゃ、バルバレに行くんじゃないのかニャ?」

2017-08-07 19:12:07
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 やべっ!そうだった! 「今何時だ!?」 「落ち着くニャ、船には間に合うにゃ。さっさと旦那に挨拶してくるにゃ」 アイルーの言葉に胸をなで下ろす。 「師匠は?」 「もうとっくに工房ニャ。いつまでもボサーっとしてないで支度するにゃ」 ホレホレと可愛い手に急かされてベッドを降りる

2017-08-07 20:09:17
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 とりあえず髪を結い直して工房に走る。 「師匠、おはようございやす」 声には出さねぇが息が切れる。 「遅ぇ、馬鹿野郎が。何してやがったんでぃ」 サーっと血の気が引くのが分かる。 「すいやせんでした!今の今まで眠りこけってやして…」 即座に土下座する俺。額から嫌な汗が流れる。

2017-08-07 20:18:32
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「昨日口答えしたかと思えば今日寝坊ときやがる。テメェにゃほとほと呆れるぜ」 「すいやせんでした…!」 ふーっと昨日から何回目か分からない、師匠がため息混じりに紫煙を吐くのを土下座しながら黙って聞く。 「まぁいい、お前も今日でしばらく見納めだ」

2017-08-07 20:27:00
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「頭上げな」 ここでやっと生きた心地がする。血の気が戻る。 「へい」 頭を上げ、師匠の言葉を待つ。 「もうバルバレに向かう荷車の準備は始まってる。お前も荷物積みに向かんだな」 「へい」 一礼し部屋に戻ろうとする俺の背中に師匠の言葉がかかる。

2017-08-07 20:49:46
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 「半人前にも満たねぇが、俺の弟子といやぁ弟子だ。胸張って行きな」 その言葉に、色んなものが込み上げて来ちまって涙が出そうになる。 「へい、一人前になって戻って来やす」 涙をぐっとこらえながら、なんとか声を絞り出す。 「失礼いたしやす…!」 涙が零れないうちに部屋へと戻る。

2017-08-07 20:55:51
ノイズ@創作 @cyacye

#創作 足早に部屋に戻った俺は、誰にも見られねぇように涙を拭う。 「帰って来たかニャ。…七花、泣いているのかニャ?」 「なんでもねぇ、気にしないでくれ。それより、荷車に荷物積んでくらぁ、流石に荷車にも間に合わなかったとあっちゃあ、師匠の名前を汚しちまう。俺ぁもう出るよ」

2017-08-09 09:29:56