詩織さん事件と日本におけるレイプ事件の実情・粗訳

要約に思わぬ反響が有り,「全訳を読みたい」という要望を方々からいただいたので全訳することにした。ただ,より日本人に伝わりやすいよう日本語の記事調にすることにした。 ※まとめ題名、及び、説明欄はまとめ収録のツイートから ※まとめられたツイートの論旨は、まとめ人の思想信条を表しているとは限りません。 続きを読む
7
💫T.Katsumi📢 #FreePalestine 🇵🇸 @tkatsumi06j

💫T.Katsumi(51)♎🙆🏻‍♀️妻🇯🇵生れ|飲食歴20年+🙆🏻‍♂️夫🇩🇪生れ🇯🇵🇿🇼🇧🇷🇺🇸育ち|IT翻通訳歴20年+|🙆🏻‍♂️🙆🏻‍♀️で闘病中。21年🙆🏻‍♀️乳がんが再発し転移。22 年🙆🏻‍♀️治療開始。予後5年経過🎉 🙆🏻‍♀️QOL第一💘

note.com/tkatsumi06j

💫T.Katsumi @tkatsumi06j

全訳「魂の殺人」―詩織さん事件と日本におけるレイプ事件の実情|Murder of the Soul - Shiori and Rape in Japan | The Asia-Pacific Journal: Japan Focus apjjf.org/2017/15/mcneil… pic.twitter.com/4PKP9Y0Jo8

2017-08-05 08:28:22
拡大
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

【はじめに】国外では,”まるで蓋がされてしまったか”のよう全くといっていいほど報じられないジャーナリスト・詩織さんの昏睡レイプ事件。以前,詩織さん本人が日本外国特派員協会(FCCJ)に記者会見を申し込んだが却下されたことがあった。

2017-08-05 08:29:28
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

その時,FCCJで記者会見の企画を担当する報道企画委員会(PAC)の委員が『週刊新潮』の取材にこう答えていた。 「特派員にとっては、安倍政権に影響が出るかどうかが重要で、それには時期尚早だと思った」と。 この委員がデビッド・マクニール(David McNeil)記者だった。

2017-08-05 08:30:25
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

「詩織さん」の会見から約1か月後,FCCJのPAC委員全員宛に公開書簡を送ったところ,回答は「協会の標準会員の中で十分な関心があると判断した場合にのみ開催する」―つまり,関心が十分になかった,ということだった。PAC委員の中でもマクニール記者の対応は良心的なほうだった。

2017-08-05 08:31:20
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

そのマクニール記者がこの回答から約1か月後,やっと記事を書いてくれた。詩織さん本人にきちんと取材した包括的なものだった。とはいえ,「アリバイ記事のようなものだ」と憤慨した私は,これを全訳せずTL上で甚だ乱暴な要約をしただけだった。 twitter.com/i/moments/8926…

2017-08-05 08:32:20
リンク Twitter その後の詩織さん,心境を語る。 #FightTogetherWithShiori 「レイプは魂の殺人」@tkatsumi06jさん訳 元TBS記者のジャーナリスト、山口敬之氏に準強姦の被害を受けたとして、逮捕状まで発行されたのに中村格氏の意向で、加害者は不逮捕、不起訴にまでなってしまった詩織さんの新たなインタビューです。要約翻訳は勝見貴弘さんです。 2 users 1516
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

だが,その要約に思わぬ反響が有り,「全訳を読みたい」という要望を方々からいただいたので全訳することにした。ただ,より日本人に伝わりやすいよう日本語の記事調にすることにした。 以下,粗訳となるが,ブログ掲載と並行してリアルタイムで連投する。

2017-08-05 08:33:42

 
 

💫T.Katsumi @tkatsumi06j

幼少時の忌まわしい体験 1. 屋内にプールがある「東京サマーランド」に彼女の母親が連れていってくれたとき,詩織さんは10歳だった。新品の水着を着ながら水の中で楽しく遊んでいると,とつぜん,男に暴行された。 「男の人が私の後ろから,体のあらゆるところをまさぐったんです」

2017-08-05 08:34:53
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

2. 詩織さんは泣きながらその時のことを語った。 恐怖に怯えながら周りに大人に訴えたが,その反応は思いがけないものだった。 「友だちの母親が,それはあなたがビキニを着てるからよと言ったんです」

2017-08-05 08:35:30
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

3. そのときに彼女の心に永遠に刻みつけられた無力感,恐怖,そして屈辱の感情が,6月のあの会見を行った後で,一気に噴き出した。

2017-08-05 08:45:03
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

4. 28歳になった詩織さん(姓は伏せたいと本人が希望)は今年6月,会見を開き,同僚の記者たちの前で自分がレイプされたことを告白した。彼女が期待していたのは性暴力被害者の待遇について改善を求める議論が高まることだった。

2017-08-05 08:45:35
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

5. だが,彼女のもとに洪水のように寄せられたのは,大量のヘイトメールだったと,詩織さんは言う。その多くは彼女を「自分から誘いをかけた”売春婦”」として捉えていた。記者会見でブラウスの一番の上のボタンを外していたことも,彼女の『罪深さ』として受け止められたようだった。

2017-08-05 08:53:07
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

6. 2015年4月9日の土曜の深夜,詩織さんが都内の高級ホテルの一室で目を覚ましたとき,男は彼女の上に跨がり,彼女の中に入っていた。詩織さんは男をはねのけ,トイレに逃げ込んだ。足元がおぼつかず,痛みをおぼえながら,彼女はなぜそこにいるのかを思いだそうとした。

2017-08-05 09:10:09
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

7. その夜,詩織さんはその男と恵比寿で外で食事をしていた。その時に酒に薬物を入れられたのだと彼女は確信している。詩織さんが最後に覚えていたのは,その男とタクシーに乗ったことだった。

2017-08-05 09:18:58
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

8. タクシーの運転手が後に語ったところでは,詩織さんは最寄りの電車の駅で降ろしてくれと懇願していたという。だが,その願いは無視された。ホテルのロビーにある監視カメラの映像は,詩織さんがホテルのロビーを担がれて連れられていく様を映し出していた。

2017-08-05 09:19:35
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

9. トイレの中で詩織さんは自分が裸であることに気付き,服を取りに戻ろうとした。 「体のあちこち痛みました」と彼女は言う。 部屋に戻ると,男は再び彼女をレイプしようとしたと,詩織さんは言う。 「激しく抵抗しましたが,痛めつけられました」

2017-08-05 09:26:07
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

10. 男は,「君の下着,記念にもらっておくよ」と言ったという。 「日本語でどう罵ればいいのかわからなかったので,英語でこう言いました。”What the fuck are you doing?”と。彼がコンドームをしていなかったのでこう訊きました。”私に何をしたの?”と。」→

2017-08-05 09:29:13
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

11. →「彼がコンドームをしていなかったのでこう訊きました。”私に何をしたの?”と。すると彼はこう言いました。”ごめん。事後に使うピルを後で薬局に買いに行こう」と。そして,こんなことを言い始めたのです。」→

2017-08-05 09:34:34
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

12. →「”君好きだなあ。アメリカに連れて行ってあげるよ。君はいつも強そうにしているけど,今はまるで子どもみたいだね”と。彼のトーンがこれまでとまるで違ったので,私は混乱しました。とにかくそのとき考えていたのは,”早くどこか安全な所に行って自分を洗い流したい”ということでした」

2017-08-05 09:35:31
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

13. その後,ひとり自分のマンションに戻った詩織さんはすぐにレイプのホットラインに電話したが,応答した女性は,カウンセリングするから事務所にきてほしいと伝えたという。だが彼女はベッドから起き上がることもできない状態だった。

2017-08-05 09:41:52
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

14. 後で医者を訪ねたときに事後用のピルを処方してくれたが,医者はカルテを見つめるばかりでロクに彼女の方を見ることも,なぜピルが必要なのかを尋ねもることもしなかったという。

2017-08-05 09:48:49
💫T.Katsumi @tkatsumi06j

15. 看護婦は,薬物の痕跡はすべて体から消え去っており,それが体内にあったことを証明する術はないと言った。友人たちは「[諦めて] 前に進むしかないよ」と言ったという。 詩織さんの頭がはっきりして,原宿警察署に向かったのはそのさらに5日後だった。

2017-08-05 10:02:29
1 ・・ 4 次へ