メディアが報道しない本当のシリア・中東⒇（最終回）「シリアの主権と平和」エヴァ・バートレット（カナダの人権活動家・ジャーナリスト）他、2016年12月9日国連本部プレスコンフェレンス室にて〜Western media lies about Syria exposed (Canadian journalist Eva Bartlett)から（全訳）

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メディアが報道しない本当のシリア・中東⒇（最終回） 「シリアの主権と平和」 エヴァ・バートレット（カナダの人権活動家・ジャーナリスト） 他、2016年12月9日国連本部プレスコンフェレンス室にて（全訳） pic.twitter.com/mi92HFeEiP

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〜Western media lies about Syria exposed (Canadian journalist Eva Bartlett)から（全訳）youtube.com/watch?v=g1VNQG…

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❶すべてはエヴァ・バートレットさんのこの国連記者会見から始まりました。アレッポが解放されてから約1週間、そのとき、全世界のメディアが血眼になってアサド政権によるアレッポ市民虐殺を報道していました。

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❷メディアの報道する＜真実＞と、シリアの本当の真実のどんでん返し！あのときトゥギャッターを思いつかなかったために人目に触れることなく時の彼方に消えていった幻の全訳をここで完全再現してお送りします。これを読んで、あなたも歴史の証人になってください。

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「シリアの主権と平和」 エヴァ・バートレット（カナダの人権活動家・ジャーナリスト） 他、2016年12月9日国連本部プレスコンフェレンス室にて

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〜Western media lies about Syria exposed (Canadian journalist Eva Bartlett)から（全訳）

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①エヴァ・バートレット（以下、EB）：先ほどもセラ・フランダースさんが少し触れましたが、本日、国連総会の席上で私の国カナダの代表が停戦決議案を提起しました。その停戦決議案は実のところ人権擁護のためでもなくシリアの人々のためのものでもありません。

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②その意図するところは、ロシア政府とシリア政府の両方を名指しで中傷すること以外にありません。またこの決議案は、数日前にロシア、中国によって拒否権を発動され廃案となったもう一つの決議案に関係しているのです。

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③これまでなんども無用の停戦合意が出されましたが、この停戦案もまったく同じで少しもシリアの人々のためにならないのです。

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④アレッポは数年にわたって地域の6割から9割5分をテロリストによって支配され続けてきたところですが、これがその開放からわずか1週間後に提起された停戦合意であることに注意してください。

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⑤テロリストによって何年も支配され続けてきた地域の数千人という人々がようやく解放されたという今この時に、国連安全会議のあるグループがまた一つ無意味な停戦合意を課そうとしているわけです。私はここで皆さんになぜこの停戦合意が無意味であるのかその理由を思い出してもらいたいと思います。

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⑥最後の停戦合意が提起された昨年9月のことを思い出してください。あの停戦合意は初めから20の主要テロリストグループから拒否されており、彼らは初めから合意には参加しないと宣言していました。そしてその宣言通りに彼らは期間中を通して300件以上の停戦合意違反を行なったのです。

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⑦そればかりではありません。期間中、合意を忠実に遵守していたシリア政府とロシア政府に対して、アメリカとその同盟国が平然と合意違反をしていたのです。

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⑧彼らは停戦後も攻撃をやめず、約1時間にわたって攻撃を続けました。そしてそのとき砂漠に駐屯していたシリア兵少なくとも83人を殺害したのです。それは結果としてイスラム国を助け、そのためにイスラム国がその地域を再び取り返すことになってしまったのでした。

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⑨これが、私がこの停戦合意が無意味であると主張する理由の一つです。アメリカにも西側同盟国にも、平和への信念がまったくありません。

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⑩信念がないどころか、彼らこそ実際にテロリストを資金援助して影で操っている真犯人であり、彼らはここで一旦停戦合意に参加すると見せかけておいて、またも後で裏切ろうとしているわけです。

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⑪アレッポの人々が望むものは真の解放であり、見せかけの解放ではありません。私はこれまで4回アレッポに行きましたが、偽りではない真の解放こそが、私がそこで直接聞いたアレッポの人々が本当に望むものです。

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⑫そのことに関連してここで少し話をさせてください。私は2014年からこれまで6回シリアに行きました。そのうち2回は国際派遣団に参加し、4回は私個人の訪問で、自分でビザを申請し、旅費は自費でまかない、自分で並んで順番を待ちました。

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⑬危険は全て自己責任でしたが、そのおかげで自分の思う通りに自由にシリア国内を旅することができました。ホムス、マルルーラ、ラタキア、タトゥース、シアス、スエダなどはこれまでなんども行きましたし、そして繰り返しになりますがアレッポは4回行きました。

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⑭ここでなぜそんなに強調するかというと、どこであれ私が行ったところで私が直接アラビア語で話した人々はみんな、さっきドナやセラが触れたようにシリア共和国軍とシリア政府を支持しているという事実を理解してほしいからです。

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⑮つまり、たとえあなた方がコーポレートメディアから聞いたことは真実と完全に反対のものだということです。なんなら具体的に名前をあげましょうか、BBC、ザ・ガーディ、ニューヨークタイムズ、エトセトラ。アレッポについて彼らが報道する内容は、現実と正反対なことばかりです。

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⑯2012年以来、アレッポは複数のテロリストグループによって支配されてきました。

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⑰それらテロリストグループの中にはヌスラ戦線があり、また自由シリア軍と名乗るグループもありましたが、彼らのやることはヌスラ戦線、イスラム国、ハラシャーム、ノータゼムジンキーと同じ凶悪行為であり、彼らは平気で12歳のパレスチナ人少年の首を切り取るような人々です。

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⑱それなのにどういうわけか西側では彼らを今でも＜穏健派＞とみなしているのです。

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⑲アレッポは2012年以来、解放されるまで、テロリストグループに支配されてきたわけですが、解放されると、アレッポとその周辺に住む150万人の人口が、テロリストによって食料や医療品を差し押さえられて苦しめられていたことがわかってきました。