撮影中に失明したスタントマンの労災が却下された問題から見る日本映画業界の「やりがい搾取」

ライブドアニュース @livedoornews

【やりがい搾取】ドラマ撮影で左目失明のスタントマン、労災認められず news.livedoor.com/article/detail… 放送局は男性の治療費を一部立て替えていたが、連ドラの放送が終わると「後遺症は自己責任」と支払いを打ち切ったという。 pic.twitter.com/snML4AbytK

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歩き目です @arukime01

headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170807-… @YahooNewsTopics ＞このテレビ局がかけた言葉は、「ケガをしないのがスタントマンだろう」という心無いものだった それ、雇う側の台詞じゃない。　演る側の売り文句だよ 「お客様は神様だろ」ってカン違いの客が言うのと同意

Super Māori @saorithemaori

日当安っ！！スタントで2万って...

ちゃむ @shirei125

失明て一時的なものではないし、ほんとにありえない この男性がきちんと治療費、慰謝料をもらえますように #スタントマン #労災

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

後遺障害を負ったスタントマンの労災申請を労基署が却下‼︎ 理由「労働者性がない」。 すべてのアクション関係者は指揮命令のもと拘束されて仕事をする労働者。 日俳連アクション担当理事として再審査請求を全力支援します！ それで私が不利益を被っても被害者のために最後まで戦います‼︎

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

「実演家の労災適用①」 スタントマン=実演家労災適用について、昨年以上の反響を頂きました。 殆どのご支援に加え、若干の事実誤認をされている方もいらっしゃるので、僭越ながらお答えしていく所存です。 契約形態や労働者性、そもそも危険なスタントマンが被保険者になり得るか……(続く)。

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

実演家の労災適用② スタントマンはもとよりプロレスラーや高所作業の鳶職でも「労働者性が認められれば」労災適用対象となります。 かつては私も個人事業主はダメと思っていましたが、昨年11月、厚労省が就業実態が労働者なら労働者として扱われるとの見解を示したのは画期的でした。

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

実演家の労災適用③ 仕事の契約形態は必ずしも雇用契約でなくてもOKで、さらには口頭契約でも成立します。 本件の担当官は「口頭契約は成立しない」と判断したようですが、テレビ・映画業界では、私も含め作品ごとに書面契約を交わす者はほとんどなく、口頭契約は長年の慣習となっています。

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

実演家の労災適用④ 本件のスタントマンは撮影日を指定拘束され、現場の指揮命令系統に基づき実演に臨みました。 これは立派な労働行為です。 ところが労基署は次の理由で却下。「労働基準法第9条に定める事業に使用されるもので賃金を支払われるものに該当せず」 ……愕然としました。

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

実演家の労災適用⑤ 労基法9条では「使用従属性=指揮監督や拘束性の有無」が挙げられており、いずれも本件のスタントマンにあてはまります。さらには「職業の種類を問わず〜」の文言まで存在します。 「危険を承知で行う仕事」でケガをしたら保険頼りは如何かと言うご意見には続きにて。

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

実演家の労災適用⑥ 私たちはアクションが好きで、トレーニングを欠かしませんが、その最中の事故に労災適用はまったく考えていません。 ただ、仕事中のケガは年収3,000万円のテレビ局員さんと同様、1日2万円のスタントマンにも労災適用してほしい……それ以上でも以下でもないのです。

シャトゥーン @shatwun

@masatsugutakase 失礼します。井筒和幸監督の「東方見聞録」で甲冑を付けて滝に飛び込み水死したスタントマンや、勝新の息子の奥村雄大にリハーサル中に真剣で刺し殺された殺陣師は労働者として扱われないという事ですね。労働者性が無いなら奴隷扱いですか。労基署は労働とは何か分かっていない。

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

@shatwun 挙げられている2例は深刻なケースです。しかし、当時は個人事業主の実演家に労災は使えないとの認識でした。 その上で各々の製作会社は被害者に可能な限りの補償を行い、倒産。 労災適用なら今でも遺族は補償されていたでしょう。 厚労省の新たな見解が反映される事を願ってやみません。

梶研吾 @kajiken7

香港の友人のプロデューサーが関わった香港映画の最新作のバジェットが日本円で50億円だと聞いて慄然😆

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

@kajiken7 「パイレーツなんちゃら」は1分1億円だそうで（笑）。だから153億円でございます。

こうきち プロニート @suesue1202

@masatsugutakase @osaka_seventeen 少なくとも通常の労災保険で補填できるものだと思えないな。スタントは自分で好きで危険な事を請け負うわけだし。保険料を多く支払うならアリでしょうが…

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

@suesue1202 @osaka_seventeen 「好きで選んだ仕事」だから労災適用は困難、というご意見がいくつかあります。 今回の事故はスタントマンのミスではなく「貰い事故」でした。 百歩譲ってスタントマン自ら指示を超えた危険な実演をしたのならともかく、今回は誰でも被害者となり得る事故だった事をご理解頂ければと思います。

ゆうま＠イブスキー @son_sun_san

@masatsugutakase 企業が加入する労災保険料は業種によって高かったりしますが、スタントマンに対しての労災保険料率というのはどの程度だったのかは知りたいです。たとえば林業・ガス電気技師・建築業などの職業より多いのかとか。補填分は全部税金なので、労働者という立場だけでなく納税者側の立場としても

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

@son_sun_san スタントマンは実演家の範疇に属しますので、保険料率は1,000分の3です。 つまり、10万円のギャラに対して300円の保険料。 それを事業主が納付すれば、もしもの場合、本人はもとより遺族まで補償か受けられます。

シャトゥーン @shatwun

@masatsugutakase リスクアセスメントではリスクとハザードがあり演出者はリスクを取る事は良いがハザードは避けないといけません。井筒監督の場合は水死しないように万全の配慮をしなければいけなかったし、勝新の息子は真剣など使ってはいけなかった。スタントマンや殺陣師が死なないような配慮が演出家には求められた

シャトゥーン @shatwun

@masatsugutakase 「労基守って良い映画が撮れるか」とハザードをほったらかしで現場の下請けを酷使するのはブラック企業と同じです。死亡事故には原因があり再発防止策を考えるのも演出者の義務です。それにしても「スタントマンは自己責任」は最低な発想です。リスクヘッジの取れない責任者こそ問題です。

高瀬将嗣（継承・妻） @masatsugutakase

@shatwun 「安全対策にやり過ぎはない」は今でも墨守の第一義です。 ただ、本人もふくめ過失によって事故が起きる可能性は否定できません。 仕事中の災害は労災保険で補償する。 シンプルに運用できれば……それだけを念頭に活動してまいります。