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vanillaiscream7
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わたしを、みつけて。

自分の個性みたいなものを、本当は、こっそり愛しているのだけれども、愛していきたいと思うのだけど、それをはっきり自分のものとして体現するのは、おっかないのだ。 『女生徒/太宰治』
2017-08-07 22:05:15
おやすみなさい。私は、王子さまのいないシンデレラ姫。あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか? もう、ふたたびお目にかかりません。 ー太宰治『女生徒』
2017-08-07 06:32:54
きのう縫い上げた新しい下着を着る。 胸のところに、小さい白いばらの花を刺繍しておいた。 上着を着ちゃうと、この刺繍見えなくなる。 だれにもわからない。 得意である。/太宰治「女生徒」
2017-08-03 15:14:59
「みんなを愛したい」と涙が出そうなくらい思いました。じっと空を見ていると、だんだん空が変ってゆくのです。だんだん青味がかってゆくのです。ただ、溜息ばかりで、裸になってしまいたくなりました。それから、いまほど木の葉や草が透明に、美しく見えたこともありません。 『女生徒/太宰治』
2017-07-30 08:05:16
素直な子が好きだって言うから 素直に生きてるだけでしょ 寂しいE E E マジックミラー/大森靖子
2017-08-07 23:10:01
街灯 はたらくおっさんで ぼくの世界がキラキラ 人が生きてるって ほら ちゃんと綺麗だったよね 夜の海 水面をうつろう光に飛び込め ― この街は僕のもの /【TOKYO BLACK HOLE】:大森靖子 youtu.be/lXIOIUGmh7I
2017-08-07 20:50:04
本能、という言葉につき当ると、泣いてみたくなる。本能の大きさ、私たちの意志では動かせない力、そんなことが 、自分の時々のいろんなことから判って来ると、気が狂いそうな気持になる 。(中略)なぜ私たちは、自分だけで満足し、自分だけを一生愛して行けないのだろう。 『女生徒/太宰治』
2017-08-02 01:05:12
なんにも見ないで 聞きたくなかった 恋をしてた日に戻りたかった あなたを選んであの人が恋しい あたしが誰だかわからないんだ ベランダで泣いた 月が見ていた 胸を濡らしたら許される気がした 【月に鳴く/speena】
2017-08-07 06:53:28
ベランダで泣いた 月が見ていた 胸が冷たくて 寒くなかった 誰かに叱ってほしくて歌った 「あたしをみつけて カゴに入れてよ。」 月に鳴く/speena
2017-08-07 03:08:08壊したい気分。世界を、何かを。

でも心配しなあで頂戴。妾シッカリしているんですから。ナカナカ殺されやしないから……。 夢野久作『少女地獄』 #1ファボごとに部屋にある本の106ページ3行目を晒す
2017-08-07 21:55:23
「少女地獄 何でも無い」の作者 夢野久作や太宰治が好きな人は入り込めるかもしれない あと夏目漱石の「こころ」が好きな人もいけるとおもう 不思議で怪奇な独特の世界観がたまらない 逆に本は娯楽で楽しみたい人や不条理な事や、現実的な人には向かないなー 多分嫌気がさすと思う
2017-07-31 10:33:31
私は、校長先生と御一緒に、腐敗、堕落しております現代の自分勝手な、利己主義一点張の男性の方々に、一つの頓服薬として「火星の女の黒焼」を一服ずつ差し上げたいのです。(少女地獄 夢野久作)
2017-08-04 23:28:16
社会的に地位と名誉のある方の御言葉は、たといウソでもホントになり、何も知らない純な少女の言葉は、たとい事実でもウソとなって行く世の中に、何の生甲斐がありましょう。さようなら。(少女地獄 夢野久作)
2017-08-03 17:15:01
ですから彼女は実に、何でもない事に苦しんで、何でもない事に死んで行ったのです。 彼女を生かしたのは空想です。彼女を殺したのも空想です。 ただそれだけです。 『少女地獄/夢野久作』
2017-08-01 09:35:10
早く道徳が一変するときが来ればよいと思う。そうすると、こんな卑屈さも、また自分のためでなく、人の思惑のために毎日をポタポタ生活することも無くなるだろう。(太宰治『女生徒』)
2017-08-07 13:39:32
ええ。それがね。あの人は地道に行きたい行きたい。みんなに信用されていたいいたいと、思い詰めているのがあの娘の虚栄なんですからね。そのために虚構を吐くんですよ。 『少女地獄/夢野久作』
2017-07-30 16:05:15
幸福は一夜おくれて来る。ぼんやり、そんな言葉を思い出す。幸福を待って待って、とうとう堪え切れずに家を飛び出してしまって、そのあくる日に、素晴らしい幸福の知らせが、捨てた家を訪れたが、もうおそかった。幸福は一夜おくれて来る。幸福は、―― (『女生徒』太宰治)
2017-08-06 16:45:35
嘘をつかない人なんて、あるかしら。あつたら、その人は、永遠に敗北者だ。私の肉親関係のうちにも、ひとり、行ひ正しく、固い信念を持つて、理想を追求して、それこそ本当の意味で生きてゐるひとがあるのだけれど、親類のひとみんな、その人を悪く言つてゐる。馬鹿あつかひしてゐる 女生徒/太宰治
2017-08-02 21:07:04