「信じられない自殺事件」から考える日本の憂鬱調節障害

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高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

「お前はガキの時何してたん?」。2001年の私の中堅高校生時代に、私と「その同級生」に投げかけた質問だ。私の子供時代は不良少年であり、その同級生は、オタクだった。二人ともになかなか素直に答えられない過去である。

2017-08-08 21:27:11
高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

同級生はいじめを素直に受け入れるが、私は倒れたまま足蹴りまでされると立ち上がって、いじめっ子と一戦を交えようとする。

2017-08-08 21:14:45
高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

二人たちにやたらと暴力や罵詈雑言をふるういじめっ子と、それでも最後はじっと我慢する私のうち、どちらが感情調節能力が優れているのだろうか。

2017-08-08 21:15:56
高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

憂鬱を我慢できないのは、生物学的要因かもしれないし、耐え難い社会生活のストレスや不満のせいかもしれない。二つの要素をきちんとわきまえて原因を診断するのは容易ではない。ただ、「憂鬱の事件」がかなり多いということだけは明らかだ。

2017-08-08 21:16:31
高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

日本のマスコミ各社によると、製薬会社の新人が研修中の暴言や罵詈雑言を苦に自殺を図るという、信じがたい事件があったとの報道がある。こうしたもの以外にも、少年少女らによる「意味不明な自殺事件」や「理由を聞くな」事件が相次いでいる。

2017-08-08 21:19:07
高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

在中邦人による集団詐欺事件やゲリラ的な不良行為、ストーカー冤罪など、最近相次いで起きた「不可解な」事件は、すべて憂鬱調節障害事件に分類できる。加害者はその大半が社会的弱者層に属する。

2017-08-08 21:22:21
高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

過度な労働が日常化され、ストレスにさらされる社会空間が増えることにより、ストレス生活に苦しんだ末爆発する事例もしばしば起こる。路上でお金を出してもらって気が済むまで痴漢されることを職業とする人など、制度的「憂鬱の排出口」でも用意しなければ、という気さえする。

2017-08-08 21:24:10
高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

幾つもの企業や学校では、近年、内外に相談センターを設け、社員や学生の憂鬱が爆発する前に鎮めている。周囲や現場で芽生えた些細な憂鬱が、取り返しのつかない結果を生む前になだめているのである。国民一人一人が自ら感情を調節する努力をしなければならないことは言うまでもない。

2017-08-08 21:25:16
高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

しかし、憂鬱を引き起こす不合理な社会構造は、政治が解決しなければならない。ところが、政権と与野党はお互い自分だけが正しいと主張するだけで、この急な事案にはあまり関心がないようで、絶望が生じる。

2017-08-08 21:25:58