【2017.08 夏の現象学祭り #wm_cp】この本を わたくしが語ろう

『ワードマップ 現代現象学』刊行記念ブックフェア、「いまこそ事象そのものへ!」にリストされた書籍を 様々な人たちが推薦します。 ※ブックフェアの紹介ページはこちら: http://bit.ly/201708fair ※ブックフェア周辺ツイート群: https://togetter.com/li/1143256 ※過去のフェア: 【2015.03 春のルーマン祭り】この本を俺が語ろう https://togetter.com/li/799700 【2015.09 秋の #分析美学 祭り】この本を わたくしが語ろう https://togetter.com/li/874927
紀伊国屋書店 ブックフェア 現象学 新曜社 哲学
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  • べナーほか『ベナー 看護実践における専門性:達人になるための思考と行動』(医学書院) H・ドレイファス「道徳性とは何か:倫理的熟達についての現象学的考察」(日本経済評論社) 西村ユミ・榊原哲也編著『ケアの実践とは何か:現象学からの質的研究アプローチ』(ナカニシヤ出版)

    吉川 孝さんによる推薦

  • 縮限 @contractio 2017-09-24 07:10:22
    現象学ブックフェア(bit.ly/201708fair )選書者、吉川孝さんに ■べナーほか『ベナー 看護実践における専門性』(医学書院) amzn.to/2xnjQ13 の推薦理由を書いてもらいました。 以下代理ツイートします。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-24 07:13:13
    現象学と看護学との相性はよく、両者にかかわる研究がさまざまな成果をあげています。『ワードマップ現代現象学』のコラム「現象学とケア」でも、哲学・倫理学の土俵のなかで、ヘルスケアや職業的なケアに限定されない「何かを大切にする」という広義のケアをめぐる問題を考察しました。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-24 07:13:24
    誰か・何かを大切にするというケアは、フッサールにとっても大きなテーマでした。彼によれば、世界が滅亡するときに一切の価値が喪失するとしても、母親は自分の子供を大切にし、愛することをやめはしない、したがって、子供は親にとって絶対的価値をもっている。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-24 07:13:36
    この思考実験は、世界の非存在の想定から「われ思う」へといたるデカルト的懐疑の価値論ヴァージョンともいえるもので、世界の無価値の想定から「われ愛す」へといたります。フッサールはここから、何かを愛する(大切にする・ケアする)ことを起点にして、独自の道徳哲学を展開します。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-24 07:13:59
    フッサールは愛やケアの哲学者でもあります。これを踏まえて、『現代現象学』の第6章「価値」や第9章「人生」では、何かを大切にするというケアの経験に注目して、道徳や人生をめぐる哲学の問いを考察しています。ケアに関心をもつ多くの方に読んでいただきたいと思っています。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-24 07:14:12
    現象学と看護との関係を考えるうえで、ハイデガー研究で著名なH・ドレイファスと看護学のP・べナーとの関係を無視できません。べナーほか『看護実践における専門性』は、タイトルからはわかりにくいですが、H・ドレイファス(とS・ドレイファス)が分担執筆しています。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-24 07:14:25
    この著作から、達人の振る舞いに目を向けるドレイファスによる実践知の現象学的研究が、看護研究にどのように活かされるのかがよくわかります。とりわけ看護実践に内在する規範を明らかにする看護倫理の研究は、現象学からの応用倫理学の取り組みの一つの到達点と言えます。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-24 07:14:42
    実践に住まう規範の現象学的記述が倫理学にとってもつ意味については、『普遍主義対共同体主義』に所収のドレイファスの論文「道徳性とは何か――倫理的熟達についての現象学的考察」でも検討されています。近代道徳哲学への大胆な批判にもなっており、もっと議論されていいはずです。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-24 07:14:58
    ちなみに『普遍主義対共同体主義』は新刊での入手が困難な希少本になっています。現象学ブックフェアの棚などで見かけたら、ぜひお早めに購入を!#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-24 07:15:14
    べナーとドレイファスの共同研究は大きな成果をもたらしました。日本でも西村ユミと榊原哲也との共同研究から『ケアの実践とは何か』が刊行され、この分野の基本図書となるはずです。これはもちろん『現代現象学』も手にとり、現象学とケアとの関係を考える手がかりにしてください!#wm_cp
  • D・ウィギンズ『ニーズ・価値・真理』(勁草書房)

    八重樫徹さんによる推薦
    ※目次:http://bit.ly/2xSQ2dc (勁草書房)

  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:25:54
    現象学ブックフェア(bit.ly/201708fair)選書者、八重樫徹さんに ■D・ウィギンズ『ニーズ・価値・真理』(勁草書房) amzn.to/2xghSiR の推薦理由を書いてもらいました。 代理ツイートします。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:27:05
    「ウィギンズという哲学者は、難解な文章を書くことで悪名高い人物です。私はこの訳書が出る2年くらい前から、所収論文「賢明な主観主義?」の読書会兼訳文検討会に参加していましたが、何度となく混乱の淵に叩き込まれたものでした。訳者ではなくウィギンズのせいで。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:27:36
    「ところが本訳書を読むと、原文の晦渋さが嘘のように読みやすく、しかもウィギンズの思考を的確に追うことができるものになっています。これは大変驚くべきことで、訳者のみなさんがいかに辛抱強くウィギンズの原文と格闘し、訳文の検討を重ねたかを思うと涙が出ます。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:28:03
    「さて、ウィギンズは20世紀後半のイギリスの哲学者で、現象学の伝統に属してはいません。しかし、彼の道徳哲学は、現象学的倫理学と非常に親近性の高いものです。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:28:31
    「第一に、ウィギンズが哲学固有の方法として強調する「詳明(elucidation)」は、概念の適用の必要十分条件を与えることを典型とするいわゆる(分析哲学の意味での)「分析」と対比されるものであり、(続く)#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:28:59
    「現象学的記述の方法に近いと言えます(もっとも、何が現象学的記述にあたるのかについては現象学者の間で見解が一致してはいませんが)。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:29:47
    「詳明とは、「要素還元的あるいは論理的に事柄を分解する科学的な記述ではなく、問題となる事柄を現実の実践のありようそれ自体を手がかりに、適度に対象把握の『解像度』を落としつつその状況や条件を詳しく明るみに出していく(あえて言えば人文学的)叙述の方法である」(298頁)。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:30:15
    「これは少なくとも私が現象学的記述という名のもとで理解していることとほぼ重なります。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:30:44
    「第二に、本書でウィギンズが展開している「ニーズ」「人生の意味」「価値」といった道徳的概念の詳明は、道徳的実在論と反実在論の間を行こうとするフッサール流の価値の現象学的分析と親和性が高いと私は考えています。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:31:11
    「両者はたんに似ているだけでなく、ウィギンズを理解することでフッサール理解が深まり、フッサールを理解することでウィギンズ理解が深まるような関係にあります。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:31:36
    「この点については、『ワードマップ 現代現象学』の「6-1 価値と価値判断」を読んでいただければもう少し詳細にご理解いただけるのではないかと思います。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:32:14
    「というわけで、現代現象学の方向性で価値的現象の解明に取り組もうとするならこれを参照しない手はないでしょう、という意図のもと、ウィギンズ『ニーズ・価値・真理』をお薦めするわけです。」 #wm_cp --ここまで--

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