【2017.08 夏の現象学祭り #wm_cp】この本を わたくしが語ろう

『ワードマップ 現代現象学』刊行記念ブックフェア、「いまこそ事象そのものへ!」にリストされた書籍を 様々な人たちが推薦します。 ※ブックフェアの紹介ページはこちら: http://bit.ly/201708fair ※ブックフェア周辺ツイート群: https://togetter.com/li/1143256 ※過去のフェア: 【2015.03 春のルーマン祭り】この本を俺が語ろう https://togetter.com/li/799700 【2015.09 秋の #分析美学 祭り】この本を わたくしが語ろう https://togetter.com/li/874927
哲学 ブックフェア 新曜社 紀伊国屋書店 現象学
contractio 1500view 1コメント
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  • D・ウィギンズ『ニーズ・価値・真理』

    八重樫徹さんによる推薦
    ※目次:http://bit.ly/2xSQ2dc (勁草書房)

  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:25:54
    現象学ブックフェア(bit.ly/201708fair)選書者、八重樫徹さんに ■D・ウィギンズ『ニーズ・価値・真理』(勁草書房) amzn.to/2xghSiR の推薦理由を書いてもらいました。 代理ツイートします。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:27:05
    「ウィギンズという哲学者は、難解な文章を書くことで悪名高い人物です。私はこの訳書が出る2年くらい前から、所収論文「賢明な主観主義?」の読書会兼訳文検討会に参加していましたが、何度となく混乱の淵に叩き込まれたものでした。訳者ではなくウィギンズのせいで。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:27:36
    「ところが本訳書を読むと、原文の晦渋さが嘘のように読みやすく、しかもウィギンズの思考を的確に追うことができるものになっています。これは大変驚くべきことで、訳者のみなさんがいかに辛抱強くウィギンズの原文と格闘し、訳文の検討を重ねたかを思うと涙が出ます。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:28:03
    「さて、ウィギンズは20世紀後半のイギリスの哲学者で、現象学の伝統に属してはいません。しかし、彼の道徳哲学は、現象学的倫理学と非常に親近性の高いものです。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:28:31
    「第一に、ウィギンズが哲学固有の方法として強調する「詳明(elucidation)」は、概念の適用の必要十分条件を与えることを典型とするいわゆる(分析哲学の意味での)「分析」と対比されるものであり、(続く)#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:28:59
    「現象学的記述の方法に近いと言えます(もっとも、何が現象学的記述にあたるのかについては現象学者の間で見解が一致してはいませんが)。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:29:47
    「詳明とは、「要素還元的あるいは論理的に事柄を分解する科学的な記述ではなく、問題となる事柄を現実の実践のありようそれ自体を手がかりに、適度に対象把握の『解像度』を落としつつその状況や条件を詳しく明るみに出していく(あえて言えば人文学的)叙述の方法である」(298頁)。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:30:15
    「これは少なくとも私が現象学的記述という名のもとで理解していることとほぼ重なります。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:30:44
    「第二に、本書でウィギンズが展開している「ニーズ」「人生の意味」「価値」といった道徳的概念の詳明は、道徳的実在論と反実在論の間を行こうとするフッサール流の価値の現象学的分析と親和性が高いと私は考えています。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:31:11
    「両者はたんに似ているだけでなく、ウィギンズを理解することでフッサール理解が深まり、フッサールを理解することでウィギンズ理解が深まるような関係にあります。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:31:36
    「この点については、『ワードマップ 現代現象学』の「6-1 価値と価値判断」を読んでいただければもう少し詳細にご理解いただけるのではないかと思います。#wm_cp
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:32:14
    「というわけで、現代現象学の方向性で価値的現象の解明に取り組もうとするならこれを参照しない手はないでしょう、という意図のもと、ウィギンズ『ニーズ・価値・真理』をお薦めするわけです。」 #wm_cp --ここまで--
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:33:16
    ウィギンズ『ニーズ・価値・真理』の目次はこちら bit.ly/2xSQ2dc
  • 縮限 @contractio 2017-09-21 12:35:02
    また勁草書房の本になってしまいましたが・・・。 選者間に非公式の申し合わせ事項などが存在しているわけではありません。
  • gu @uemurag 2017-09-21 12:41:24
    ちなみにウィギンズと現象学の伝統を結ぶかもしれない人物として、Aurel Kolnaiを挙げることができます。bit.ly/2yqT99a #wm_cp
  • ティム・クレイン『心の哲学』

    植村玄輝さん
    ※目次:http://bit.ly/2xlFC2M

  • gu @uemurag 2017-09-20 22:19:36
    「魂」セクションに選書されているクレイン『心の哲学』にはPOPも書いたのですが、この本を現象学ブックフェアでお勧めする理由をもう少し説明します。#wm_cp twitter.com/contractio/sta…
  • gu @uemurag 2017-09-20 22:20:11
    クレインはこの本で、現代の心の哲学でさかんに論じられている問題を、すべての哲学者が賛同するわけではない見解を中心にした切り口から、彼の意見を織り交ぜつつ論じています。この見解は、次の二つの主張としてまとめることができます。#wm_cp
  • gu @uemurag 2017-09-20 22:20:24
    (1)私たちが自分の心について持つ科学以前の理解がどのようなものかをはっきりさせない限り、科学的な知見が私たちの心について何を明らかにするのかという問題に十全に答えることはできない。(2)私たちが自分の心について持つ科学以前の理解の中心には、志向性がある。#wm_cp
  • gu @uemurag 2017-09-20 22:20:37
    このまとめだけで、なんか現象学っぽいなと思った人もいるかもしれません。実際、クレインのものと似た見解が、ブレンターノによって表明されています(クレイン自身も(2)をブレンターノと結びつけているのですが、実はブレンターノは(1)のようなことも言っています)。#wm_cp
  • gu @uemurag 2017-09-20 22:20:50
    さて、(1)と(2)にもとづいて、クレインは、心の哲学の中心問題でありつづけてきた心身問題について、大胆な主張を表明します。クレインによれば、現代の心の哲学でで大きな影響力を振るってきた物理主義は、心身問題の解決法ではなくこの問題の源泉だというのです。#wm_cp
  • gu @uemurag 2017-09-20 22:21:02
    さらには、心身問題にどのような解決が与えられたとしても、私たちの心はどのようなものであるかについて大したことが分かるわけではないというのです。詳しくは本書の第2章を読んでください。心身問題に関する主要な立場を心的因果の問題への応答として整理する前半部分も有益です。#wm_cp
  • gu @uemurag 2017-09-20 22:21:17
    第2章以外も簡単に紹介しておきましょう。第1章では志向性の問題が導入されます。第3章では、意識の問題が扱われます。また、この章でクレインは物理主義をめぐる問題に立ち戻り、創発主義という20世紀後半の心の哲学ではほとんど忘れされられていた立場を擁護する議論もしています。#wm_cp
  • gu @uemurag 2017-09-20 22:21:35
    第4章と第5章では、私たちの心はどのようなものであるかという問題が、それぞれ思考(命題的態度)と知覚を事例として論じられます。第3–5章での議論の鍵となるのは、もちろん志向性です。#wm_cp

コメント

  • 縮限 @contractio 1日前
    『ワードマップ 現代現象学』とクレイン『心の哲学』を掲載しました。新しいものを先頭においてあります。

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