【憑依:TS/R18】氷井町クライム「むしばみ」

まとめました。 そろそろこのタイトル付けが、なんか怪しくなってきたのです。
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九重七志@憑依特化 @yorishirosama

犯罪者が 運動部の女子高生に 蟲になり脳へ侵入し乗っ取る slot-maker.com/slot/9133/ #女体乗っ取りスロット #スロットメーカー 脳クチュ……? ありかもしれないのです。

2017-08-12 18:46:01
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

▼ 夜の港。倉庫街。 人気はないに等しく、取引には絶好の場所だ。 「……本物だろうな?」 「ああ、勿論さ」「紛れもなく本物の、"脳盗蟲"だとも」 そう言って、女は透明の標本瓶を取り出す。 中には白い糸のような、ウネウネと蠢く"何か"が見える。

2017-08-12 21:09:39
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「本当にこんなもので、俺はこの稼業から足を洗えるのか……?」 男は躊躇うように、アタッシェケースの取っ手を握りしめる。 「保証しよう」「これを使えば君は、"全く新しい人生"を手に入れることが出来ると」 男は、ひとしきり逡巡する。

2017-08-12 21:10:50
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

やがて、意を決したように、ぽつりと告げる。 「――わかった、商談成立だ」 「OK」 男はアタッシェケースを差し出し、女の持つ標本瓶を受け取る。 「じゃあ、使い方の説明をしようか」 「……ああ、頼む」

2017-08-12 21:11:15
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

女は語った。そのグロテスクな生き物の"使い方"を。 男はヒヤリと顔を青ざめ、しかしすぐに冷静さを取り戻す。 「――そんな事を、するのか……」 「ああ、その通りさ」 「君の今までやってきた事と比べれば、たいした事でもないだろう?」 「……ああ、それも、そうだ――」

2017-08-12 21:12:19
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

男は何かを思い出すように、苦い顔立ちで目を閉じる。 「では、私はこれで失礼するよ」 「――"良い人生を"」 そう言い、女は立ち去った。 男は独り立ち尽くしたまま、透明な標本瓶を握りしめていた。

2017-08-12 21:12:38
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

『朝のニュースです』 『本日未明、XXX県YY市のZZ川で、男性がうつ伏せになって倒れているのを通行人が見つけ、警察に通報』 『男性は既に死亡しており、目立った外傷がない事から事件性は薄いものと――』 『男性の身元は分かっておらず、警察が確認を進めています――次のニュースです』

2017-08-12 21:15:54
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

朝のすがすがしい空気の中を、ジョギングする少女が一人。 耳に掛けたイヤーフォンからは、少し嫌なラジオニュースが流れてくる。 「(やだ、怖いなぁ……ZZ川とかすぐ近くじゃん)」 「(今日はコース変えた方がいいかな?)」 「(……でも、別に事件とかじゃなないなら、大丈夫だよね)」

2017-08-12 21:16:27
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

そんな事を考えながら、少女はいつものコースを走る。 後ろで括った髪が揺れ、項にさらりと汗が流れる。 「(うん、まあいいや。今日は河原を走るって決めてたし)」 分れ道に差し掛かり、川への道を選ぶ。 その選択を、彼女は。 後に"後悔"し、"そうして良かった"と思う事になる――

2017-08-12 21:20:41
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「(風が気持ちいい……うん、やっぱり来てよかった)」 涼しげな風が吹く、河川敷を走る少女。 暑い日の続く時期であるが、この時間なら涼しく気持ちのいい走りを楽しむことが出来る。 おおよそ、彼女のお気に入りのルーティンワークであった。

2017-08-12 21:23:00
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

やがて、大きな橋の下に差し掛かる。 「(ちょっと日陰で休んでいこうっと)」 少女は歩を緩め、ペースを落とし、ゆっくりと立ち止まる。 イヤーフォンを外し、ラジオアプリを止め、ふぅと一息を吐く。

2017-08-12 21:24:05
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

そして、角度の緩い堤防に座り込もうとした時。 なにやら、おかしなものがある事に気がついた。 「……あれ、何これ?」 橋の裏から、なにやら白い糸のようなものが垂れている。

2017-08-12 21:24:36
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「糸? でもなんでこんな所に……」 釣り糸か、何かか。 しかしそれなら、川へ向かって垂れているはずだ。 不思議に思い、少女は"それ"に手を伸ばす。 糸のようなものに、少女の手が触れようとした瞬間――

2017-08-12 21:25:14
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「……ひっ!?」 ぽとりと、"それ"が落ち、少女の身体に覆いかぶさる。 「やだ、何これ!!? 虫!?」 パニックに陥る少女。 糸は彼女の身体に絡みつき、するりするりと肌の上を這い回る。

2017-08-12 21:26:18
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「嫌! 気持ち悪い! 離れて――!」 その願いも虚しく、糸は少女の身体にますます強く食い込んでいく。 そして。 その先端は、彼女の耳の中へ、くちゅりくちゅりと"捻り込まれて"いく。

2017-08-12 21:30:38
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「痛い! 何何何あっあっあっ!? ら、やめて、なにこれ……」 奥へ、"奥"へ。 外耳――中耳――内耳――聴神経のそのまた奥へ。 彼女の"脳"の、内側が陵辱される。

2017-08-12 21:31:46
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「ぁっ、あぁ、あっ――?」 プツリと、痛みが消える。 代わりに、湧き上がってきたものは―― 「――あはぁぁぁぁぁっっ!!?」 抑えようのない、純化された"快感"。

2017-08-12 21:32:28
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

アドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン……。 ありとあらゆる脳内麻薬が、無理矢理に絞り出される。 「ンっっ!! ぁっ!! ぁぁぁぁっぁぁあ!」 ドパァと溢れたのは彼女の内側だけでなく。 彼女の履いていたレギンスは、多量の小水と愛液で洗われていた。

2017-08-12 21:34:10
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「っはぁぁぁ!? っっ! っぁっ! んあぁぁぁっっ!」 ビクン、ビクン、ビクンと。 くの字に曲げた身体を幾度も震わせる少女。 それも、やがて、終りが来る―― 「っっ!! ぁ…………」 "ぐちゅり" 「あぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁっぁあぁぁ――!!!!!」

2017-08-12 21:34:53
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

絶叫、絶頂。 そして意識は途絶し、気絶に至る。 その様は筆舌に尽くし難く、口舌はだらしなく開き、垂れる。 絡みついていたはずの白い糸は、しかして既に影も見えず。 その最後の一部が、耳の中へちゅるんと入り込んだ。

2017-08-12 21:35:39
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「……ぁ」 橋の下、倒れていた少女が目を覚ます。 先程の乱れ様が嘘のようだ。 どこもおかしな所はない。 「……俺、は……」 きょとんとした表情で、自らの手を見つめる少女。

2017-08-12 21:36:38
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

白い肌、細い指先、整えられた爪。 首筋には、後ろでくくられた髪の先が当たる。 少し目線を落とすと、 豊かに膨らんだ胸元が、その存在を強く主張する。

2017-08-12 21:38:18