リドルストーリーツイノベ Vol.2

お題の物語の続きを考えるという、遊び心のツイノベ企画です。 【依頼内容】 綺想編纂館からの依頼です。 「前半」の物語に続く「後半」の物語を探しています。 続きを読む
ツイノベ twnovel ついのべ twriddle
1
物語の前半(お題)はこちら
綺想編纂館(朧) @Fictionarys
席を外して戻ってきたその人の左右の手にはグラスがあった。お好きなほうをどうぞ、と視線の高さに掲げられた2つのグラスに「ひとつは毒入り?」と冗談混じりに尋ねれば、答えにならない微笑みが返される。選んだ片方を手にして相手へ傾ければ、指先に響く涼しげな乾杯の音。 #twnovel
物語の後半「グラスに隠された真実の物語」
なさわご@空想の街参加中(断続的に) @nasawago
@Fictionarys #twriddle クイっと飲み干して、毒入りではなかったようだ。あら残念、媚薬という毒を入れておいたのに、と君は涼しげに笑った。離席中に隠しておいた左手をポケットから差し出す。ならとっくの昔に侵されていたさ、結婚しよう。
綺想編纂館(朧) @Fictionarys
一口飲んだ次の瞬間には彼は他の女性に話しかけられていて、私が手渡したばかりのグラスで乾杯を交わしていた。手元に残ったグラスに口をつけながら、毒入りにしておけば良かったなんて物騒なことを思う。だって、笑顔に隠した一粒の涙の味なんて、貴方にはわからないでしょう? #twriddle
いぐあな・移民船SF @sou_igu
彼女が口を付けようとした瞬間、横からグラスが奪い取られる「お嬢様、うろんな物を口になさってはいけません」彼女の従者が素早くグラスを下げさせる「本当に過保護なのだから」彼女の困ったような口調とは裏腹の、睨む甘い視線に、僕は内心早々と白旗をあげて退散する #twriddle twitter.com/Fictionarys/st…
きむらひろき【く03a】コミティア @hiroki1970
#twnovel 毒入りに出来るならその方が穏やかに逝けるかも知れない。グラスを空けて呟く僕に、君は皺だらけの顔で強気に笑う「勝負は最後まで解らないものよ」もうすぐ砲弾の雨がこの町に降り注ぐ。そうだね、この命、強運の君に預けよう。 twitter.com/Fictionarys/st…
せら@hs 2/23文フリ広島B-13 @hswelt
私と貴方は協力関係。王宮では敵同士、水面下では役割分担の確認をする、それだけなのに。渡されたグラスの底から指輪が出てくる。「何の冗談?」「よく見ろ。それは私の家紋じゃない」「隣国か。私を飛び地の領地に送り込むなんて、洒落てるわね」なるほど、毒杯ではあったようだ。#twnovel twitter.com/fictionarys/st…
七歩 @naholograph
#twriddle  あれから幾年。私はこの国の王となった。私と乾杯した姉はその後すぐに国を追われどこかで結婚したのだとか。二つの運命のどちらかひとつ。飲み干した方をそれぞれが受け入れるという約束だった。「ひとつは毒入り?」姉の幸福を風の噂で聞くたびに、あの日の問いが私を呪う。 twitter.com/Fictionarys/st…
ゆら @yuraco
私は手を伸ばして片側のグラスの液体をもう片側に移し、ゆるゆると揺らして混ぜ、また等分にふたつのグラスに分けた。「もう一度、乾杯」「これで同じ運命ね」「嬉しい」 #twriddle twitter.com/fictionarys/st…
木宮和華 @nama_mono__
どうして毒入りだなんて、と微笑みの中に好奇心を足して聞いてきた。日頃の行いが悪いせいだ、と日々自分に対する悪戯をあげてやる。楽しいだろう?の言葉に否定は出来ない。君を選んだ時に既に被毒しているも同然で。…ところで涙目なのはそっちがハズレ? #twriddle twitter.com/Fictionarys/st…
綺想編纂館(朧) @Fictionarys
あの時、受け取ったグラスは確かに毒入りだった。遅効性の毒は今もじわじわと僕を苦しめている。乾杯を交わすことがなくなった今も、彼女を忘れられない甘い毒。カクテルに詳しくない僕に彼女が教えてくれたその名前を、Barのメニューで見かける度にまた彼女を思い出す。 #twriddle
楠樹 暖 @kusunokidan
#twnovel 底の見えないグラスを口元へと運ぶ。ニヤリとする真意はまるで見えない。グラスを傾けるとかちりと歯に当たる感触。出てきたのはダイヤの指輪。咳払いをして一世一代のセリフの準備。——あの時、もう一つの方を選んでいたらどうしたの?「給料の1.5ヶ月分さ」#twriddle twitter.com/fictionarys/st…
麗慈(たぬき) @vis1213
五感の全てを総動員させる。色は透明。グラス越しの触覚は頼りにならない。音は周りの喧騒と自分の心音。匂いは無臭。グラスに鼻を突っ込んだ所で、目の前の人間が盛大に吹き出した。「そんなに怖いかい?」残るは味覚。毒か、否か。口に含んで唇を重ねる。毒を喰らわば君まで。 #twriddle twitter.com/fictionarys/st…
リュカ @ryuka511
微笑み返してグラスを煽る。袖口に仕込んだ毒をそっとグラスに落として。喉から胸へ焼けるような痛み。喉を掻きむしって倒れる私を、あなたは驚愕の表情で見つめている。あなた一人が幸せになるシナリオはない。今でもあなたを愛しているから、私はあなたの人生を手に入れる。 #twriddle
水木ナオ @nayotaf
息を詰め煽った一口は酷く甘美な味がした。「いかが?初めての血の味は」「美味い。恐ろしい程に」そ、と彼女は微笑み、あら勿体無いと私の唇を舐める。掠めた牙の感触を惜しんでいると、「では改めて祝福を、新たに生れし闇の子に」今度は自分のグラスを煽り、赤く染まった唇が。 #twriddle twitter.com/fictionarys/st…
キヨシロウ @kiyoshiro_aoi
自らの軽口から生まれ出た疑念はグラスの交換を要求させ、しかしなお口を付けるのを躊躇わせた。相手の喉に液体が流れ込むのを何一つ見落とさないと目を見開き顔を紅潮させる。おのれが仕掛けた毒をくらってドス黒い血を吐き倒れるがいい。疑念はいつしか邪な期待と変わっていた。 #twriddle
ちりぬるをわか @IrhnIhht
気付くと目の前に広がるのは大きな青空と深い森、そびえ立つ宮殿。そこに息づく城下町。「まず街で情報を集めて、聖剣の在り処を調べよう」画面越しにしか行けなかった世界。焦がれ続けた世界。#twriddle 「私が行くのは天国じゃないの?」「それまでの道に冒険があったっていいじゃないか」 twitter.com/fictionarys/st…
秋桜みりや @mrycs0219
@Fictionarys 口に含んだ瞬間、熱と泡沫が舌で跳ねる。目眩と似た感覚に何とかグラスを置く。「お味はどう?」答える前に目の前が傾ぐ。「それは夢の味。触れられないが手を伸ばしたくなるならば、それが貴方の答え」また会いましょう。その声はグラスから流れる、何色ともつかぬ願いが聞いていた。#twnovel

綺想編纂館の依頼にご協力いただき、ありがとうございました!
2つのグラスに隠された「真実の物語」のページをたくさん寄せていただきました。
次回もぜひ、またどこかで。
(※お題のアイデアも募集中です)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする