創作荘ラインTRPG『ソーセージ・ケイブ』シナリオ６『悪魔の微笑』その７(完結)とシナリオ７『天馬の羽根』その１・その２　セッションダイジェスト

ぞろ目の八ことマスケッター（旧1d6） @hm1d6

#創作荘ラインTRPG　『ソーセージ・ケイブ』シナリオ６『悪魔の微笑』その７(完結)とシナリオ７『天馬の羽根』その１・その２ １　奪還した絵画から出てきた血糊つきの矢と、犯罪を記録したデータキューブは、結局一同が隠し持つことにした。どのような問題に巻き込まれるかは　２へ

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２　不明瞭ながら、絵の持ち主は八百年前に強い力を持っていたカウンポーズ社の重役であり、シェルター都市(これもカウンポーズ社製)で魔法の人工冬眠に入っていたので今も一族ごと生きている。その意味で好奇心を禁じ得なかった。ともあれ、少なくとも絵自体は返還されシナリオは終わった。　３へ

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３　一つの冒険が終わり、『はがねのきっさき』亭で束の間の休息を楽しむ一同に、一羽のフクロウが訪れた。それは、エルフのクラウファン(シナリオ３『湖畔の暴君』参照)からもたらされた。フクロウは人の言葉を喋り、クラウファンからの連絡を直接告げた。彼はエルフの隠れ里に帰り、　４へ

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４　ドワーフのヤガビー(シナリオ２『狼の輪廻』参照)と結婚していた。え？　エルフとドワーフの間で結婚できるのかって？　野暮をいうな。話がそれた。今や良きマイホームパパとなったクラウファンだが、悩みの種はエルフ同士の分裂だった。煩雑なので要点だけ述べると、エルフの中でも　５へ

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５　目的は手段を浄化するといった感覚の持ち主はいて、そうした連中がダークエルフといわれる。なお、『ダーク』とは、言動がそうなのであって見た目にダークな肌をしているのではない。念のため。そのダークエルフの中でも更に過激派を自認する５人組が、傭兵を傭い、昔ながらの穏健なエルフ達　６へ

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６　が持つ秘宝を奪った。秘宝は自分達にとって不都合な全ての魔法を無効化する働きがある。隠れ里が見つからないで済むのも秘宝がおおいに寄与している。ダークエルフ過激派は、隠れ里の中にアジトを作って立て籠った。エルフ同士の争乱が深刻化するのを憂えたクラウファンは、報酬と引き換えに　７へ

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７　一同に秘宝の奪回を頼んできた。一同は承諾し、新たな冒険が始まった。なお、秘宝は天馬の羽根を使わずにいじり回すと爆発することが教えられた。ダークエルフのアジトの出入口までは、クラウファンの魔法で転送してもらった一同。まず目にしたのは中庭だった。中央に池があり、赤だ青だと　８へ

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８　彩色された亀の甲羅がのんびりと日向ぼっこをしていた。池の周りには歩道があり、柳や樟が植えてある。まずは歩道を進もうとした一同は、化け物柳に襲われた。それは撃退したものの、迂闊に進まない方が良いと判断し、改めて出入口の近くを観察すると目立たない場所に立札があった。　９へ

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９　立札の中身を読み取り、魔女リリィが甲羅の色を音階にあてはめて順に読み上げると、甲羅が寄ってきて橋を作ってくれた。それを渡って中庭を過ぎると、今度は検査場に出くわした。検査場には十体の案山子が立っており、武具も防具も預かると言い出す。リリィはアジト内での安全を　１０へ

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１０　確保したいと述べたが案山子は納得せず、魔女クレソンヌ(NPC 。シナリオ２、６にそれぞれ登場。今回も引き続き同行)が咄嗟に奴隷を売りにきたと述べて切り抜けた。検査場を出て、アジトの建物の中に入る一同。クラウファンからの情報で、アジトは過激派メンバーに合わせて５つの　１１へ

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１１　区画に別れていると一同は知っていた。どの区画も飛ばすことはできない。最初はメタパウンドなるダークエルフの区画である。ちなみにメタパウンドは女性で、アジトの庶務を担当している。一同が最初に出くわしたのはオークの傭兵がいる部屋だった。オークは馬鹿揃いで有名では　１２へ

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１２　あった。しかし、一同の素性を怪しむ程度のことはした。リリィが奴隷と奴隷商人の一団だと答えると、オークは口々に品性下劣な要求をしてきた。どうにかそれらを断ったものの、はかばかしい情報は得られなかった。しかし、次に入った部屋で、ヘルハウンドの犬舎と飼育係を無理矢理　１３へ

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１３　勤めさせられているノームの奴隷に会い、ノームを解放しようと試みた時に警報が鳴り、先程のオーク達が現れて戦闘になる。オークは簡単に全滅し、ノームは解放された。謝礼として、一回だけ使える魔法のサイコロを受け取った。ノームはそのままアジトから魔法で去り、一同は次の　１４へ

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１４　人物に会った。それは、背丈や体格は８歳ほどの少女だった。いわゆるゴスロリファッションを身につけ、室内の調度品もシックなセンスに溢れている。しかし、床には焼け焦げた顔のない人形が幾つか横たわり、何より本人ものっぺらぼうだった。彼女は一同にゲームを持ちかける。　１５へ

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１５　のっぺらぼうも含め、参加者は、全員が重量も容積も色も香りも全て等しい牛乳入りのコップを一人一つずつ渡される。コップには一つだけ劇薬が混ざったものがある。中身をこぼしたり、飲んだり混ぜたり何かを入れたりしないで、劇薬入りのコップを当てられたら一同の勝ち。　１６へ

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１６　一同の誰かが劇薬入りのコップを指定した時、間違っていれば、指定した人間の顔を貰う(死ぬわけではないが能力は著しく下がる)というものだ。ゲームに勝てば、奪った顔は全て戻され、景品を貰える。一同は承諾し、席についた。散々思案した末に、ようやく正しい見分け方を　１７へ

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１７　リリィが思いつき、のっぺらぼうの少女は景品として劇薬入りのビンをくれた。なお、素性を問われた一同は、盗賊ルーフェス(NPC。シナリオ６に登場)が咄嗟の機転で創作荘のルポライターだと答えた旨を付け加えておく。彼女の部屋を出て、次に会ったのがガラス容器に閉じ込められた　１８へ

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１８　雪の妖精だった。のっぺらぼうから貰った劇薬をかけて、牢屋代わりになっていた容器を溶かして解放した。妖精は一応礼を述べ、最初はメタパウンドに協力するつもりだったのに、ノームを奴隷にして虐待したことで腹をたてたら閉じ込められたと説明した。それは良いのだが、とにかく　１９へ

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１９　この妖精は態度も口も悪くてたまらない。自分がくつろぐためのミニチュアハウスと調度品一式、更にはミニチュアハウスを置くテーブルにかけるテーブルクロスまで持ってくるよう一同に要求した。見返りに、全部そろったら負傷やステータス異常は全て何度でも無料で全快させるという。　２０へ

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２０　横柄さに閉口しつつ、一同は彼女の要求を受けた。それから先は、専ら区画内の部屋の内情を視認することに費やされた。具体的に踏み込んだ部屋もあるし、雪の妖精が要求していたミニチュアハウスや調度品も一部は見つけた。しかし、本格的な確認にはまだ至っていない。次なる展開を待て。