『海を見ないで〜』『堕天使〜』『邪馬台国の秘密』と三作とも面白い作品なのに読書が続かない。何故だろうなぁ、と思ったら 読 書 ス ラ ン プ だ
2011-03-20 21:57:26研究員「博士、松井の読書スランプは今年最大のものと思われます。このまま引きずると引越にまで影響が…」博士「うむ。『海を見ないで』『堕天使』『邪馬台国』という手練たちがいずれも途中で断念されておる。何か対策を考えねば…」
2011-03-20 22:47:47研究員「博士、ここは思い切って『シンフォニック』か『アルバトロス』を投入というのはどうでしょう?」博士「確かに奴ら巷でも評価の高い作品たちじゃ。しかし、わしの見立てでは松井は今、青春ミステリに食傷気味。ここで投入するのは、逆効果になるやもしれん…」
2011-03-20 22:52:29研究員「では、果敢に『お楽しみの埋葬』『パンドラ抹殺文書』の海外ミステリ勢を投入というのは如何でしょう?」博士「ばかものめ!今までそれで幾多の読みさし本を増やしてきたと思っているんじゃ!海外ミステリはヤツの調子がもとに戻ってからじゃ」
2011-03-20 22:57:22研究員「…では、どうすればいいというのですか?ブックオフに新メンバーを探しに行きますか?」博士「風呂に入り、布団を敷いて、パジャマに着替えてしまった以上、松井が外に出ることはない」
2011-03-20 23:00:56研究員「しかし、博士、再読用の本は全て引越のために段ボール匣の中に詰めてしまったじゃありませんか!?」博士「…そんなもの、あけてしまえばよかろう」
2011-03-20 23:05:52研究員「だめですよ!!お姉ちゃんに怒られますよ!!」博士「ばかもん!!お姉ちゃんを怖がっていて、本読みがつとまるか!!」
2011-03-20 23:08:24研究員「…しかし、誰を呼び出すというんですか?松井が好きな作家というと山風、連城、鮎哲…」博士「泡坂、梶龍、多岐川、麻耶…しかし、彼らは呼ばん」
2011-03-20 23:12:59研究員「なぜですか!?特効薬になりそうメンバーなのに!!」博士「そういう考えがいかんのじゃ!好きなものを好きなだけ与えていれば、いいわけではないじゃ!見ろ!こいつのポッコリお腹を!好きなものばかり採っている証拠じゃ!バランスが良くないのじゃ!」
2011-03-20 23:18:03研究員「…博士。もしや、大物を召喚するつもりですか?」博士「うむ」研究員「…『魍魎』?」博士「長すぎる」研究員「『女囮捜査官』?」博士「全五巻を探すのは骨じゃ」研究員「『大誘拐』?」博士「あれは匣の一番下に封印してもうた」
2011-03-20 23:23:38研究員「あっ!わかった!短編集ですね!『とむらい機関車』『天狗』、あっ『江戸川乱歩集』もありますよ!」博士「…長編じゃ」
2011-03-20 23:26:29研究員「じゃあ、何を召喚するんですか…」博士「長編で古典的な名作…そして松井がまだ再読していない作品…」研究員「まさか…」
2011-03-20 23:29:01