ライスのアニメ感想:#53 STARDRIVER 輝きのタクト(23)
- terry_rice88
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STARDRIVER 輝きのタクトEp.23「エンペラー」 震災の影響で一週休止でした。ようやくの23話目。今回はスガタの回。別離、そしてライバルとして、といった感じ。
2011-03-20 23:04:08スタドラという物語は今まで、南十字島における昔からの関係性を、突然、島に現れたタクトがその関係性を変化させていくという物語でした。最終章はいよいよワコとスガタ、そしてタクトの関係を変化させる段になったという所でしょうか。
2011-03-20 23:07:50ワコとスガタは物語の始まる前から許婚だったわけで、第一話でワコがタクトを助けた事によって物語が始まったと考えると、物語は収束すべき所に収束しそう。第一話でスガタが「許婚は昔から決められていた事で古い慣習にこだわるつもりはないし、新しい関係が出来るのなら、その方がいい」と言っている
2011-03-20 23:13:09このスガタの台詞が今回の展開に直結しているようにも感じますねえ。ワコもタクトもお互いに意識してるのは間違いないわけで。けど、ある一線を踏み出せていない。原因ははっきりしててもちろんスガタとの許婚の関係。この関係によってタクトは二人に引け目を感じてるし、ワコもスガタに気兼ねしてる。
2011-03-20 23:18:07だからこそ、スガタは稽古に賭け事を持ち出しているとも言えるかな。賭け品は「勝ったらワコとの婚約解消」。これが今回、賭け金があがって「勝ったらワコをやる」となった。多分もうスガタはタクトを認めてるし、ワコが彼と一緒にいたいといえば、それを認める準備は出来てたんだろうなあと思う。
2011-03-20 23:21:52けど、タクトは勝負の肝心な所で甘いし、ワコは許婚の関係やスガタの能力を慮って、自分を殺している。スガタから見たタクトとワコの関係って言うのは見ていて、煮え切らない関係なんじゃなかろうかと。ならば自分(スガタ)はどうするべきか?って問題になってくるんじゃないのかなあと。
2011-03-20 23:25:21それはつまりタクトの最大の敵として立ちはだかる以外、ない。という結論から今回の綺羅星十字団入団に至ったんだろうなあ。だからこそ、今回、スガタはワコとデートをしたのは、そういうことをうすうす感じてたからなんだろうなあと。
2011-03-20 23:28:52スガタが「どっちと結婚して、どっちが友達として会いに行くんだろう」なんてこと言っていたのは、ワコとタクトの選択に身を委ねたからなんだろうなあ。今まで色々な関係をタクトは変化させてきたけど、最後は親友であるスガタがタクトを変化させに来たと言う解釈をしました。
2011-03-20 23:34:21反面、スガタとケイトの関係については情報が小出しになっている印象でしょうかねえ。予告見てる限りだと、次回はそちらに割く感じですけど、今の所、スガタが綺羅星十字団に入団したって言う事実が先行してるから、そのいきさつが明らかになりそうかなあと。
2011-03-20 23:37:45さらにはベニオ率いるフィラメントの描写も差し込まれましたねえ。ジョージとテツヤは青春を謳歌することを受け入れようとはしてるけど、ベニオはスガタのことをあきらめきれていない。それまではベニオの騎士であると。二人ともベニオの事、心配してるんだろうなあ。
2011-03-20 23:42:47ベニオに関してはスガタの事を吹っ切れないと前に進めそうにないのかなあと。となると、失恋ってことになるのかも。スガタとケイトの関係に気付いた時どうなるかってことになりそうですねえ。
2011-03-20 23:44:37さて、ヘッドとタクトについては以前の複線の通り、一発殴られましたね、ヘッドがw まあ、これで終わりじゃないだろうから、次でどうケリをつけるかが見ものかなあと。ヘッドはタクトがソラの子だとまだ気付いていないくさいから、そこに気付けるかどうかでなにか変わって来るんだろうなあと。
2011-03-20 23:48:33恐らくは二人の関係が親子って事からも分かるとおり、エディプスコンプレックスが関わってくるんだろうけども、お互いにそれぞれを認め合う形になるのかなあ。その際、ヘッドの内なる時間が動かなきゃ、始まらないかなと。タクトと親子の関係が結べるかと言うことになってきそう。
2011-03-20 23:54:43タクトとヘッドを比べてみると、やっぱり異性に対する欲求の差があまりにも大きいからそこら辺が焦点になってきそうかな。好きな子をものにしようとしなくてどうするというすごく王道で単純な所を突いてきそう。そう考えるとタクトは恋に対して奥手すぎるなあと言う印象がしますしね。
2011-03-20 23:58:03今度は人工呼吸でもなく演技でもなくて本当のキスを、って形になるのが物語の鍵なのでしょう。リビドーが一つの対象に向かう事でエントロピーの拡散も抑えられるという結末にいたりそうかなあと、想像をめぐらせる事が出来ますね。
2011-03-21 00:02:35けど、その前に立ちはだかる壁はけっして楽なものではない。タクトはそれでもそこへ立ち向かう決心はしている。覚悟は決まっている。ではどうやって乗り切るか。というのを次回以降、私たちは見ることとなるのでしょう。
2011-03-21 00:05:09しかし、親子の対決より親友との対決が重要視されるのはやっぱり意義深い事なんだろうなあと。強い年長者ではなく、良き友であり、強敵というのがラスボスなのはこの作品の特徴の一つでもあり、テーマでもあるんでしょうね。「切磋琢磨することで青春を謳歌する」という。
2011-03-21 00:11:09青春の謳歌と言う点ではたしかに父親の存在は邪魔でしかない。ましてや、リビドーに飲み込まれて、いまだ青春のモラトリアムに囚われている人間なんてもってのほかであると言うことなんだろうと。夢を追いすぎるのも問題って事なのかもしれませんね。
2011-03-21 00:13:20しかし、いよいよ残り2話。どうまとまるのか。それを刮目して行きたいと思います。それでは今回はここまで。また次回です。
2011-03-21 00:14:08