川端龍子展@山種美術館 館長・山崎による作品紹介つぶやきまとめ

2017/6/24~8/20に山種美術館で開催された【特別展】没後50年記念 川端龍子 ―超ド級の日本画―展。会期中の館長・山崎妙子による作品紹介のつぶやきをまとめました。
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山種美術館 @yamatanemuseum

本日から川端龍子展の展示作業。「会場芸術」を目指した龍子作品はその迫力もサイズもまさに超ド級!作品を開梱し、組み立てて、展示するだけでもかなり時間がかかります。細心の注意を払いながら作業は進められます。(山崎)#山種美術館 pic.twitter.com/UfAfKGMvNS

2017-06-22 12:15:35
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昨晩展示替え作業が無事終了し、今日から川端龍子―超ド級の日本画―展が始まりました。《鳴門》《草の実》《龍巻》など、迫力満点の大作づくしの会場はまさに圧巻!超ド級揃いの山種美術館の展示室に。ぜひお出かけください。(山崎) 山種美術館 pic.twitter.com/kPAIskd8Fk

2017-06-24 10:23:59
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川端龍子 《真珠》(山種美術館)。「会場芸術主義」を提唱した第3回青龍展の出品作。3人の裸婦という画題、壁画を思わせる大画面からは、既成の枠を飛び出し、大衆をより強く意識して新たな日本画に挑む龍子の意欲が汲みとれます。(山崎) pic.twitter.com/kXYlqPhaWl

2017-06-26 12:00:10
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川端龍子《草の実》焼金、青金、プラチナ泥など数種類の金を駆使した作品。平安時代の紺紙金泥経に着想を得て、小画面を大画面に、神聖な主題を身近なテーマへと置き換えた点に龍子の先駆性がうかがえますね。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/3eewVHgDZ8

2017-06-27 12:24:57
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展覧会サブタイトルの「超ド級」。『広辞苑』によると、もともとは「弩級艦」と呼ばれたドレッドノートを超える大きさの戦艦を指す言葉。ぜひ会場で、龍子が創り出す「超ド級」の日本画のダイナミズムを体感してくださいね!(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/mnX9I7dZjK

2017-06-27 12:26:30
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川端龍子《龍巻》。当時、日本領と米領の島が混在する波乱を象徴し、サメ、アカエイ、タチウオ、クラゲ等を巻き込む様子を描いています。龍巻で舞い上がる構図を、下図の段階で天地を逆にしたそうですよ。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/qOhg2vcvGk

2017-06-28 12:02:14
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昭和20年8月13日、龍子邸に爆弾が落下。《爆弾散華》はその様子を描いた作品。大小の金箔が閃光や爆裂の衝撃を生々しいまでに伝えています。「散華」は仏の供養として法会(ほうえ)で花を散布することを指します。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/06wKjVoxba

2017-06-29 13:23:27
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川端龍子 《鳴門》 (山種美術館)渦潮の迫力が大画面で迫ってくるこの作品、実は龍子は阿波の鳴門を見ておらず、神奈川県江ノ浦の写生を元に、鳴門をイメージしたそうです。約3.6kgも使われた群青の鮮やかな色彩にもご注目。(山崎) pic.twitter.com/xLUCU8NZ0Y

2017-06-30 12:04:18
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今回出品されている、第1回青龍社展覧会の図録と 展覧会ポスター。 同展の図録やポスターは龍子自らがデザインし、制作しています。表紙の文字も龍子の自筆。 新たな日本画を目指そうとする意欲が表れた力強い文字ですね。(山崎) pic.twitter.com/jm5c2Hojet

2017-07-03 16:16:40
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山種美術館 @yamatanemuseum

1929年、龍子が「健剛なる藝術の実践」を掲げて樹立した青龍社第1回展の時の記念写真。会場の東京府美術館前のショットです。 後列左から2人目、「青龍社」旗の左下にいる人物が龍子ですが、和服姿の写真は珍しいそうですよ。(山崎) pic.twitter.com/VfwhwzRMXn

2017-07-04 12:21:26
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ドジョウを咥えた白鷺の足元には、スッポン、鯉、ナマズ、蛙などが描かれた 《請雨曼荼羅》。熱さで干上がった水辺に餌を求めて白鷺が舞い降りた光景です。龍子によれば「仏界の両界曼荼羅」からヒント得たそうです。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/XyBnJhz4TB

2017-07-05 12:10:08
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山種美術館 @yamatanemuseum

《火生》 は高野山明王院で見た《不動明王二童子像》(赤不動)に刺激され、火を描きたい衝動に駆られて制作した作品。龍子はこの像から、野に放たれた火に囲まれ、剣で草をなぎ払った日本武尊を想起したそうです。(山崎) pic.twitter.com/9IQCuRpr6g

2017-07-06 12:00:20
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山種美術館で収録が行われたNHK「日曜美術館」の放送予定は変更になる場合がございます。テレビ番組情報などでご確認ください。(司会:井浦新、高橋美鈴、ゲスト:会田誠) www4.nhk.or.jp/nichibi/x/2017… pic.twitter.com/bj9FI8HCBM

2017-07-06 19:43:34
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山種美術館 @yamatanemuseum

昨日山種美術館で収録が行われたNHK「日曜美術館」。司会の井浦新さん、会田誠さんも以下のようにその様子をお伝えくださいました!ぜひ放送をご覧くださいね。(山崎) 井浦さん:instagram.com/el_arata_nest/ 会田さん:twitter.com/makotoaida/sta… pic.twitter.com/YYlYETCYqZ

2017-07-06 19:43:52
会田誠 @makotoaida

昨日はNHK日曜美術館、川端龍子特集の収録のため、山種美術館に行きました。半可通の知識で主観的に喋った内容もさることながら、自分の圧倒的な滑舌の悪さに絶望しました。つくづく教養番組向きの人間でないことを自覚し…その後ヤケ酒…

2017-07-06 09:53:15
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今日は七夕。皆様は何か願いごとをしましたか?川端龍子《百子図》は、戦後、「日本に象を」という子供たちの願いがインドに届き、インディラという象が到着した様子を描いた作品。喜ぶ子供たちの様子が可愛いですね。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/Ax0xU4kd3c

2017-07-07 12:32:25
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《慈悲光礼讃》。梅雨明けの朝日が池に差し込む様子を描いた「朝」は東京・大森でよく目にした光景、夕陽を背に1頭の牛が現れるさまを表した「夕」は、栃木・日光の牧場で目にした光景をもとに描かれた作品です。(山﨑)@山種美術館 pic.twitter.com/tZDvhUxPhN

2017-07-07 12:33:47
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《花と鉋屑》。龍子は「普請道楽」と称される程の普請(建築)好き。本作品は、蓮田に毎年咲く蓮花と、その根元に浮かぶ鉋屑を洋画風の筆致で描出。淡い金泥が施された蓮花は、見る方向によってキラキラと輝きます。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/RoAYZiA2Fb

2017-07-08 12:05:14
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本日の山下裕二先生の講演会。先生が長年にわたり注目され、数多くの作品をご覧になられてきた川端龍子を先生ならではの鋭い視点で読み解いていただき、大変勉強になりました。山下先生、ありがとうございました!(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/VONo0Iim9f

2017-07-08 19:41:20
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現在山種美術館で開催中の川端龍子―超ド級の日本画展。6月26日に開催されたプレス内覧会での山下裕二先生の見どころ解説の動画をアップいたしました。ぜひご来館の前にチェックしてみてくださいね。(山崎) youtu.be/UVfOaVb7ZSg

2017-07-11 18:27:05
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《香炉峰》は連作「大陸策」の第3作。軍の偵察機に同乗した体験を基に、半透明の飛行機と中国の大地を描いています。画家自身によれば日本画で「飛びつつある飛行機をどう、どこまで表現し得るか」に挑んだ作品。 @山種美術館(山崎) pic.twitter.com/yjP3UQu7f8

2017-07-12 12:15:51
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昭和12年、海軍省嘱託画家として中国北部を旅し、飛行服に身を包み、スケッチブックを手にした龍子。上空から見た長江の大観を描きたかったそうです。《香炉峰》のパイロットは自身の姿という着想もユニークですね。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/eVERxZiCv9

2017-07-13 12:37:44
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第11回青龍展に《香炉峰》とともに出品された《五鱗》(山種美術館)定宿の池の一隅に集まる鯉から着想を得たそうです。「三尾でも不可、四尾でもいけない。五尾の集りに抜き差しならぬ偶然の約束がある」と龍子自身が述べています。(山崎) pic.twitter.com/ToldcNsCtl

2017-07-14 12:25:34
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明日は海の日。龍子は海を題材にした作品を多く残し、川端龍子 《黒潮》(山種美術館)もその一つ。波打つ海原に7匹のトビウオが飛翔する。スピード感の溢れる筆致、リアルに描かれたトビウオの鱗や腹の艶にもご注目。(山崎) pic.twitter.com/Ko7UtRGPSI

2017-07-16 12:01:21
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大観・玉堂・龍子が異なるテーマを受け持って制作した兼素洞主催の「松竹梅」展。 龍子の 《梅(紫昏図)》(山種美術館) はこの第1回展出品作です。 昭和30年の初回には龍子が梅、大観が松、玉堂が竹を担当したんですよ。(山崎) pic.twitter.com/DETvElgRjA

2017-07-18 12:35:38
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川端龍子 《梅(紫昏図)》 、横山大観《松(白砂青松)》 、川合玉堂《竹(東風)》の三幅対(すべて山種美術館)。 本展では龍子の 《梅(紫昏図)》のみの展示ですが、それぞれの画家の個性があふれる興味深い作品です。(山崎) pic.twitter.com/d8xBy413p1

2017-07-18 12:37:26
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