日向市のPR動画は、夢中になる喜び、自己肯定感の獲得、自己肯定感とセルフケア、視界が広がり世界が広がることの素晴らしさ、のお話。
日向市のPR動画「Net surfer becomes Real surfer」が、第6回観光映像大賞のファイナリストに選ばれました!
ファイナリストには、全国各地で制作された観光PR映像462作品の中から、10作品のみが選ばれています。
http://www.tabimoja.com/kankou6/
今後はこの中から、大賞1作品が選ばれ、6月1日に開催される「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017 オープニングセレモニー」で発表される予定です。
→ https://www.instagram.com/p/BTiPNTmglDq/
動画中のひょっとこと踊りには、ちゃんとPRの意味があるのでした!
→ https://www.instagram.com/p/BXaXeD-nl9M/
2016/08/04 に公開
宮崎県日向市お倉ヶ浜海岸
youtu.be/JPbGNkVom6wv
こちらは物語仕立てでない、純然たる海岸紹介です。
海岸の全体像がよくわかる、これはすごい。
「ルッキズムぅぅ!!」と湧き上がる理由の一つは、
「動画」の前に、
この「記事のタイトルと画像」が目に入った印象から即
「セットのメッセージ」と思い込んでいるからだろう。
師匠ヨーダが主人公を認識した最初は
「広い海岸で立っている自分のボードに、後ろから頭ぶつけてきた奴」。
おかしいでしょ。どんだけ視界狭いの、ってことで。
ヨーダはこう思うはず。
なんだなんだ? んん?
この素晴らしいお倉ヶ浜海岸に来て完全に閉じてるこいつ、変だな?
※下を向き、砂浜らしからぬ着こんだ服装、全身で「閉じた防御姿勢」を表現している。
だから、「(ハッピーなこの)海(に)、似合ってないね」
主人公の「ほっといてください」を意にも介さず
「あれ、やってみない?」とサーファーを指さし、サーフィンに誘う。
「閉じてないで、飛び込んでみなよ」という誘いです。
「この素晴らしき我らが世界、ハッピーワールドへおいで」。
もし「太っているのが似合わない」だとしたら、
その「太っている人にサーフィンをさせる」のは虐めじゃないですか?
ラストで二人並んで海を見てる。
主人公は堂々とした姿勢でまっすぐ海を見てる。
最初と今の姿が続けて登場するのは、ヨーダの回想。
自信なげだった主人公が、自信に満ちて立っている。
ヨーダの「海、似合ってきたね」は「海を楽しむ人になってきたね」です。
まぁ、そうは言ってもジャッジはジャッジです。
だからこそ、最初も最後も主人公は「ほっといてください」
=評価なんていりません、と拒否しているのです。
これを言わせた制作陣、うまいじゃないですか。
「ほっといてください」にニュアンスの変化はもちろんあります。
「閉じてる自分をほっといて」→照れ+「関係ないっすよ」+自立の気配
主人公がヨーダに依存していたという意味ではないですが、庇護されていた感は十分にあります。サーフィンもオフショアも。
ヨーダについて海へ、だったのが、ラストは「一人で」海に走って行く、ヨーダが追いかける描写はなし。
多分、笑顔で見ているのだと思う。
ヨーダの視線と視聴者の視線が同一化する瞬間だと思う。
ほんとこれ好きだわ。
追記
ヨーダと「似合ってないね」について、新説が出ました。
YouTubeに動画の詳しい情報があります。
>トータルの撮影日数は11日間でしたが、東京でもサーフィンの陸トレ、筋トレ、食事制限を継続。結果、99.8キロの体重が82キロにまでやせ、~ボードの上に立って、ピースできるまでになりました。
オリジナル楽曲の英語歌詞・和訳もいいよ!
YouTubeに動画ページで読んで~!
さらにさらに、音楽と映像のタイミングをぱちっと併せているのがまたいい。
序章(落ち込み→検索) BGMなし
海岸空撮からBGM、イントロ(けっこうある)、
そしてヨーダが海を指さした瞬間、歌詞の第一音が聞こえるのですよ!
ヨーダが海を指さした瞬間から、知らなかった世界の始まり!
ABA’のAとA’。 こうして見ると色と色から感じさせるイメージも対比させているがよくわかる。 肉しか見ないなんて信じられない。 pic.twitter.com/mxDmBgQ81o
2017-08-26 17:34:10太ったままでいいじゃないか、については 泳ぐのもままならず、沖に漕ぎ出す体力もない、そこから始めて立ってピースできるようになるまで、みっちりやって体が変わらないとしたらそっちが不自然。 体を絞る「程度」をどうするかという話だと思う。
2017-08-26 17:38:24台詞、音楽、演出、構成、数々のうまさ
@makoamd @311035 @virus2003 @naka__35 @miraiko @honeking コメント読みました。わたしが一番気に入った部分は最初と最後の二人の対話がオーディオじゃなくて画面にテキストで表示されている点。思わず耳を傾けたくなり感情移入してしまう。このCM制作した人たちはチョー技能が高い。どこの会社なんだろう。あと、音楽がオリジナルでとてもよく出来てる。
2017-08-26 10:00:32@MiyamaeYukari @makoamd @311035 @virus2003 @naka__35 @miraiko 初めまして。とてもよく考えて時間もかけて丁寧に作られていると思います。ご指摘のセリフが音声ではなくテロップなのも、レトロな感じを出すだけでなく主人公の「ほっといてください」の口調が最初と最後で変化した事を視聴者一人一人が自然に追体験できるようになっていて極めて効果的ですね。
2017-08-26 10:20:35@honeking @MiyamaeYukari @311035 @virus2003 @naka__35 @miraiko お二人のおっしゃる通りで、「音と台詞」の扱いも、ものすごくうまいと思いました。 最初は「台詞を字幕にすることで、素人の稚拙さが目立たなくていいのかも」(師匠は役者ではない)と思ったのですが、それよりずっとたくさんの意味がありました。→
2017-08-26 10:34:31@honeking @MiyamaeYukari @311035 @virus2003 @naka__35 @miraiko オリジナルソングで60年代風にしていることと、字幕、がレトロ感の調和。 細かいカットそれぞれに、二人や周囲との会話を想像させる余白。 よくよく考えると、二人の会話は最初と最後の字幕以外表示されていないのですよね。だからこそそこが際立つ。
2017-08-26 10:37:07@honeking @MiyamaeYukari @311035 @virus2003 @naka__35 @miraiko なおかつ、通しでしっかり音楽を聞かせる。オリジナルソングの歌詞ならではの、完全に動画に同化したメッセージになってる。 さらにさらに、海岸の空撮からイントロが始まり、ヨーダが海を指さしてサーフィンに誘った瞬間に歌が始まるんですよ! 新しい世界の始まり! もう、舌を巻きます。
2017-08-26 10:38:53わたしは60年代のサーフィングミュージックを聞いて育った年代なので、あの曲聴いた時、わー、誰だったっけ?と記憶を辿ってみたほどよーく理解して作曲、作詞、ミキシングされているので、感動しましたよ。たった数分内に込められた情報密度がとても高い。 twitter.com/makoamd/status…
2017-08-26 10:40:44アウトドアやってる人からの意見
@makoamd ネットの中では人は万能で最強だけど、サーフィンに良い波の中では人は最弱。 自然に逆らおうとしても溺れるだけど、うまく寄り添うことが出来れば楽しい思いも出来るし、人間は本来どんなもん?てのが何となく腑に落ちる。 アウトドアする人からすると、これにヒステリックになる意味が分からん。
2017-08-26 04:51:15@makoamd この作品の凄いとこは実際の役者さんがおそらくガチでサーフィンにトライした結果、驚異的にまで体を絞り込んでる。 こんなこと演出意図でそうそう出来ることじゃない。 波に揉みくちゃになってるのも、演技じゃ無いと思う。 本来人は体を動かすもので、結果その体型がある。
2017-08-26 07:16:22@3tk11 youtu.be/WsMU4OFnSeQ こちら日向市のチャンネル動画ページで、陸トレ、筋トレ、食事制限をしたことが書いてありますが、総期間2ヶ月半、ずっと滞在して連日サーフィンできたわけではないので「ドラマ世界」を成立させるために必要だったと思います。
2017-08-26 07:24:44@3tk11 ドラマ世界がリアルの場合、2ヶ月超でどこまでどうなるかは誰にもわからないと思います。統計があるでなし、熱中度合い、運動量、師匠ヨーダに近づきたくて食事管理するとか、(こっそり)筋トレするとか、また落とした体重のうち数キロ分は失恋・焼け喰いで急激についた分だったとか、いろいろ。
2017-08-26 07:28:11