君の背景×横山

よつげ @Eight_os

１ 「もう別れよ…お前も疲れたやろ？」 「やだっ…侯くん！」 またや… また彼女を傷つけてしまった。 彼女と付き合い始めてから、もう何年経っただろう。 最近、こんなケンカをしょっちゅうするようになった。 …俺やって、ほんまに彼女と別れたい訳じゃない。 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

２ ただ、こんなアホでどうしようもない俺。いつ嫌われてもおかしくない。 今だって。 …こうやって、うまく言えないから傷つけて。それくらいなら別れた方がええ…のかもしれない。 次の日は仕事が始まるんが早くて、彼女にちゃんと謝れんかった。 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

３ 帰ったら、昨日のことちゃんと謝ろう。 そう思いながら家を出た。 …仕事は早く始まったせいか終わるのも早くて、俺は夕焼けに染まる家路を歩いていた。 すると視線のずっと先の方に、見覚えのある後ろ姿。 アイツがいた。 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

４ 買い物かなんかの帰りなのか、重そうなレジ袋を持って頼りなく歩いていた。 俺は思わず駆け寄る。 とは言え、ケンカいた後でうまい声のかけ方なんてわからん。 「…おぅ」 とりあえずそう声をかけた。 …なにがおぅや！もっとましな言い方あるやろ！と思いつつ。 #エイトで妄想

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５ でも彼女は別に変な顔一つせず、 「あ、侯くん」 と笑いかける。 …ほんまええ女。 だから目が離せんくなるねん。 「侯くんも帰り？」 「おん。てかそれ重ない？笑」 「重い。でも大丈夫！」 「大丈夫ちゃうやん！持つって！」 「んー、じゃあ片方！」 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

６ 「…何これ、めっちゃ変やん笑」 ２人で一つのレジ袋を持つ。 人前やし…と思ってたけど、彼女はその片方を、家に着くまで離さなかった。 …いつの間にか、彼女が車道側を歩いとった。 駆け寄った時は、確かに俺が車道側やってんけどな。 やがて、家に着いた。 #エイトで妄想

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７ 「ただいま〜あー重かった」 「疲れたんやったら変わったのに笑」 ２人で並んでソファーに腰掛ける。 「…なぁ。」 「何？」 「昨日、ごめんな？」 「いいよ、いつものことだし。」 寂しそうに笑う彼女の顔が胸に痛い。 …だから、今日は素直になろうと決めた。 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

８ そっと彼女を抱きしめる。 「侯くん…？」 「…好きやで」 耳元で呟いた。 慣れてないから顔が熱くなる。 …彼女も多分、気づいてるんやろな。 「私も」 呟く声を聞いた。 お互いに見える景色は、少しずつ違うけど。それをお互い、補っていけたらいい。 末永く。 #エイトで妄想

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さて、これは関ジャニ以外のある歌手のある曲の妄想でございました。 エイト語りむずい。関西弁。 pic.twitter.com/ru6qXRM3NZ

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