昨日、またふらっと東洋文庫に立ち寄って見た貴重資料の数々。これは科挙の最終試験「殿試策」をトップ通過した方の答案なんですが、もはや芸術品。フォントのように整った文字。最終試験という最も精神的にも負荷がかかる時にも一糸乱れず。 その気迫、崇高さが伝わってきて圧倒されました。 pic.twitter.com/CeBfR09cfO
2017-08-28 23:13:48東大も芸術的な数学の答案でもあったら公開すればいいのに。 あっ、廃棄しちゃった? twitter.com/jardinpluie/st…
2017-08-30 09:53:14版本のように綺麗だ!! twitter.com/jardinpluie/st…
2017-08-30 09:43:14これが人間の肉筆なのか.... twitter.com/jardinpluie/st…
2017-08-29 23:15:51科挙の答案は筆跡から受験者が特定できないように専門の書記官みたいな人が書き写したものを審査することになっている。この画像はそれ。 twitter.com/sakaima/status…
2017-08-30 08:30:38なるほど、そういうことでしたか。それにしても、書記官が書写したっつーても、やっぱり人間の肉筆なわけで、すごいなぁ.... twitter.com/trinh_JP/statu…
2017-08-30 08:42:27@sakaima 失礼します、どうも採点のために作った謄写では無さそうです。本人の直筆ではなく謄写してものだとは思うのですが、「では何なのか?」というのは私の方ではちょっとはっきりしません。失礼しました。
2017-08-30 15:09:15あ、ホントですね。『清史稿』選挙志に「士子用墨,曰墨卷。謄錄 用硃,曰硃卷。主考墨筆,同考藍筆。」とありました。筆者の誤りを指摘した付箋がついてたので、謄録が謄写したものだとばかり…。右に朱筆で登第順位がありますから、御覧のために清書したもの?(にしては誤写がそのままというのは twitter.com/lang0110/statu…
2017-08-30 14:46:09@trinh_JP 明史でも同様のようですね。また殿試策は謄写しなかったとも言いますし(宮崎『科挙』)、東洋文庫のアレがいったいどういうものなのか、ちょっと悩みますね。
2017-08-30 14:56:58すみません。どうも採点のために作った謄写では無いようです。採点のための筆写は朱筆で行うし、加えて、宮崎市定の『科挙』だと殿試では筆写は行わないと書いてあるそうです(当該画像は殿試の答案)。「では何なのか?」というのは私の方ではちょっとはっきりしません。
2017-08-30 15:11:34採点のための朱筆での筆写の例はこんな感じの模様(康熙3年の会試)。主任採点者が黒筆で、次席採点者が藍筆らしい。 pic.twitter.com/aZTwss00tt
2017-08-30 15:22:47殿試策に採点用コピーは作らない件、宮崎市定『科挙』(全集15巻、369頁)に「殿試の答案である対策は、姓名を書いた部分を糊ではって封じるだけで、あとはそのまま審査員たる読巻大臣のもとへ届けられる」云々とある。
2017-08-30 15:28:05ちなみに出典は台湾の中央研究院歴史語言研究所の歴史文物陳列館のノートで、こんな感じでところどころにマニアックでイカしたカラー図版が挿入されてます。私は何故かこれを東洋文庫で買いました。もしかしたら今でも売ってるかも。 pic.twitter.com/4GVgXgiGXG
2017-08-30 15:36:22@Archer12521163 おお、お持ちでしたか。図版自体もマニアックなものが多いですが、巻頭や巻末にまとめてじゃなくて、ところどころに数枚ずつ挿入されてるのがポイント高いと思います。
2017-08-30 15:54:50