キャラ設定はキャラと物語の接続点 ~ 榊一郎 ラノベのレシピ 補習授業@Twitter

榊一郎先生のライブ版創作講座「ラノベのレシピ」の補習授業です。 参加されていた編集さんから、「キャラ設定に関する話が飛躍しすぎていて、一般参加者との間で認識の齟齬がでるのではないか?」という指摘を受けた榊先生。 今回はその「キャラ設定」に関する補習授業を行います。 続きを読む
小説 創作 榊一郎 新人賞 ライトノベル ラノベ キャラクター作り
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榊一郎 @ichiro_sakaki
通常運転の証に自粛していた創作講座でもやりますかね。ちょこちょこ以前のロフトプラスワンのイベントを御覧になったプロや編集者の方の意見もこっちに来てるし。
榊一郎 @ichiro_sakaki
以前、ロフトプラスワンの創作講座を見に来てくださっていた編集者御二方から、意見。「榊さん、あれは無理」「すごい飛躍があるよ、気付いてない?」……え? なにが? と思ったんですが。 #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
どうも、キャラ設定というものに対して一般の人と、檀上に居た三人(榊、神野さん、空埜さん)との間で認識に差があるのではないか、というご意見。当初はそう聞いても意味がよくわからんかったのですが、話を聞いていると、何となく分かって来た。 #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
基本的にキャラ設定というものに対する認識の差がある――これはつまり、私や神野さん、空埜さんはキャラというものを形作る要素を作る際に、「スペック」ではなくて、「どう物語に奉仕するか」というポイントをまず中心として決めていくという事。 #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
逆に言うと、どうも、キャラ設定というものを、単なる能力や出自のスペック表――RPGのキャラ表みたいに考えている人がキャラ設定でつまづく人に多い、という話が編集さんから出ていまして。ああ、なるほど、と。 #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
例えばロフトプラスワンで行ったネタの、「自分をトースターだと思い込む少女の話」――これであれば、私は三題噺のネタとして諸々をいじくっている際、「自分をトースターだと思い込む少女」というものを思いついた時点で、「トースターだという思い込み」を #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
ドラマのフックとして使う事を考えてます。トースターだと自分の事を思い込む、自分に言い聞かせる、そんな少女が「私は人間だ」と言う、これはまあドラマの定番パターン「人間性回復」の王道で。そういう使い方を込みで「自分をトースターだと思い込む」という属性を少女につける。 #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
逆に言えば単なる個性付け、特徴付けでこういう設定を追加している訳ではない、という事です。つまり五代先生の言うところの「物語に奉仕」しない設定を並べてもキャラ設定にはなりにくい、と。その辺、我々は殆ど無意識の内にやるので、 #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
編集さん達の言うところの「飛躍」がそこにあったのではないか、という話。すいません、その辺は確かに意識してませんでした。 #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
他にも、クールビューティという属性をヒロインにつける場合。キャラが多い話では、単にバリエーションとして付けちゃう場合も確かにあるんですが、ヒロインやメインキャラとして出す場合はそうはいかない。というよりそう「出来ない」。 #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
クールビューティであるという「属性」をただ、付けて物語の中におくだけなら、それは「この子ヒロイン」と書いた御札を人形にはっておくのと大差無い事になってしまうのですな。クールであるならばそのクールであるという部分が物語にどんな影響を及ぼすかを込みで設定する。 #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
そのクールさを肯定するのか、否定するのか。肯定するなら、主人公が彼女のクールさに違和感を持っていたのが、納得するまでの物語になるでしょうし、否定するなら、ヒロインが主人公達との触れ合いで氷の心を溶かすまで、が物語になるでしょう。 #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
逆に言うと、物語に影響を与えない様な、数値やら、個々の能力なんてのは、最初のプロットの段階で設定する必要はないんですよ。むしろ適当に余裕もたせておいた方が実際に書く時には楽です。 #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
数値と言えば例えばヒロインのバストサイズとか(まずそれかよ)もそうですが、それが物語に影響しないのならば、AカップだろうがDだろうがEだろうが関係無い訳で。でも逆に「胸が大きすぎる事を気にしている」ヒロインが、「自分の胸を誇れる様になる」までの話なら #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
それは多分、センチ単位で緻密な設定作っておいた方が、物語を転がすフックが増えるので、やっておくべき、とか。 #sousaku
たうと_tout @muhyoooo
@ichiro_sakaki クールビューティーというキャラ設定というものをただのマクガフィンにはできないのですか?
榊一郎 @ichiro_sakaki
@muhyoooo ああ、勿論、ただのマクガフィンにも出来ますが、それはそれで「物語に一切影響を及ぼさない」という「孤立性」がキモですから(つまりは消極的影響とでも言いますか)、むしろ、「マクガフィンだよ」と設定しておかないとまずいというか。 #sousaku
海法 紀光 @nk12
@ichiro_sakaki テーマから設定作るのも、設定からテーマ作るのも両方向、ほとんど無意識に往復しますものねぇ。
榊一郎 @ichiro_sakaki
@nk12 ええ。無意識というか、癖ですよね。でも考えて見ればそこが一番素人さんには大変なんだと言われればその通りで。ちと反省した次第。 #sousaku
けやき あきひと(としあき @zelkovatreefolk
@ichiro_sakaki デスキン等のネーミングがそれに当たるのかな、と。ふと #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
@ZelkovaTreefolk ああ、確かにそうです、というかデスキンは確か、BLADE師のデザイン画に書き添えてあったのが最初かと。「主にきつく突っ込むメイド」は物語の各場面にどう活かすか認識済みでしたが、その突っ込みにアレを使うというねたは後付け。 #sousaku
斬缶刀 @zan_sun
@ichiro_sakaki なんだか作品を読んだ読者が「謎が全部解明されていない」と言っているけどそれら全て明かさずとも物語になんの影響も不都合もないものだった、みたいなのが浮かぶ話ですねぇ 二次創作界隈で言えば話に絡まない無駄な属性・情報は妄想のための材料にされたりしますけど
榊一郎 @ichiro_sakaki
@zan_sun ああ、それがまさに先程別の方がおっしゃってた「マクガフィン」ですよね。<何の影響も不都合もないもの #sousaku
MISSION QUEST @mission_quest
旨くとりようのある伏線でごまかして、設定に余裕を持たせておくことが出来れば、話の展開次第でどうにでもいじれて楽なんだろうなぁ(そうそううまくできれば苦労しないだろうけど) RT @Aznyan_Ultimate: RT @ichiro_sakaki: #sousaku
榊一郎 @ichiro_sakaki
@mission_quest まあ、伏線云々はまた少し別の話になりますが、その通りですw #sousaku
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