新人法務パーソンへ

まとめました。
法務 メモ
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QB被害者対策弁護団団員ronnor @ahowota
「もし良からぬことが起こったら」はリスクマネジメント。例えば、営業が契約を取って来た。夢と希望に溢れ、大儲けできると確信し、早くビジネスを始めたい。そこに ・コンプライアンス? ・相手の不払リスク? ・知財? 等、「結婚時に離婚を考える」質問をするのが法務。 #新人法務パーソンへ
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逆に言うと、比較的多くのビジネスパーソンが、「リスク」と「その対策」の話ばかりする法務と距離を置く傾向にあり、法務に相談する場合でも「ルールだから」と「仕方なく」相談するに過ぎないことを踏まえ、その中でいかに法務部門の存在価値を理解してもらうかを考えるべき。 #新人法務パーソンへ
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インデムニフィケーション条項(補償条項、防御条項)は、交渉も訴訟もお任せにするという条項だと、とんでもない交渉等をされる可能性も。こちらが主体的に代理人や交渉・訴訟戦略等を決定し、費用を支払ってもらう条項(またはそのどちらかを選択できる条項)等も検討すべき。 #新人法務パーソンへ
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契約書チェックの場合、理論的にあり得る可能性をチェックし出すとすぐに可能性は広がり、極めて細かい内容の指摘事項が並ぶことになる。ビジネス側と十分に協議して何がこの事案で注意すべきリスクかを洗い出し、そこに重点的に対応するようにすれば、効率的なレビューになる。 #新人法務パーソンへ
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しかし、この注意すべきリスクの洗い出しは、ある程度法務パーソン側で経験を積んでいないと単に事業部門のリスクとして考える事項を列挙する作業になりがち。事業部門の話す「生の事実」を法的に評価し、「これも法的リスクではないか?」と思いついて協議するには経験が必要。 #新人法務パーソンへ
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実務的にあるのが責任の押し付け合い。例えば法務パーソンが「重要な問題だけ指摘して下さい」と依頼すると先生はやはり比較的細かいものも指摘される。「これとこれが問題意識です、逆にこれとこれは検討しましたが考慮されなくて大丈夫です」と頼めば、検討の分量は大分減る。 #新人法務パーソンへ
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すると理屈では「最初から具体的に問題と考えている事項及び考えなくて良い事項を明示して作業を依頼すればいい」訳だが、後で問題が起こり「なんでこの点を確認してもらわなかった!」となると法務パーソンの責任になるので、「弁護士の先生に重要かをご判断頂く」ことが多い。 #新人法務パーソンへ
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結局、問題点を絞るというのは、法務パーソン側でその絞り込み過程について「責任を負う」ということであり、もちろん経験が豊富で責任を負える法務パーソンであればそれが最善であるものの、実際にはなかなか絞り込みに責任を負ってでも問題点を絞ろうとはなりにくいところ。 #新人法務パーソンへ
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業法の重要性は、企業内法務に限られず、およそ企業法務実務に携わる全ての人に共通する。通達や行政指導による、よく根拠の分からない所轄官庁見解が幅を利かせていたりするので、下手に法律の条文だけを見て解釈すると痛い目を見やすいのも特徴。「怖い」と意識するのが重要。 #新人法務パーソンへ
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金融関係以外においては業法の重要性が低いか、というと確かに金融と比較すると「相対的」には重要性は落ちるかもしれないが、例えば医薬関係とかは業法知らずに何もできないし、運輸関係とかも業法大事だし等々と、どんどん分野が広がって行くので、やはり重要だと思います。 #新人法務パーソンへ
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「彫刻家の寓話」ある市に頼まれて彫刻を作ったところ、市長が気に食わないという。彫刻家は一晩ノミの音を響かせたところ、翌朝市長は合格を出す。しかし彫刻家は音だけで彫刻には一切手を加えていなかった。実務では「何か言いたい」外野のメンツを立てることも仕事のうち。 #新人法務パーソンへ
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交渉とは、覚悟である。覚悟とは前向き案件なら「ディールブレイクしてもよい」という割り切り、後ろ向き案件なら「裁判所に行ってもよい」という割り切りのこと。覚悟を持たずに交渉すれば、それが相手に伝わり相手の思うつぼになる。覚悟を持った気迫溢れる交渉で纏めるべし。 #新人法務パーソンへ
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交渉のプロは「出たとこ勝負」ができる。それは、過去の交渉の実例が頭の中にインプットされているから、相手の出方を見ながらその場、その場で最適な判断をして最適な対応ができるからである。ただ、それは単なる「名人芸」であって、素人がやると「痛い目」を見ること必至。 #新人法務パーソンへ
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交渉に慣れるまでは、事前に何パターンにも分けて3手位先をシミュレーションする。 ・相手がこうしたら席を蹴ろう、相手が交渉に戻って欲しいと言ったらこちらの条件を呑む気があるか尋ねよう ・相手がこうしたらこの妥協案を出そう、絶対に譲れないラインはここまで 等々。 #新人法務パーソンへ
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法務パーソンにとって重要なのは、そのシミュレーション結果について社内のしかるべき立場の人と事前にすりあわせを行うことで、「勝手に話を断ってしまい、後で社内で責められる」とか「自分では良い話だと思って受けたが社内の承認が下りない」という事態を可及的に回避する。 #新人法務パーソンへ
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当然、実際の交渉では「予想外」の事態が生じる。この場合、「予想外の事態だ、どうしよう!?」という動揺が相手に伝わると、甘く見られる。そこで、「予想外のことが起こった場合の対応」を事前に決めておく。例えば「私限りでは回答できないので持ち帰らせてもらいたい」等。 #新人法務パーソンへ
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合意できなければ、最終的には、前向きな交渉ならディールブレイクするし、後ろ向きの交渉なら裁判に行くことになる。ある相手とディールブレイクしても、別の相手と類似の契約を結べるかもしれない。裁判なら時間やお金は多少かかっても「法律」に基づいた判断をしてもらえる。 #新人法務パーソンへ
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「交渉が決裂したらどうなるか」を意識することで、ある提案に乗るべきか、それとも拒絶するべきかの判断基準を比較的容易に得ることができる。要するに「拒絶して交渉が決裂した場合」と、「その提案を呑んだ場合」を比較して、どちらが当方にとって有利かで判断すればよい。 #新人法務パーソンへ
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逆に、相手が合理的な場合には「相手にとって拒絶して交渉が決裂した場合と、こちらの提案を呑んだ場合とでどちらが相手にとって有利か」をじっくり検討すべし。双方にとって交渉決裂以上のメリットがある提案の範囲で、できるだけこちらに有利な線で合意することが目標となる。 #新人法務パーソンへ
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もちろん、会社相手でも、オーナー企業の場合や社内有力者のメンツ等の理由で合理的に動かない場合もあるし、個人(例えばクレーマー)の場合には、こちらがいくら合理的な提案をしても、受け入れられないことはあるが、その時は粛々と次のステップ(裁判等)に行くだけである。 #新人法務パーソンへ
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なお、決裂を覚悟した場合でも、 ・「この内容だと決裂することになるが、いいのか?」と確認する ・交渉の席を立つが、ゆっくりと歩いて相手が声を掛けるのを期待する ・交渉決裂だが、次のステップに行く前に少し様子を見る ・即時次のステップへ 等パターンは色々ある。 #新人法務パーソンへ
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特に「裁判になると、双方の請求がいずれも認められることが予想され、相殺するとどちらが有利か分からない」みたいな事案の交渉では、交渉で相互にゼロ和解で合意できない場合でも、こちらから裁判を起こさなければ、相手も裁判を起こさず実質ゼロ和解といった事案もあり得る。 #新人法務パーソンへ
QB被害者対策弁護団団員ronnor @ahowota
その意味では、例えば、後ろ向きの交渉で「交渉決裂」となったからといって、必ずしもこちらから先制攻撃を掛けることが得策とは限らず、むしろこちらからは動かず、相手の本訴への反論及び反訴の準備をして、いつ訴えられてもいいよう準備をすることが得策の場合もあるだろう。 #新人法務パーソンへ
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なお、これはあくまでも1つのパターンを述べただけであり、例えば、こちらの本店所在地の裁判所にも管轄が認められるが、相手の本店所在地にも管轄が認められるという場合に、先行してこちらに有利な裁判所に訴える等、「交渉決裂」の後の対応は様々な考慮の結果決まるだろう。 #新人法務パーソンへ
QB被害者対策弁護団団員ronnor @ahowota
交渉に慣れていない人は、交渉前にシミュレーションをし、それをメモにまとめることも有益である。実際の交渉は予想どおりにはならないが、こちらの提案の持って行き方、予想される相手の出方、着地点及びそこに至るまでにこちらの主張すべきポイント等を事前に考えるのは有益。 #新人法務パーソンへ
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