asahi_apitalによるロバート・ゲイル博士の福島原発、放射能飛散問題に関する言及会見まとめ

読む前にまとめ。 骨髄移植・被曝治療の権威ロバート・ゲイル博士が自主来日。 ゲール博士の報道記者との会見、その内容。
16
朝日新聞アピタル @asahi_apital

【ゲール博士会見1】福島第一原発の事故を受けて、骨髄移植・被曝治療の専門家、ロバート・ゲール博士が自主的に来日しました。同博士はチェルノブイリ事故のあと現地入りし被爆者の救命にあたった経験をもち、99年の東海村JCO臨界事故の際も来日されています。

2011-03-22 14:24:13
朝日新聞アピタル @asahi_apital

【ゲール博士会見2】ゲール博士は今日午前、報道各社の記者と会見しました。まず強調されたのは「原子炉が爆発したチェルノブイリと、現時点では放射性物質のほとんどが格納容器内に収まっている福島は全く異なる。今の福島のレベルであれば、喫煙の方がよほど発がんリスクが高い」ということです。

2011-03-22 14:34:02
朝日新聞アピタル @asahi_apital

【ゲール博士会見3】食品についても、「問題の放射性ヨウ素131は半減期が8日間と短く、体内に入っても短期間でレベルは下がる。またそもそも基準値は、最も影響を受けやすい人(子どもなど)が過剰に摂取した場合で計算している」として、現時点で過度に心配する必要はない、と述べました。

2011-03-22 14:46:30
朝日新聞アピタル @asahi_apital

【ゲール博士会見4】一方で、「日本の友人に聞くと、政府や東京電力の発表に疑問を持っている人が多い。データが全部発表されているのか、あるいは発表されても時間がかかりすぎなのではないか、という気持ちはある」とも述べました。

2011-03-22 14:51:50
朝日新聞アピタル @asahi_apital

【ゲール博士会見5】現在、原発周辺で通常より高い放射線量が計測されていることについては、「線源(放射性物質)がどこにあるのかが重要だ。大気中や海であれば時間とともに拡散していくので大丈夫だが、土壌に吸収されていれば長期間影響が残る可能性がある」と述べました。

2011-03-22 14:59:49
朝日新聞アピタル @asahi_apital

【ゲール博士会見6】最も重視されたのは、原発で作業にあたる方々の安全です。「もし基準を超える被曝をしても、骨髄移植で助けられることもある。骨髄移植を安全にするために、作業にあたる人の幹細胞を前もって摂取・保存しておくべきだ。万一の場合の保護を考えるのが医師や科学者の務めだ」

2011-03-22 15:08:01
朝日新聞アピタル @asahi_apital

【ゲール博士会見7】博士は「片道切符で来た。必要であればいくらでもお手伝いしたい」と述べました。福島にも行きたいとのことで、今後日本国内の医師らと連携しながら調整する見込みです。 写真は今日午前、都内で会見する博士です。http://ow.ly/i/9qeV

2011-03-22 15:15:41
朝日新聞アピタル @asahi_apital

【ゲール博士会見8】博士の著作としては、「チェルノブイリ―アメリカ人医師の体験上・下」(岩波新書) http://ow.ly/4jj3S http://ow.ly/4jj5x  があり、中古で買えるようです。ご興味がある方はぜひどうぞ。(終わり)

2011-03-22 15:28:19