小林龍生×仲俣暁生×藤井太洋「これからの本のかたち——『電子書籍元年』の繰り返しを終えた今語る、書物の未来」 @tlk714 @solar1964 @t_trace

2010年(iPad登場)、2012年(Kindle日本上陸)、…と何度も繰り返し叫ばれてきた「電子書籍元年」という言葉も耳に入らなくなってしばらく経ちました。 電子書籍の存在は一般に認知され、市場も拡大しています。とはいえ安定期に入ったわけではなく、IDPF(International Digital Publishing Forum)が W3C(World Wide Web Consortiu続きを読む2010年(iPad登場)、2012年(Kindle日本上陸)、…と何度も繰り返し叫ばれてきた「電子書籍元年」という言葉も耳に入らなくなってしばらく経ちました。 電子書籍の存在は一般に認知され、市場も拡大しています。とはいえ安定期に入ったわけではなく、IDPF(International Digital Publishing Forum)が W3C(World Wide Web Consortium)に統合されるなど、電子出版を取り巻く環境は動き続けています。この先、本とWebは融合していくのか?出版のかたち、 書物のかたちはどう変わっていくのか? 登壇するのは『ユニコード戦記』『EPUB戦記』の著者小林龍生さん、「マガジン航」編集発行人の仲俣暁生さん、『Gene Mapper -core-』のセルフパブリッシングによりデビューを果たしたSF作家の藤井太洋さんの3名。国際標準アーキテクト、編集者、作家…立場の異なる3人が出版・書物の未来について語ります! ▼2017/9/1 仲俣暁生さんからコメントをいただきました! ゲンロンカフェのイベントに寄せて かつて電子出版は、紙に代わるオルタナティブな回路として、おもに「表現者」にとっての夢だった。やがて電子書籍と呼ばれるようになったそれは、貪欲な「読者」にとっての効率よい消費手段となった。しかも初期の電子出版がみた夢の多くは、ウェブによってあっさりと実現されてしまった観がある。さらにいま、電子書籍とウェブは実質的に融合しつつある。これからのデジタル・ネットワーク環境に、「表現者」はどんな夢や可能性をみいだすことができるのか。彼らにとってそこは天国なのか、それとも……? 電子出版の黎明期から現在までの表裏を知り尽くす小林龍生さん、ウェブと電子書籍の蜜月期に登場した傑出した才能である作家の藤井太洋さん。このお二人と、そうした話題を遠慮なく、とことん話し合ってみたい。 (仲俣暁生) ▼2017/9/5 小林龍生さんからコメントをいただきました! ヘルメス・トリスメギストスもホメロスも、バルザックが実在したといいうる意味では実在しなかった。作者の消滅によって空無のまま残された空間を標定すること。物語、叙事詩、悲劇など、今日〈文学〉と呼ばれているテクスト類が、作者を問われることなく流通し、価値を与えられる時代があった。反対に今日なら〈科学的〉と呼ばれるはずのテクスト類は、中世においては、作者名と共にでなくては受け入れられなかった。 転換が起こる。17・18世紀以降、科学的ディスクールはアノニマスなものとして認められることになる。作者=創造者の名はいまや、公理、命題、効果、症候群などに冠せられるだけとなった。反対に、文学上の匿名性は耐えがたいものとなる。 《中略》 デュアリズムが覆されるときは作者=創造者が死ぬとき。起源なき回帰、模倣の反復が始まる。 以上は、稀代の名編集者、中野幹隆が、『エピステーメー』終刊号に記した編集後記の一部です。昭和54年7月1日発行。 中野が言う〈転換〉は、グーテンベルクの活版印刷技術による書物の拡がりと分かちがたく結びついています。そして今、ぼくたちは、グーテンベルクが引き起こした変革に匹敵する文明史的な変革のただ中に在ります。中野が40年前に予見した未来が、実際にはどのような形を取るのか、仲俣さん、藤井さんと共に、じっくり考えたいと思います。 (小林龍生) これからの本のかたち - ゲンロンカフェ http://genron-cafe.jp/event/20170906/
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