『原発』 養老先生と内田先生。 @levinassien 氏のツイート 2011-03-22 16:50～18:34

内田樹 @levinassien

養老先生との対談終了して、新幹線で帰宅中。養老先生のお話を聴いていると、何だか気持ちが晴れ晴れとしてきます。一番心に響いたのは、僕たちの目の前にある現実は問題ではなく、答えだというお言葉でした。

内田樹 @levinassien

原発をめぐる言説には「原発は安全だからどんどん建設すべき」という主張と「原発は危険だから廃止すべき」という主張の声ばかりが大きくて、「危険だから最大限の安全措置を講ずるべきだ」という現実的には一番たいせつな声がそれに掻き消されていたのでは…というお話も。

内田樹 @levinassien

水に落ちても使える携帯があって、どうして冠水しても使える発電機が原発に常備されていないのか、と養老先生は不審そうでした。まさかそんなところでコストカットしていた訳ではないでしょうが…

内田樹 @levinassien

名古屋の近くまで戻ってきました。原発について書くと賛否双方に「熱くなる」人がたくさんいます。国民的な合意を形成するためにはそういう語り方そのものを自制する必要があるという理路はなかなか伝わりません。

内田樹 @levinassien

国民的な合意形成というのは、反対意見を含めて全体を代表しうる立場を擬制的にではあれ、立てる他ありません。そのためには正否を論じる前にまず、言葉の行き交う場を信認するところから始めるしかありません。たとえ140字でも、その信認は行間からしみ出ます。