『枯白鳥居 之 夢』【夢の話69】

実際に見た夢の話です。あっさりと忘れるせいで脈絡が無く、オチなんて物もありません。心の広い方向け。
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天晶 @tensyou99

自分はどこか天井が高いところにいた。 天井が高い、といっても建物の中ではない。空を覆われた、巨大な空間だ。全体的に夜のように薄暗いが、天井がかなり高いので閉塞感や息苦しさはあまり感じない。 #夢の話

2017-07-16 23:10:40
天晶 @tensyou99

街を照らす明かりは、ぽつぽつと設置されている街灯程度だ。それもLEDのような直線的な明かりを放つものではなく、弱々しい今にも消えてしまいそうな、頼りないものだった。 自分はその薄暗い道をどこかに向かって黙々と歩いている。 #夢の話

2017-07-16 23:12:35
天晶 @tensyou99

周りには他にも人がいるが一緒の目的があるわけではなく、ただ単に方向が一緒なだけのようだ。 ふと、自分は顔を上げ、立ち止まった。 道の脇、すこし奥まったところに鳥居があったのだ。そこそこ大きな神社である。 自分が立ち止まったのにはいくつかの理由があった。 #夢の話

2017-07-16 23:13:07
天晶 @tensyou99

まず一つにはその神社の参道は二つに分かれていた。片方はごく普通の参道であったが、もう一つの方が少し変わっていたのだ。 もう一つの参道はいくつもの鳥居が奥へと連なって建っていた。いわゆる、千本鳥居と言う奴だ。だが、普通の千本鳥居とはすこし違う。 #夢の話

2017-07-16 23:13:44
天晶 @tensyou99

普通の千本鳥居は鳥居の色が赤いが、この千本鳥居は白木のままであった。 そして、圧倒的にもうひとつの参道よりも寂れていた。言葉を悪くすればボロかった。 #夢の話

2017-07-16 23:14:31
天晶 @tensyou99

だが、千本鳥居が経年劣化と風化によって赤から白に変わったのかと言われるとそうでもなさそうであった。大体にして鳥居を構成する柱が圧倒的に細い。そして質が悪い。全体的に歪んでいたり所々にヒビまで入っているという有様だ。 #夢の話

2017-07-16 23:15:02
天晶 @tensyou99

立ち止まった理由のもう一つは、天井にあった。 神社のすぐ真上の天井。そこに何かを勢いよくぶつけたような放射状のヒビが入り、そこから光が参道の入り口へと漏れ落ちているのだ。例え僅かな光でも、ここで日の光が見ることが出来るのは非常に珍しいことだ。それこそ、特権階級が必要だ。 #夢の話

2017-07-16 23:16:41
天晶 @tensyou99

そんな珍しい光景を見た自分は何ともなしに、参拝していこうかな、などと思い立つ。 自分はまず、古びた方の参道前に立った。自分は癖として、大きいものと小さいものがあった場合は小さいものを優先する傾向があるのだ。 #夢の話

2017-07-16 23:17:48
天晶 @tensyou99

ということで自分は古いびた千本鳥居をくぐり始める。思った以上に鳥居と鳥居の間は詰まっておらず、あまり長さもなかった。自分はあっさりと鳥居の終わりにたどり着く。 そこには二つの社殿があった。 #夢の話

2017-07-16 23:19:08
天晶 @tensyou99

二つのうち一つは鳥居の真正面になるように配置されているのだが、もう一つはすこし斜めを向いた感じで配置されている。 2つの社殿の間には手や口を洗う場所が配置されていた。が、その上には金網がかかっていて使えないようになっていた。 #夢の話

2017-07-16 23:19:44
天晶 @tensyou99

自分は肩を竦め、今回は勘弁してくれよ、と心の中のみで謝ると二つの社殿にお参りをする。 結局何を祀っていたのかはわからなかったような気がする。稲荷だったような気もするし、違ったような気もする。 お参りを終えた自分は自分は、さて、と一言呟くと、もう一つの参道へと足を向けた。 #夢の話

2017-07-16 23:20:27
天晶 @tensyou99

で、終了。 なんかこのあと夢の中で会社に遅刻したような気がします。 #夢の話

2017-07-16 23:20:51