team_nakagawa (東大病院放射線治療チーム) さんによる、放射性セシウムについて

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東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

福島第一原発の冷却システムの復旧が視野に入ってきました。いまだ、予断を許しませんが、仮にこのまま、新たな放射性物質の放出が減っていくとすると、これまでに飛散した放射性物質のなかで、“セシウム(Cs)“が問題となるはずです。

2011-03-20 15:16:44
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

飛散した放射性物質のうち、最も多いのが、放射性ヨウ素(I-131)で、次が、放射性セシウムです。ただ、I-131は8日毎に半分になっていきますから、3ヶ月もすれば、ほぼゼロレベルになりますが、放射性セシウムの半減期はもっと長いので問題になります。

2011-03-20 15:23:58
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

福島市の水道水のなかに、2種類の放射性セシウム、Cs-134, Cs-137が検出されています。Cs-134の半減期は約2年、Cs-137では約30年です。とくに、Cs-137は土の中などに長い間存在して、放射線を出し続けるので注意が必要です。ただし、その量は極めて微量です。

2011-03-20 15:43:44
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

ちなみに、放射性セシウムの半減期が30年といっても、排尿や代謝によって体外に放出されます。その結果、人体に影響を及ぼす、実効的な半減期は100日程度といっていいのです。#housyasen #cesium

2011-03-20 15:57:01