スタッツに基づくBig4+錦織選手のパフォーマンス

ATPスタッツサイトなどのデータを基に、テニスのBig4+錦織選手のパフォーマンスを検証しています。
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@Vestige_du_jour

2017年の錦織の試合をスタッツで振り返ってみる。まずクイズ。添付は、2017年の錦織の試合30Wー13L(マドリード、ジョコビッチ戦のA/Oは除く)のサーヴとリターンのパフォーマンス。試合A、B、C、Dの対戦相手は誰か?(資料参照不可、笑)@netdash pic.twitter.com/kqbEnNrpOy

2017-11-29 09:23:39
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リンク Twitter 禮 on Twitter “2017年の錦織の試合をスタッツで振り返ってみる。まずクイズ。添付は、2017年の錦織の試合30Wー13L(マドリード、ジョコビッチ戦のA/Oは除く)のサーヴとリターンのパフォーマンス。試合A、B、C、Dの対戦相手は誰か?(資料参照不可、笑)@netdash”
@Vestige_du_jour

@netdash 試合A、B:楽勝だった試合。 試合C:2ゲームブレークされただけなのだが、リターンが全く返らなかった。「次はみとけリスト」筆頭株主。 試合D:非常に競った試合で、総ポイントなどスタッツでは僅かながら負けていたが、試合では勝った稀有な(?)試合。

2017-11-29 09:32:18
@Vestige_du_jour

正解は、 A:ウィンブルドンR1のチェキナート戦。 B:ブリスベーンQFのトンプソン戦。 C:ワシントンSFのズヴェレフ弟戦。ズヴェレフ、手がつけられなかった。 D:ワシントンQFのポール戦。3本のマッチポイントを凌いで苦しい試合をものにした。 drive.google.com/file/d/1s7Nv3R…

2017-11-30 07:06:16
@Vestige_du_jour

難問錦織クイズ。添付は錦織のサーヴ&リターンのキャリア・データ。A-Jそれぞれの大会と対戦相手を挙げなさい。 1)1st+2nd Sv+Retポイント合計>280P(ゲーム勝率9割)の試合A-C  ヒント:ハード、クレー、芝1試合づつ。うち2つは2017年の試合 drive.google.com/file/d/18SnWmI…

2017-12-02 19:24:35
@Vestige_du_jour

2)1st+2nd Sv+Retポイント合計<140P(ゲーム勝率2割)の試合D-H  ヒント:ベーグル焼かれたり、コテンパンにやられた試合。全部ハード。 3)1st+2nd Sv+Retポイント合計≪200P(ゲーム勝率5割)なのに勝った試合I-J  ヒント:1セット1−6で落としているが盛り返した試合。

2017-12-02 19:33:02
@Vestige_du_jour

Tennis Abstractのデータを元に、錦織の全493試合(クレー、芝、ハードごと、勝敗別)のサーヴ、リターンのスタッツを解析。勝敗の分水嶺は、 ◯ 1st+2nd Sv Points Won = 120% ◯ 1st+2nd Ret Points Won = 80% ◯ 1st+2nd Sv+Ret Points Won = 200% @netdash drive.google.com/file/d/1yuVNcJ…

2017-11-30 07:59:46
@Vestige_du_jour

@netdash サーヴ、リターンP合計のプロジェクション。サーヴ、リターンごとには明確に分離しないが、全部合計すると割ときれいに分かれる。4つのPの合計なので、200%が分水嶺とすると、勝利のうち200P以下4%、敗戦のうち200P以上15%。各Pの標準偏差は7〜11%程度。 drive.google.com/file/d/1JeO6N2…

2017-11-30 08:31:04
@Vestige_du_jour

@netdash 以前見たように、SvP合計(S)とSvゲーム勝率(p_S)、RetP合計(R)とRetゲーム勝率(p_R)の間には強い相関があり、選手に依らない。これは純粋にゲーム勝率はポイント合計で決まることによる(ハズ)。テニスのポイントはマルコフ過程であることが知られているので、MCとかでチェックできるはず。 pic.twitter.com/GopHTEzfNa

2017-11-30 20:18:48
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リンク Twitter 禮 on Twitter “@netdash 以前見たように、SvP合計(S)とSvゲーム勝率(p_S)、RetP合計(R)とRetゲーム勝率(p_R)の間には強い相関があり、選手に依らない。これは純粋にゲーム勝率はポイント合計で決まることによる(ハズ)。テニスのポイントはマルコフ過程であることが知られているので、MCとかでチェックできるはず。”
@Vestige_du_jour

@netdash アイボール・フィットしてみると(SとRの係数は同じであると仮定)、  p_S = 0.98xS - 41.6 [%]  p_R = 0.98xR - 54.7 [%] これにS+R=200[%]を代入すると、p_S+p_R=98.7% ~100%となる。 つまり、S+R=200[%]が相手との試合で互角となる条件であることが確認できる。

2017-11-30 20:25:13
@Vestige_du_jour

@netdash 互角の勝負をする条件は、たとへば S=120% → p_S=76%, R= 80% → p_R=24%(普通の選手) S=124% → p_S=80%, R= 76% → p_R=20%(錦織のサーヴ平均) S=135% → p_S=91%, R= 65% → p_R= 9%(ビッグサーバー) 錦織がキャリア平均のサーヴだと、1/5回ブレークしないと互角の勝負にならない。

2017-11-30 20:45:26
@Vestige_du_jour

@netdash 錦織のキャリア・データは、 S = 1stSvW+2ndSvW = 71.1+52.9 = 124.0% R = 1stRetW+2ndRetW = 31.4+54.4 = 85.8% で、もちろんリターンが良く、互角の勝負条件R=76%は遥かに凌駕している。問題はBig4+1やNextGenとの競った試合でどうなのか。この辺りを調べてみたい。

2017-11-30 20:51:28
@Vestige_du_jour

@netdash 【ハモの経験法則】 モデルを簡単にして、1st+2nd Svポイント合計(S)と1st+2nd Retポイント合計(R)と、Svゲーム勝率(p_S)とRetゲーム勝率(p_R)と関係式の係数を1にすると(図貼付)、  p_S = S - 44 [%]  p_R = R - 56 [%] これにS+R=200[%]を代入すると、p_S+p_R=100%となり話が簡単。 pic.twitter.com/03JxDmXEI7

2017-12-01 00:13:30
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リンク Twitter 禮 on Twitter “@netdash 【ハモの経験法則】 モデルを簡単にして、1st+2nd Svポイント合計(S)と1st+2nd Retポイント合計(R)と、Svゲーム勝率(p_S)とRetゲーム勝率(p_R)と関係式の係数を1にすると(図貼付)、 p_S = S - 44 [%] p_R = R - 56 [%] これにS+R=200[%]を代入すると、p_S+p_R=100%となり話が簡単。”
@Vestige_du_jour

@netdash Big4とのサーヴ&リターン通算対戦結果。RETやW/Oを除くと、通算8勝32敗(オリンピック含む)。各相手から2勝づつしている。 1)サーヴ:特に良いリターナーであるジョコビッチ、マレー相手に厳しい結果。2014年ハレ(芝)の対フェデラーSFは好試合だったが敗戦。 drive.google.com/file/d/1IAU2BC…

2017-12-01 22:03:14
@Vestige_du_jour

@netdash 2)リターン:悪くない。半数近くの16試合で分水嶺の1st+2nd RetPW=80%を達成している。2011年の上海SF(マレー、錦織右足首ケガ)とバーゼルF(フェデラー)は、リターンが返らずコテンパンにやられたが、錦織台頭(トップ30入り)の年だった。

2017-12-01 22:21:20
@Vestige_du_jour

@netdash 3)サーヴ+リターン:合計8勝のうち3試合で1st+2nd Sv+Retポイント合計が200%以下(フェデラー2試合、ジョコビッチ1試合)。特に2013年マドリード3Rでのフェデラー初勝利は178%。200%で互角の戦いだが、±20%位のマージンがあり良く勝った。他では200%近くの惜敗も多い。

2017-12-01 22:41:15
@Vestige_du_jour

@netdash Big4が試合相手の、錦織の1st+2nd サーヴ+リターン・ポイント合計のプロジェクション図。試合は、合計ポイント200±20%でどちらに転ぶか分からないが、[180,200]%の試合が14試合もあり、勝利まであと一歩の試合が多かった。 drive.google.com/file/d/1-jmyml…

2017-12-02 02:37:52
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