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グーグルブックス和解案の不承認について

Googleブックスに関する和解案に関して、2011年3月22日ニューヨーク連邦地裁は和解を認めないとの判断を下しました。 @caltaroさんのグーグルブックス和解案不承認に関するつぶやきをまとめてみました。 参考:Googleブックス訴訟、連邦地方裁判所は和解案を認めず | カレントアウェアネス・ポータル http://current.ndl.go.jp/node/17822 続きを読む
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HON.jp News Blog @HONjpNewsBlog
Google Book Search和解問題ついに裁判所判断が出る、Chin判事「和解はフェアではなく、認めない」 http://hon.jp/news/1.0/0/2228/
caltaro @caltaro
グーグルブック、和解案が承認されず!!。フェアネスヒアリングから一年以上を経て、ついに決定が出ました。チン判事はその間連邦高裁判事に任命されるなど多忙を極めていたようですが、ついに出ました!今後時間あれば決定内容を紹介したいです。http://on.wsj.com/h2bdyM
caltaro @caltaro
グーグルブックサーチの和解についての不承認決定、ざっと読んで見ました。グーグル側の完敗。クラス構成員への通知とプライバシーの論点以外は、全て和解案に問題ありとのことでした。様々な団体が出したAmicus Briefが大量に引用されており、USらしい決定だと思います。
caltaro @caltaro
裁判所が問題ありとした論点は、クラス代表者の代表の適切性、この和解案はFRCP23条の和解による救済の枠を超えており、立法で解決すべきという点、著作権者(とりわけOrphan作品)の権利をOpt-out手続で奪うという問題、グーグルを独占的立場にするという独禁法上の懸念、
caltaro @caltaro
そして、外国の著作権者も取り込んでしまいベルン条約等国際法上の問題も惹起するという点です。最後に、Opt-outの和解はやめてOpt-inにやるようにという促しがありました。こうしてグーグルがクラスアクション和解を利用した壮大な試みは失敗に終わりました。
caltaro @caltaro
4月25日に今後の運営についての会議があるようです。上訴するのか、引き下がるのか。いずれにせよ今回の枠組みでの和解は、少なくとも当面はかなり厳しくなり、立法論で解決しようという動きが出てくるものと思われます。
caltaro @caltaro
グーグルブックの和解不承認決定ですが、決定まで一年以上かけたわりには、決定文は、各論点のポイントをさらっとすくっただけで、深く論じていはいません。深入りしたい方は、Amicus Briefや当事者のBriefを読んだ方がよいと思われます。
caltaro @caltaro
さて、今後の大きな問題ですが、この問題は著作権者団体によるグーグルに対する著作権侵害訴訟クラスアクションです。和解案が否定された以上、この侵害訴訟が続いて、グーグルが巨額の損害賠償義務を負う可能性があります。
caltaro @caltaro
つまりグーグルは既に大量(数百万レベル)の本をスキャンしていますが、これについて、Fair Useが認められない場合は、著作権法侵害となり、一つの侵害あたり、$750 から$30,000(悪意の場合それ以上も)の法定の損害額を支払うことになりかねません。
caltaro @caltaro
これまでの和解を主導してきたAuthors Guildは今回クラス代表者としての的確性に問題あると指摘されたので、いくつかのカテゴリーに分けた著作権者団体による著作権侵害のクラスアクションに分化されることになる可能性があります。
caltaro @caltaro
まだクラス承認がされていないので、原告側弁護士の主導でいくつかの団体がグーグルに対して侵害訴訟を提起してくる可能性はあるように思います。俄然、フェアユースの論点が重要になってきました。
caltaro @caltaro
@RKoike グーグルブック和解案の不承認決定、ざっと読んでみました。ごく簡単な感想と今後の展望を少しツイートしてみましたのでよろしければ読んでみてください。
caltaro @caltaro
グーグルブックサーチ和解のリソースですがニューヨークロースクール(NYUではない)のGrimmelmann教授の二つのサイトが秀逸です。http://laboratorium.net/  最新トピック紹介 http://thepublicindex.org/ データベース
caltaro @caltaro
グーグルブックサーチ和解の学術的な文献については、著作権法の大家であるPamela Samuelson教授のHPに同教授の文献がいっぱいアップされております。今回の訴訟でも学者団体を代表してAmicus Briefを執筆されています。http://bit.ly/9nfQfu
caltaro @caltaro
グーグルブックサーチについて今回の決定を出したDenny Chin判事ですが、昨年のフェアネスヒアリングのときは連邦地裁判事だったが、昨年4月に上院で承認されて現在は第2巡回控訴審裁判所の判事。ウィキペディアによると現在活動中の唯一のアジアン・アメリカンの連邦高裁判事。
caltaro @caltaro
アジア系の連邦高裁判事として思い当たるのは、昨年オバマ大統領に指名されたGoodwin Liu・UCバークレー教授。しかし彼はリベラルすぎるという理由で反対が多く、まだ上院で承認されていない。
caltaro @caltaro
グーグルブックサーチ和解とは何だったのか(以下簡単なまとめ)。2004年、グーグルが大学図書館と提携して本のスキャンを初め、ブックサーチを作ろうとしていた。本の中身検索を可能年絶版となった本など本へのアクセスを格段に容易にする計画だった。既に1200万の本がスキャンされた。
caltaro @caltaro
スキャンしてデジタル化すること自体、著作権侵害行為である。ある著者・出版社団体(Authors Guild)が著作権侵害のクラスアクションを提起してグーグルを訴えた。当時、米国著作権法学者の多くはブックサーチを作るためのスキャンはフェアユースにあたると考えていた。
caltaro @caltaro
ところが、両当事者が合意した和解案が示されて状況が一変。グーグルは、著者・出版社に一時金と売上の63%を支払う代わりに、①デジタル化の許可、②ブックサーチのデータベースへのアクセス権を販売、③電子化した本をオンライン販売、などの権利を得ることが含まれていた。
caltaro @caltaro
これは驚くべき仕掛けだった。従来、著作権の権利者が不明な所謂”孤児作品”は、合法的に利用することが現実的に困難であるという問題があった。立法での解決も模索されたが頓挫していた。しかしグーグルはクラスアクションの和解という仕組みを利用して、この問題を一挙に解決しようとした。
caltaro @caltaro
米国のクラスアクションはオプトアウト方式、つまり、クラスアクションからの離脱を意思表明をしない限り、クラスアクションに参加したことになり判決や和解に服することになる。クラスの代表者とグーグルが和解に合意すると、他のクラス構成員は、何もせずしてその和解に取り込まれてしまう。
caltaro @caltaro
孤児作品は権利者が不明なのでクラスアクションから離脱できない。つまり事実上全ての孤児作品がこの和解に含まれることになる。こうしてグーグルが全ての孤児作品について、デジタル化、ブックサーチへのアクセス権販売、電子化した本をオンライン販売する権利を一挙に獲得する。
caltaro @caltaro
但し、米国クラスアクションではクラス構成員の権利保護のため、和解が成立するには、クラス構成員に和解案を周知して、意見を募って、その上で、裁判所が公平・適切・合理的と判断して承認しなければならない。今回はそこが争われた。
caltaro @caltaro
グーグルの壮大な野望に気づいたライバル(マイクロソフト、アマゾン、ヤフーなど)、当初ブックサーチに賛同を示していた著作権法学者、フランスや日本など外国政府、有志の弁護士、各国の著作者団体が反対を示し、そして米国政府(司法省)も反対意見を述べた。
caltaro @caltaro
この反対を受けて、グーグルは一度和解案を著作権者寄りに修正したが、それでも多くの団体の反対は変わらなかった。各団体は各論点について非常に鋭い意見を述べた。昨年の2月に裁判所でフェアネスヒアリングが行われ、各当事者が口頭で意見を述べた。
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