烏賀陽弘道氏( @hirougaya )の語る、日本と海外の写真報道の違いについて
- masa_mitsu
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http://www.gazeta.ru/earthquake_in_japan/Sendai_Terashima.shtml#project 絶句するしかない航空写真。ロシアから。
2011-03-23 23:36:03ビッグピクチャーも、初期の写真は日本人が撮影したものが多い。現場入りしたのが外国メディアカメラより先だから。http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_-_vast_devastation.html
2011-03-24 00:01:44http://bo.st/fv9cRW 最後のコメント欄が好きです。写真を見てからこれを見ると、日本の新聞やテレビを見る理由が永遠にわからなくなります。
2011-03-24 00:12:52「政府発表情報の検証」って、難しいことではない。有機水銀やアスベスト、PCB、ダイオキシン、だいたいみんな「健康に影響は今のところ見られない」「問題ない」と言い続けて犠牲者が出てから撤回して禁止した歴史を記事にすればいいじゃないですか。
2011-03-24 00:46:22最初の写真と最後の写真が一番好きです。みぞおちに一発くらったような感動を受けます。 http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_hopes_fade_for_finding_m.html
2011-03-24 00:51:20こういうパワフルな報道写真をたくさん見ていると、死体が写っているかどうかなど、瑣末でどうでもいいことだとわかります。 http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_hopes_fade_for_finding_m.html
2011-03-24 00:53:17http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_-_new_fears_as_the_trage.htmlアメリカ人の写真記者は自分をcameramanと言わず、 photo-journalist といいます。
2011-03-24 01:05:12アメリカ人のフォトジャーナリストと組んで仕事をしたとき、揃って言われたのは「お前がどんな記事を書くのかは知らん。が、おれは写真だけで物語を語る写真を取る。だからビジュアルはぜんぶ任せろ。東京の編集部にもそう言っておいてくれ」。で、本当にそういう写真がどさどさ出ました。
2011-03-24 01:07:23しかし、東京のフォトエディター、アートディレクター、編集者は、彼らの「物語を語る写真」を扱いきれませんでした。そんな写真を扱った経験がないからです。
2011-03-24 01:08:17マグナム、シグマ、コービスといった写真エージェントに属していたフォトジャーナリストが多かった(今はもうそういったエージェントは不況で解体されてムチャクチャ)。1996年の大統領選挙の取材で組んで以来、ずっとそういうアメリカ人写真記者と仕事をしたのは幸運だった。
2011-03-24 01:10:50http://ht.ly/4kOTO 日本の新聞報道は「笑顔で」「女子ども動物を」「ブレはだめ」「水平が傾いているのはだめ」「読者に尻を向けているのはだめ」とかいろいろ細かい理不尽な「これはいい」「これはダメ」があります。
2011-03-24 01:12:31http://ht.ly/4kOTO 3.11クライシスのアサヒグラフ復刻版を買ったけど、やっぱりこういう外国メディアの写真に負けている。
2011-03-24 01:13:183.11クライシスは、こうした写真報道を含め、日本の報道が海外の報道を比べると、目を覆いたくなるようなクオリティであることを日本の読者に見せてしまいました。こうした「報道の比較劣位」も3.11を機に議論が沸騰するでしょう。いいことです。
2011-03-24 01:15:29日本の新聞カメラマンも気の毒です。一日中東京拘置所の正門前で張り込み、検察のバンの後部座席真ん中にいる「ムネオ」「ホリエモン」の顔を強力ストロボで一発取る瞬間だけのために一日つぶすんですよ。そんな「待ち」が長過ぎる。いい写真を取っても紙面に使われない。イヤになるでしょうね。
2011-03-24 01:18:14良質なフォトジャーナリズムをこうやって見れば、新聞に載っている写真は別に規制とか隠し事があるというよりは、ただ単に発想や行動、センスが凡庸で平凡(カメラマンか編集者かは不問)であるというだけの問題だとわかります。
2011-03-24 01:20:16@kinta_kinta 私は「日本=報道最底辺国」「報道最貧国」とずっと申しております。そう言うと「お前、アメリカの新聞のどこがいいんだ」とツイッターで罵倒され続けております。笑
2011-03-24 01:21:40こうして比較してみると、海外報道写真のすごみがわかるのでは?「アメリカの報道がそんなにいいのか」とツイッターでぼくを罵倒していたみなさん。笑
2011-03-24 01:22:40http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_-_new_fears_as_the_trage.html ここに写っているのは「人間」「暮らし」「生活」「臨場感」ですね。日本の新聞は「避難所中学で卒業式」とか「行事」が多いなあ。
2011-03-24 01:27:16http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_-_new_fears_as_the_trage.html 日本の新聞写真は「高波でビルの上に乗った観光船」とか「モノ」「風景」の写真が多いです。
2011-03-24 01:28:05@hirougaya 久保田博二さんみたいに、日本人でも世界的に活躍してる報道写真家がいることは付記してください。 仕事できる人はいるけど、その仕事場が無いねん。
2011-03-24 01:28:00@oraore 知ってますよ。媒体がないんだもん。新聞は社員カメラマンしか使わないし、報道写真雑誌なんてみんな不採算でつぶれたしね。
2011-03-24 01:29:05@hirougaya 媒体より、文化が無いのかもしれませんね。読者が写真を読解する文化も。編集の人間が質の高い写真を理解する文化も。根深いから今のままだと30年経っても変わら無い気がする。
2011-03-24 01:37:26@hirougaya 地震以来、日本と海外の写真を自分なりに比較してましたが日本の写真は文章ありきの写真が多いと感じました、。こんな津波でした、津波が引いたあとはこんな惨状でした、と状況を説明するだけでそれ以上踏み込めてない、被写体と自分が向き合っていないという印象を受けました。
2011-03-24 01:28:09@think_to_myself ご賢察。特に新聞写真は「文字記事の説明」「添え物」扱いですから。写真部長に写真部出身がなることはまずないしなあ。
2011-03-24 01:30:09