予備知識なしから始める、 #東方アレンジのための音楽理論入門

予備知識皆無の人にも、東方アレンジを作るために必要な音楽理論が身につく(かもしれない)講座です。 このページには全7回分がまとめられています。
音楽 楽器
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まえがき
関西を旅する岡津 @_okaz
というかもうこれ言うの何度目だって感じだけど東方アレンジのための音楽理論入門講座……
関西を旅する岡津 @_okaz
言ってるだけだと一生やるやる詐欺になりそうだし、かと言ってリアルでやるには難があるので、ひとまずTwitterに上げようかな(iPad上で画面キャプチャもできるようになったことだし
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 前提とする予備知識 ・「ドレミファソラシド」とピアノの鍵盤の位置の対応 これだけです。用語とかはその都度定義していきます
目次
  • 第1回 「調」
  • 第2回 「移調」
  • 第3回 「和音」
  • 第4回 「分散和音」
  • 第5回 「リズム・楽譜の読み方(上)」
  • 第6回 「楽譜の読み方(中)」
  • 第7回 「楽譜の読み方(下)・アナリーゼの基礎」
  • 第8回 「連符と複合拍子」
  • 第9回 「変拍子」
  • 第10回 「神主進行」
  • 第11回 「転調」
第1回 「調」

実は東方原曲は白い鍵盤だけで大体弾けちゃうよー、実はその時ある音に支配されていて……というおはなし。

関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 まずはピアノの鍵盤についてのお話。 ピアノの鍵盤は白い鍵盤と黒い鍵盤がありますね。(以下、前者を白鍵(はっけん)、後者を黒鍵(こっけん)と呼びます) なぜ白鍵と黒鍵に分かれているのか?なぜ白鍵は7個に対し黒鍵は5個なのか?不思議じゃないですか?
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 その理由は、「白鍵さえあればあらゆる曲が(大体)弾ける」からです。黒鍵などおまけなのです。 具体例を見てみましょう。これは妖魔夜行のサビをピアノアレンジしたものです。よく見ると黒鍵は一切使ってないことが分かると思います pic.twitter.com/Q6yomo3nTT
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 もう1個例を挙げてみましょう。彼岸帰航です。右のほうが少し見切れてますが。原曲と雰囲気が少し違いますが(ここ重要です)、白鍵だけで弾けることが分かりますね。 pic.twitter.com/5dHoF0SWGz
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 先ほどの説明で(大体)と言ったのは、ほんのちょっとだけ黒鍵を使う場合があるからです。例としてU.N.オーエンは彼女なのか?を見てみましょう。上のデジタル数字が6.3とか6.4の時に黒鍵を弾いていますが、それ以外は全部白鍵のみで弾いています。 pic.twitter.com/79kuWYve34
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 少し話がそれますが、黒鍵についての話です。白鍵にはドレミファソラシドと名前が付いていますが、黒鍵はあまり大事じゃないので個別の名前はついていません。それではどう呼べばいいのかというと、例えばこのオーエンの例で出てきた黒鍵の場合は、(続きます
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 ファの1個上の鍵盤という意味で「ファ♯(シャープ)」、あるいはソの1個下の鍵盤という意味で「ソ♭(フラット)」と呼びます。どちらで呼ぶかはその時次第です。これについてはおいおい説明します(たぶん)。
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 閑話休題。 さて、これまで何曲か挙げてほぼ白鍵だけで弾けるということを示しましたが、これらには共通点があります。それは、 ・ラの音で終わる ・ファの音が出てこない という2点です。前者は9割9分、後者は9割の東方原曲でいえると思って構いません。
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 現段階で注目すべきは前者です。必ずラで終わる、もう少し言い換えるとラの音に曲を終わらせる効果があるとでも言いましょうか。それだけラの音が大事なのです。 この動画では最後の音だけを変えていますが、ラ以外で終わらせると続きそうな感じがしませんか? pic.twitter.com/ChYBiJVoUU
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 これをもう少し格好よく言うと、「この音楽はラの音に支配されている」と言えます。この状態のことを、日本語では「イ短調」、英語では”A minor”と言います……なんていきなり定義されてもさっぱりですよね。以下で補足説明をします。
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 まず音の名前についてのお話。みなさんが慣れ親しんでいる「ドレミファソラシド」というのは実はイタリア語。これは日本語では「ハニホヘトイロハ」、英語では”CDEFGABC”といいます。つまり、イもAもどちらもラの音を表しています。
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 じゃあ短調だとかminorだとかは何か、というと……説明が難しいのですが、とりあえず「なんか暗い感じのする音の並び」という感じです。ちなみに対義語は長調、majorです。 東方原曲が9割9分ラで終わる、というのは9割9分短調であるということです
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 音の並び、具体的には動画の通りです。前半は白鍵だけで弾ける短調、イ短調(A minor)の、後半は白鍵だけで弾ける長調、ハ長調(C major)の音の並びです。スタート位置が違うだけで、つまり支配する音が違うだけで雰囲気がこんなに変わります。 pic.twitter.com/mauapKp2Pb
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 なんか専門用語の定義がいっぱい出てきてごちゃごちゃしてきたので一旦まとめます。 ・東方原曲は白鍵だけで弾くことができ、最後はラで終わる=ラの音に支配されている ・ラに支配されている=「ラシドレミファソラ」という音の並びに基づく状態をイ短調という
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 長くなったので今日はここまでにします。次回は「支配する音を変える」ことを考えてみます。
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 【補足】 この場合、ドに支配され、明るく聴こえる音の並び方をしているためハ長調と定義されます。しかしこの講座は東方アレンジか目的なので、東方にほぼ存在しない長調は考えません(きっぱり twitter.com/shiosyakeyakin…
関西を旅する岡津 @_okaz
#東方アレンジのための音楽理論入門 【補足】 「ファの音が出てこない」というのは「東方っぽさ」に関わってきますが、説明するのが大変なので、興味のある方は「東方Projectの楽曲と音楽理論の考察 Ⅰ 旋律編(サークル:針の音楽)」という同人誌を読んでみてください #他力本願
第2回 「移調」

支配されている音によって雰囲気が変わるよ!というおはなし。

関西を旅する岡津 @_okaz
気が向いたので突然ですが #東方アレンジのための音楽理論入門 の第2回をやっていきます
関西を旅する岡津 @_okaz
【前回のまとめ】 東方原曲は、少し雰囲気が変わるものの大体白鍵だけで弾ける。このとき、メロディの最後はほぼ必ずラの音で終わる。これはラの音に曲が支配されている状態で、「イ短調」とか”A minor”と定義する。
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コメント

さろげーと @surrogatepair 2017年9月24日
9割9分ラの音で終わるってことは1%くらい長調の曲があるってこと?
夏休みが終わる岡津 @_okaz 2017年9月24日
surrogatepair その通り、東方原曲にはわずかながら長調の曲があります。「蓬莱伝説」は曲中全て長調ですし、「妖精大戦争 〜 Fairy Wars」はイントロだけ短調であとは長調です。しかし現在のところこの2曲以外は全て短調のはずです。
夏休みが終わる岡津 @_okaz 2017年9月28日
というわけで、こちらのまとめもこれで一応の完成ということにしておきます。
小書会 9/22砲雷へ-15 @kosyokai 2017年9月30日
東方ほぼ白だけで弾けるって定番のアイスブレークか
ええな@豚バラ🐽ばらまくニャ @WATERMAN1996 2017年10月19日
こういう話を音楽の授業で聞きたかった。
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