【一年前のツイートから】「すこしぐらい傷ついて成長するのも大事」というのは、子どもの傷を見ないフリすることのいいわけにはならない。

サイ / 三原卓也 @rhinoeye

ぼくだって「信じて、たとえ裏切られても許せるひとになれ」というきれいごとだけをいって育てていきたいという気持ちはある。「父から教わった大切なこと」とか、かっこいいおとうさんとして語られたいという気持ちもある。だけど、それでは弱いものを食い物にする世界に、子どもたちを送り出せない。

サイ / 三原卓也 @rhinoeye

疑うことよりも信じることを、戦うことよりも許すことを、伝えて教えて育てていきたいという気持ちはあるし、ことあるごとにそういうことも語って聞かせたいとは思っている。だけど、「学校」という仕組みのなかに子どもたちを送り出さねばならないからには、それだけでは済まされないのだよなぁ。

サイ / 三原卓也 @rhinoeye

笑顔で「いってらっしゃい」と伝えるのと同時に「でも、学校って、どうしてもいやなら行かなくてもいいぐらいのものだからね」と伝えておくのが精一杯。「常に逃げろ」とはさすがにいえないけれど、いつでも逃げ場所がわかるように、わかりやすいヒントを散りばめておくぐらいが、ぼくにできる精一杯。

サイ / 三原卓也 @rhinoeye

「すこしぐらい傷ついて成長するのも大事」というのは、子どもの傷を見ないフリすることのいいわけにはならない。傷がいつか「成長」に繋がるのは、ちゃんと傷が治ったときにはじめていえることであって、どんな些細な傷だって、適切な処置によって手当がなされなければ、致命傷にすらなりかねない。