《2017年9月25日 安倍首相の解散表明を受けて》

自己ツイートをまとめました。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2017年9月25日。 安倍晋三内閣総理大臣が28日に国会を解散、総選挙を行う旨、記者会見を18時から実施。 その後、NHK、テレビ朝日、TBS、フジテレビと安倍首相はテレビ局を梯子して、生出演。解散を決意した趣旨を説明していく、というイベントになった。

2017-09-26 00:27:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

フジテレビ以外は、生放送で見た。どのテレビ局に行っても、基本的に話す内容は同じだった。 解散した理由は「消費税の使途を、これまでの説明と変えていくので民意を問う必要があるから」だった。しかし、その為の解散を国会召集直後に行う理由については、合理的な説明ができなかった。

2017-09-26 00:37:15
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

安倍晋三氏が国会開会直後の解散を選択した理由として説明できたのは、「小泉首相が郵政解散の時に同様の事をした」ということだけだった。その説明では、「今、解散しても構わない理由」にはなっても、「今、解散しなければならない理由」にはなっていなかった。それ以上の追究を安倍氏は拒絶した。

2017-09-26 00:44:14
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「解散は、森友・加計問題を隠す為ではないか」という質問に対する安倍晋三首相の答は「森友学園の問題は、籠池理事長夫妻が詐欺罪で収監されている。詳細な調査は司直の手に委ねられている」「加計学園獣医学部は、岩盤規制を破るものだ。加戸知事の証言、民間議員の一点も曇りもない説明がある」

2017-09-26 00:52:31
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

加計理事長との交友問題を質問したのはTBSの #NEWS23 だった。それに対する安倍晋三首相の答は「加計氏は昔からの友人だ。財界の人間とは、様々な形で交際することが必要だ。公共事業に関する企業の関係者とは、全て交際しない、というわけには行かない」だった。本当に不可能だろうか?

2017-09-26 00:59:17
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

安倍晋三首相に全局で質問したのは「このタイミングで解散する、というのは、野党や小池新党が準備できないことを狙ったのではないか?」だった。それに対する安倍首相の答は、「私達が野党だった時、私が総裁になった時点からすぐに、いつでも選挙ができる態勢を整えた。野党はそれが当然だ」だった。

2017-09-26 01:12:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

つまり、安倍晋三首相は「内閣総理大臣は野党が不利な時点であれば、首相の独断で衆議院を解散しても構わない」と公言しているに等しい。 これは本当に民主主義国家の法に従った手続きとして、正当と言えるのだろうか?裁判に訴える事ができる種類の不法行為ではないにしても、恥じることはないのか?

2017-09-26 01:23:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

衆議院解散の目的は何だとしても、その手続きとタイミングの選択について。 もし日本政府が、他の国家の政府と人間に対して、誇るべき存在でありたいと願うならば、このような「解散」の仕方で良いのかどうか。 首相は、内閣は、自民党は、そして高級官僚は、納得できているのだろうか?

2017-09-26 01:34:57
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

その他に各局共通で質問されたことは、「小池新党との関係はどうなるか」だった。安倍晋三首相は、小池百合子都知事の政治姿勢との親和性を繰り返し語った。その内容は、これまでの小池氏の言動に関して知識がある者ならば、概ね納得できるものだった。小池氏の新党が安倍内閣に敵対的である理由はない

2017-09-26 01:45:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

大体、この程度で安倍首相が出演できる時間は、どのテレビ局でも打ち止めとなった。そしてほぼ各局、その後に小池百合子氏が生放送または生中継で出演となった。そこで「小池新党」についての生質問となる。直前の安倍首相の受け答えと比べると、小池都知事の方が遥かに柔軟で即応性がある対応だった。

2017-09-26 01:49:19
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

安倍晋三首相は、小池新党を純然たる野党として扱いたがらなかった。 しかし小池百合子都知事は、少なくとも総選挙終了までは、野党であるという姿勢を示し続けたいようだった。示し続けたいとは言っても、「日本のこころ」の中山恭子氏や、現職の副大臣まで加入させて「野党です」は通用しない。

2017-09-26 01:55:49
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

誰の狙いの結果としてなのかは不明だが、この時点で解散を打ったために、「小池新党」が自民党とあまり変わらない政策しか打ち出せない政党である、という事は分かりやすくなってしまったと言えるだろう。 ただ、小池百合子氏を代表にすることで、安倍晋三氏にはない新鮮さは残っている。

2017-09-26 01:59:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

勘違いしないでほしいので明記しておく。 小池百合子氏が率いる「小池新党」改め「希望の党」が、内実としては自民党と大差ない、という事を多くの人が知った。 それは、戦後ここまでの自民党政権に好印象を持っている多数の日本の有権者にとっては、「希望の党」を支持する理由になるのだ。

2017-09-26 02:03:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

小池百合子氏の「希望の党」は、 バブル経済までの経済成長を実現してきた自民党に期待し続け、 安倍晋三内閣による、これまでとは異なる自民党に失望した人々にとって、 これ以上ないほどの「受け皿」になるだろう。 それによって、これまでの「野党共闘」は、2つの勢力を相手取ることになる。

2017-09-26 02:06:58
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

安倍晋三首相に親和的な行動を採る勢力は、恫喝にも近い手法で「野党の連携」を分断しに来るだろう。 小池百合子都知事に親和的な行動を採る勢力は、見栄えが良く、新鮮さを感じさせる言動と宣伝で、それぞれの野党を揺さぶりに来るだろう。一部の野党支持者は「希望の党」に喝采をするだろう。

2017-09-26 02:12:37
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

加えて、大阪を中心にした地域では、「維新」が様々な動きを見せるだろう。 おそらく、選挙が始まるまで、あるいは投票の直前まで、合従連衡を様々に仕掛け、試みる自称「フィクサー」が暗躍するだろう。 それらに引っかかることなく、新しい時代を作れるか。 21世紀の日本の方向を決める時が来た

2017-09-26 02:17:46