ジル・ドゥルーズ『カントの批判哲学』読書メモ集

ジル・ドゥルーズ『カントの批判哲学』(ちくま学芸文庫、2008)の読書メモをまとめました。Gilles Deleuze, La philosophie critique de Kant, Press Universitaire de France, Coll.《Quadrige》, 2004, c1963.
3
荒木優太 @arishima_takeo

もうカント読みたくないよ〜!(買った) pic.twitter.com/gYlsxzzBKQ

2017-09-21 18:18:05
拡大
荒木優太 @arishima_takeo

内在的な〈批判〉、理性の審判としての理性、それこそが、超越論的と呼ばれる方法の本質的な原理である。byドゥルーズ『カントの批判哲学』

2017-09-21 19:27:39
荒木優太 @arishima_takeo

『カントの批判哲学』。精神の三つの能力。第一に対象と表象の一致であるところの認識。第二に対象と表象の因果関係であるところの欲求。第三に対象ではなく主体と表象の自己触発的(?)効果であるところの快不快。第一が純理、第二が実理、第三が判断力に通じている。

2017-09-21 19:33:52
荒木優太 @arishima_takeo

一見したところカント哲学には非常に縁遠く思われる哲学者でも、Parereの代わりにJubereを置くことを主張するならば、彼は自分で思っているより以上に多くのことをカントに負っているのである。byドゥルーズ『カントの批判哲学』

2017-09-22 10:34:11
荒木優太 @arishima_takeo

「各批判において、理性、悟性、構想力の三つの能動的能力は、それぞれ役割をあてがわれているが、その役割は批判毎に変化する。言い換えれば、これら三項の関係が、認識・欲求・感情といった能力行使に準じて変化する」(國分功一郎「訳者解説」)。三つになると途端よく分かんなくなる原因はこれか。

2017-09-26 11:00:30
荒木優太 @arishima_takeo

「このフォーマットの中の何が乗り越えられねばならなかったのか。それは、獄、簡単にいえば、カントおよびその継承者の一部の中にある「…を想定する」「…を想定せねばならない」という考え方である」(國分功一郎「訳者解説」)。おぉー、わかりやすーい!

2017-09-26 11:03:43
荒木優太 @arishima_takeo

「なお、同書は、ガタリとの共著ということになっているが、先に挙げたドッスの評伝によると、実際にはドゥルーズが一人で書いたものであり、出版前、ガタリから共著ということにして欲しいという依頼を受けて、二人の協同著名になったという」(國分功一郎「訳者解説」)。ガタリ、お前ってヤツは…。

2017-09-26 11:06:01
荒木優太 @arishima_takeo

「『哲学とは何か』みたいないい加減な本を最後に書くのはその混迷の現れです」(by小泉義之)でお馴染みの、『哲学とは何か』ネ。

2017-09-26 11:07:16
荒木優太 @arishima_takeo

ドゥルーズ『カントの批判哲学』読了。本文よりも國分功一郎の訳者解説が親切すぎて泣いた。カントもドゥルーズのカントもドゥルーズも、こんなに分かりやすくて大丈夫なんだろうか。今後迷ったときに立ち返ると思う。あと、どうでもいいけど「中」とか「他」とか「極」とか漢字あんま開かないんだね。

2017-09-26 11:14:17
荒木優太 @arishima_takeo

ああ、あと何ヵ所か誤植あるね。ちくま学芸文庫だと珍しい印象だったけど、自分が気づいてなかっただけかな?

2017-09-26 11:17:42