- Ichirokoganei
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前回9月13日にはじめたボサノバを勉強目線で聞くディスク第2弾は前回のディスクと同じ1959年にリリースされたカルロス・リラの最初のアルバムです、ギタリストとしてバーデン・パウエルが参加しています。youtu.be/o2kUBE7nCSo
2017-09-17 18:08:401955年にはJobim/Mendonçaの最強作曲コンビと肩を並べ、Sylvia Tellesの2枚目SP盤で作曲家デビューしていたCarlos Lyraは56年頃Roberto Menescalと知り合い小遣い稼ぎのギター教室をはじめある種の音楽仲間集団を形成し始めていた。
2017-09-17 18:41:20そんな彼がボサノバが録音契約を結ぶ動きの中で一番のりを果たしたのは自然だったのかもしれない。この翌年彼はアイドルのように映画出演もしている。このあたりの話はルイ・カストロのボサノヴァの歴史に詳しく書かれていると思う。
2017-09-17 19:01:00このアルバムの作りはやはり当時の商業的レコーディングのマナーに 楽器構成やアレンジの面にある程度従った作りになっていて 所謂サンバはテレコテコブームのリズムやブレークの構成を踏襲している。
2017-09-17 19:41:43ギターデュオの形が2曲組み込まれているのは仲間内でのセッションの雰囲気を レコードに持ち込んだ点で斬新さがあるかもしれない。 ここで一番注目したいのは、仲間達の曲を取り上つつ 自作曲を多く披露している点は僕としてはジョアンのアルバムよりも よりボサノバ的だと感じる点です。
2017-09-17 19:42:18余談ですが、このアルバムの裏面はブラジルの水彩画等で有名なAry Barrosoが紹介文を書いていて、MPB、 bossa nova?という言葉を使っています。後々意味が変わってしまうMPBという言葉はもうこの時点では普通の言葉だったのがわかります。
2017-09-17 21:05:27リラと行動を共にしていたメネスカルやベベート、ルイス・カルロス・ビーニャス仲間が同時期に別の会社に吹き込んだデモを編集したものといわれている?コンパクト盤です。youtu.be/iMRtT0qu7H8
2017-09-17 20:00:05プライベート録音としてネット上などで出回っているボサノバの初期のコンサートの雰囲気はおおよそどのバンドもこのような感じです。パーカッションのパターンなどはジョアン・ジルベルトのものを意識しているようですが、全体にはジョニーアルフの古いSP時代の構成を踏襲していると思います。
2017-09-17 20:07:45是非同時に並べて聞いておきたいのが当時のOscar Castro Nevesの存在です。こういった演奏を完全に生で実際してみるとわかるのはリズム隊その他伴奏もかなりスタッカートで演奏することでメロディーやリズムが生きるという現実ですyoutu.be/rVwLWcSktIw
2017-09-17 20:41:24