『かみさまがいた頃のお話』の設定集 #フライトグライド #ラスティフロント
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かみさまがいた頃のお話 - ラスティフロント@Wiki - アットウィキ www59.atwiki.jp/flightglide/pa… @atwikijpから 解説始めるよ。
2017-10-04 18:55:32まず、今回の全体コンセプトは「童話」「説話」だね。 また、タイトルどおり、「かみさま」について通している。 その中で、中身の四つの短編集はまた別々の性質を持っている。 それぞれ、神話、民話、寓話、逸話というコンセプトがある。
2017-10-04 18:59:17誰がそれぞれの話を語るかで考えると。 まず神話はエウルノア建国神話あたりでは定番だろう。 民話は滅んだエウルノアが再建されるときの昔話として、共和国の非道も踏まえて話されるだろう。 寓話はそうだな、人々を神の元に律するテナー国あたりが説教に。 逸話は後世の文献録に。
2017-10-04 19:05:36お分かりだろうけど、話が進むごとに人は「かみさま」から離れていく様子が流れでわかる。 誰が語るかに関しても、同じ流れの上にある。 最後に「かみさま」は消えてしまう。たとえそれが人の作った幻想でも、現代ではそれを人が滅ぼし、「かみさま」という思想を磨滅してしまうのだ。
2017-10-04 19:10:49エウルノアについて話を絞ると、前半の二つがそれに当たる。 この二つは、人を一人としてカウントしている。 つまり、この一人=国という意志の現れでもある。 神話については語るまでもなく、スカイバード信仰があって、エウルノア人が竜騎兵を持つに至った背景を語っているフィクションである。
2017-10-04 19:16:49問題は二つ目の民話のほうで、ここでも森の人は一人だが、帝国との戦いに負けて共和国に亡命している。 これはつまり、国を帝国から取り戻したときに人=国が共和国を借りて生きていたという、いわば後世の復興にあたっての正当性をほのめかすものとなっている。
2017-10-04 19:21:03実際のエウルノア国内はどうかというと、自分の考えでは、帝国人を「かみさまを従えた人」あるいは「かみさま」だと思って降伏した方が多かったのではないかと思っている。 共和国に逃げたのは残党だったのだろう。 ただ、この共和国に逃げた森の人には(創作上に)元ネタとなる人物がいる。
2017-10-04 19:25:14三つ目、寓話についてはあまり国を絞ってはいない 強いて言えば連邦かなとは思う。 科学が神話を駆逐するということをミテルヴィア(さっきはテナーって書いちゃったけど)人が説法するという感じの内容になっている。 帝国を打倒するために神秘に頼っていたのが科学だと判明してしまうことも。
2017-10-04 19:30:49人は地下の「かみさま」を科学だと看破した。 そして空の「かみさま」をスカイバードだと看破して、自分が「かみさま」になった気分で地上を見る。 その愚かしさを両者の、無垢と野望の目に例えて比較することで戒めようという内容になっている。 この時点で「かみさま」は一旦だが絶滅する。
2017-10-04 19:34:30四つ目、逸話。 ここでは最後の「かみさま」として自動人形のリゼイが登場する。 リゼイ自体がそういったわけではないが、人々からするとまさしく「かみさま」だろう。 しかもそれまでのと違って、叡知を口で説明するときたもんだ。 ありがたいことじゃないか。
2017-10-04 19:36:47でも、リゼイは「かみさま」にしては神聖がないことは一目瞭然。 神は語らぬからこそ神聖だったのだから。 結局、リゼイは自身の悩みもあって、人類にとっての友人となることを選んだのでした。 最後の「かみさま」が人々から消えさった瞬間である。
2017-10-04 19:39:53人は「かみさま」によらずとも生きていけるようになった。 この流れを書いている作品でもあるわけだ。 そういった意味では『狼と香辛料』に影響を受けていると思う。 俯瞰してみると、こっちの「かみさま」はほぼ全てが、旧人類の善意に現代人がそれを見いだしたにすぎないんだけどさ。
2017-10-04 19:43:44でも、「かみさま」がいなくてもスカイバードはそこら辺を飛んでるし、それを見て神秘を感じる人はどこにでもいる。 「かみさま」がいなくても、リゼイはそこにいるし、どんなときでも人類の善き友となっているだろう。 というところで話はしめくくられる。
2017-10-04 19:46:53ちなみに、リゼイが小遣い稼ぎをしていた話はここに書いてある。 セイゼイリゼイの独り言 #フライトグライド #ラスティフロント - Togetterまとめ togetter.com/li/872151 @togetter_jpから
2017-10-04 20:09:55@togetter_jp あとは、リゼイのお話の時は、リゼイの機械感を出すためにある一文を文脈に繰り返し出している。 個人的にはアパチャーサイエンスみたいな雰囲気を出したかったんだけど、失敗したね。
2017-10-04 20:28:27あっそうだ。 一応、二次創作として龍騎と人の獣姦はアリってことにはなっている。 龍騎と人がセックスをして子が生まれない理由付けは本編で言及されてるけど、常識的に考えて種が違いすぎて無理だよね。 無理矢理は本編含め当然ダメ。 もちろん双方向でヘテロセックスはできるし、ホモもいける。
2017-10-04 23:47:50今回の二次創作の出発点は当然ながら、わっふるさんのこの静画。 エウルノアと龍騎と竜騎兵が一同に介している 天空からの来訪者 / 蒼衣わっふる さんのイラスト - ニコニコ静画(イラスト) #nicoseiga #im4680787 seiga.nicovideo.jp/seiga/im4680787
2017-10-05 00:03:38今回、エウルノアって一言もかいてないんだけど、推察で当てたわっふるさんはさすがとしか言いようがない。 伏線というか、龍と竜騎兵の組み合わせと、ポッパのある場所で場所の特定はできるわけだね。 地味に二次創作ではエウルノア書くの初めてなんじゃないかな。
2017-10-09 23:45:25あ、ウィキにも書いてありますけど、ポッパというのは豆の一種で、謎の力で数日間跳ね回る種子のことを指します。 民芸品としてはポッパの跳ねる力を使った太鼓などがあります パルエ原生種図鑑 - ラスティフロント@Wiki - アットウィキ www59.atwiki.jp/flightglide/pa…
2017-10-09 23:49:52今回の作品では、ポッパはエウルノアの暗喩、もしくは小道具として使いました。 勝利したら、記念の祭りにポッパ太鼓を作り、滅亡の際には火の付いたポッパが飛び回ります。 あと、龍騎が最後に死ぬのは、元ネタの人物がそうだったこともあるが、竜騎兵の時代の終焉という事実も意味している。
2017-10-09 23:56:10エウルノアが竜騎兵の代表格だったゆえに、それを帝国の近代化装備にぶち壊されて亡国になってしまっては、もう竜騎兵がいられる戦場はないだろう。 でも、彼に最後まで従った龍騎は、国が本当に滅ぶ最後まで彼を守った。 彼は龍騎が死んでから、竜騎兵たる「二人」を疑ってしまったことに泣いたのだ
2017-10-10 00:11:47最近はガルマンさんがラブチュッチュなリゼイを描いていらしたのですけれど、彼女の正式な出自はこの絵になります。 彼女は一度滅んだ世界を作り直す叡知を人間に授けるために生まれました。 #nicoseiga #im2972818 seiga.nicovideo.jp/seiga/im2972818
2017-10-10 00:18:19なお、本作で人形とはリゼイのことを指しますが、六日と十日については、二つのリゼイに関する絵のキャプションを見る必要があります。 まずは六日について。 #nicoseiga #im2991360 seiga.nicovideo.jp/seiga/im2991360
2017-10-10 00:22:48次に十日。 要は、リゼイが目を覚ましてから彷徨っていた時期のことを指します。 城塞都市 メギド / 蒼衣わっふる さんのイラスト - ニコニコ静画(イラスト) #nicoseiga #im3000010 seiga.nicovideo.jp/seiga/im3000010
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