一国民の政治・政策論議のまとめ 2017年版

今回は政治について広く深く論じます。 また、私の過去の政治に関する『まとめのまとめ』という形式にもなっています。 章立て: このまとめの目標:自問と他者との議論 続きを読む
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広夢 @scidreamer

今から連続ツイートを始めます。今回は政治について広く深く語ります。非常に長い話になってしまうことをご容赦ください。また、Togetterにまとめる際には過去の『まとめのまとめ』という形式にもする予定です。お時間がある時に読んで頂ければと思います。

2017-10-08 09:47:10

このまとめの目標:自問と他者との議論

広夢 @scidreamer

現代の世界そして日本は多くの難しい『問題』を抱えています。これらの問題を解決するには私たち一人一人が知恵を絞り、選択し、協力し、行動していかなければなりません。もちろん、いつの時代もこのような取り組みは続けられてきましたが、現代は特に問題が複雑で重大となっています。

2017-10-08 09:47:51
広夢 @scidreamer

このような問題を解決していく上で政治の役割は重要です。一人では解決できない問題もみんなで協力すれば解決できる、それが政治というものです。ところが、昨今の日本では政治に無関心な人が増えているように見受けられます。選挙の投票率は過去最低といった状況が続いています。

2017-10-08 09:48:45
広夢 @scidreamer

政治とは政治家だけが考える問題ではありません。私たち一人一人が考えるべき問題です。ところが、政治に無関心な人々は、政治についてよく考えることもなく、ただただ政治家が提示する「問題―解決策」の図式を鵜呑みにしているように見受けられます。

2017-10-08 09:49:31
広夢 @scidreamer

政治家が提示する「問題―解決策」の図式は必ずしも正しいわけではありません。「問題」の認識の誤りや、間違った「解決策」の実践が問題を深刻化させることもしばしば起こっています。なぜこのようなことが起こるか、それは明示されていない物事やそれらの間にある関係性が見えていないからです。

2017-10-08 09:52:55
広夢 @scidreamer

明示されていない物事やその関係性を見落としていると、『問題』の原因を正しく分析できませんし、そうなると『解決策』を考える段階でも誤りを犯すことになります。また、もっと効果的な『解決策』があっても気付くことができません。見えているものしか見えないと、発想が縛られるのです。

2017-10-08 09:53:22
広夢 @scidreamer

今回の私の目標は、『問題』に関して見落とされているものや、違った見方・考え方、異なる『解決策』を示すことです。それによって私自身も含む読者の知識と思考(分析・発想)の幅を拡げることです。

2017-10-08 09:53:54
広夢 @scidreamer

「誰かが言ったことをそのまま信じる」のではなく、常に『何かを見落としてはいないか』『違った見方や考え方はないか』『他に解決策はないか』と自問し続け、他の人と議論し続けることが大切です。その積み重ねが、『問題』を解決し、より良い未来を創っていくことに繋がります。

2017-10-08 09:54:25
広夢 @scidreamer

したがって、私がここで示す認識や政策が正解というわけではありません。この取り組みは自問と他者との議論の一つの実践例です。このような取り組みを地道に続けていくことで、私たちは正しく政治を動かし、『問題』を解決することができるようになっていくはずです。では、始めましょう。

2017-10-08 09:56:08
まとめ 私の考える民主主義社会における議論のあり方とは? 連続ツイート『私の考える民主主義社会における議論のあり方とは?』をトゥギャりました。 民主主義社会で複数人数で手段を議論し、共通の意志決定をする必要が出てきた時、議論の効率化と結論の最善化のために、議論に参加する各人が持つべき心構えについて、私なりに検討してみました。 ポイントを言いますと、民主主義の下での「議論」というやり方の、欠点は人によって「目的にずれ」がある事、利点は「多くの手段を発案」出来る事です。 よって、自分と他者の「目的のずれ」の問題さえ解消出来れば、後は利点を余す事無く享受すればいい事になります。 そこで「相手との目的のずれを把握する」にはどうしたらいいのかをここで解説してみました。 さらにこの発想、議論の過程で「手段を多く発案する」事にも繋がります。 ちなみに私はこの発想の下、@jap.. 2366 pv 8 1

憲法と平和

広夢 @scidreamer

まずは、憲法について考えます。憲法、さらに選挙法は、政治の仕組みそのものに関わるため、最も重要な問題だと私は考えています。政治をどうのように進め、どのように物事を決めていくか、ということが最も大切だと言うことに異論はないと思います。この点に関して議論してみます。

2017-10-08 09:57:04
広夢 @scidreamer

自民党は憲法改正草案の第99条「緊急事態の宣言の効果」の第4項で「緊急事態の宣言が発せられた場合においては、法律の定めるところにより、その宣言が効力を有する期間、衆議院は解散されないものとし、両議院の議員の任期及びその選挙期日の特例を設けることができる。」と掲げています。

2017-10-08 09:57:31
広夢 @scidreamer

この自民党の憲法改正草案にある「緊急事態条項」は重大な問題を含んでいます。「緊急事態の宣言」により国民の選挙権・被選挙権が無期限に制限される可能性がある、という点です。このようなことが起こると、国民が政治に参加することができなくなり、民主主義が破綻してしまいます。

2017-10-08 09:58:01
広夢 @scidreamer

自民党は大規模災害や戦争などの際に国会が意思決定不能となることを回避するために「両議院の議員の任期及びその選挙期日の特例を設けることができると憲法に定めようと考えているようですが、現行の憲法にも『参議院の緊急集会』の制度が定めれており、国会での意思決定は可能なのです。

2017-10-08 09:58:24
広夢 @scidreamer

自民党の「緊急事態条項」は、必要性がないばかりか、民主主義を破綻させる危険性があります。むしろ必要なのは、国民の声がちゃんと政治に反映される、民主主義を徹底する仕組み作りではないでしょうか。次は、この点に関して私の提案を述べます。

2017-10-08 09:59:05
広夢 @scidreamer

日本の選挙制度では選挙に立候補する際に立候補者が納めなければならない「供託金」が外国と比べて法外に高いです(Wikipedia「供託金」 ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%9B… )例えば、衆議院・参議院の選挙区に立候補するには300万円の供託金を納める必要があります。

2017-10-08 09:59:40
広夢 @scidreamer

供託金は選挙で「当選もしくは一定以上の結果を残した場合」には返還されますが、選挙の結果がどうなるかは読めるものではありません。したがって、この高額な供託金制度によって、財力のある富裕層は有利となる一方、貧困層や中間層の声は直接・間接に政治に届きにくくなっています。

2017-10-08 10:00:07
広夢 @scidreamer

私は供託金制度は廃止すべきだと考えます。供託金制度は「売名や選挙妨害を目的とした立候補の乱立を抑制」するために作られたそうですが、これは「アメリカ合衆国やフランスなどのように「住民による署名を一定数集める」」方式で実現できますし、この方が民主主義の理念にも適っています。

2017-10-08 10:00:28
広夢 @scidreamer

他に、選挙制度に関しての私の改革案は、政治参加に経済的格差が直接・間接に影響しないよう、選挙費用は各立候補者に公金から一律に支給し、各候補者が公金以外のお金、献金や個人資産を選挙活動に充てることは禁ずるというものです。

2017-10-08 10:00:55
広夢 @scidreamer

また、選挙の際にはインターネット、新聞、テレビなどの『国営のマスメディア』を設け、そこで候補者は他の候補者とも議論しながら選挙活動を行うことを推奨する案もあります。一方、国民が政治に関し情報や意見を交換できる国営サイトを設立する『まつり』というプロジェクトも考案しています。

2017-10-08 10:01:31
広夢 @scidreamer

古くてデメリットしかない「供託金制度」の廃止は民主主義の理念を実現するために急務となっています。一方で、現代は、情報社会の実現によって、民主主義の理念を実現するコストは下がり、選択肢も増えています。近い将来、間接民主制から直接民主制への飛躍も実現可能となるかもしれません。

2017-10-08 10:02:10
広夢 @scidreamer

他に、立法権と行政権の分立を徹底するための『首相公選制』の憲法改正案も提案します。過去の私のTogetterまとめ「国会、政府、官僚をより正しく機能させるために ~憲法改正、ではなく「憲法強化」~」 togetter.com/li/193669 などをご一読ください。

2017-10-08 10:02:40
広夢 @scidreamer

次に、平和について考えたいと思います。今の日本国憲法は、かつての「戦争できる国作り」が「戦争の惨禍」を招いたことを反省し、新たに作られたものです。このような趣旨はちゃんと憲法の前文に書いてあります。そして、この『平和主義』を実現するための具体的な条文が憲法9条です。

2017-10-08 10:03:18
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