【キャラクターリレーインタビュー】⑫ジーン・オータス再び編 (0:56) #sm30926960 nico.ms/sm30926960?cp_… これみたいに「各地を回るのが俺の仕事ですから」とか言うのか……言いそうではあるな……
2017-10-07 23:13:00「各地の魔術協会関連組織の監察が仕事というわけです。お偉いどころに黙って何か企んでないかとか、不正をしていないか、問題を抱えていないかーーそういう奴ですね。ああ、降霊科は問題だらけでしたね、あそこ。近々降霊科の教授には話を聞く必要があるでしょう。教室というよりは実験場ですからね」
2017-10-07 23:18:33「いやー、教室丸々一個使ってモルモットの育成とは。表向きの書類は何も問題はありませんでしたけど、裏を探るのが俺の仕事なんで。周回プレイして隠しルートに入れってわけです。きな臭かったんで家系を調べるところから始まりましたね……流石に魔術師の家なんで、何処もガードが固いんですが」
2017-10-07 23:21:07「比較的楽だったのはダノワやグラスワルド。前者は怪しい噂があれこれ流れていましたし、後者に関しては元々ガードが緩かったといいますか。ガードする気がない、と言い換えますか。グラスワルドの少女はあと数年で寿命を迎えるそうですから、家としても必死に秘匿するものでもなかったんでしょう」
2017-10-07 23:25:56「データのある家はいいんですよーーいや、あっても、ねぇ。『実際に存在しないのに存在していると書かれている偽装書類』は、魔術師らしいと言えば魔術師らしいというか………煙草吸いたくなってきた。総じて降霊科は怪しい点が多いようで。魔術師ですから、情報丸裸は無いにしろ、これは、ね……」
2017-10-07 23:33:32「ただいまー。はい、これ視察先のお土産。いや、やっぱイタリアの菓子は美味いですね。何処ぞの島国とは大違いだ……って言ったら怒られるかな」 #煙草ぷすー
2017-10-07 23:57:34とかいう、ヴィルさんが視察したりお菓子を持って帰ったりする時計塔監察課 twitter.com/yotahinan/stat…
2017-10-08 10:16:57時計塔監察課。実際そんな『科』はないし、便宜上、上から『監察課』と呼ばれているだけだ。時計塔、ひいては協会に属する組織の視察にいき、何か企んでいそうだったら報告する。そんな小さな組織。ぶっちゃけ、時計塔自体権力争いの不正の塊みたいなものだから、あまり意味などないのだが。
2017-10-08 10:19:34不正の塊を視察するこの謎の組織もまた、何処ぞの誰かによる陰謀なのだろう。しかしそこをああだこうだ言っても仕方ない。俺は時計塔という組織に属する人間で、『上』にあたる『誰か』がそう命令した。なら下っ端である俺に、やる以外の選択肢はないわけで。 「……で、今日の視察先はーー」
2017-10-08 10:22:53現代魔術科(ノーリッジ)。派閥は貴族主義。バルトロメイを主軸とする選民思想の権化。まあ、そこは別にいい。そこまで探るのは俺の仕事じゃない。 現代魔術科の内、あっさり視察許可を出してくれた教室。そこが今日の俺の仕事場というわけだ。きな臭さや、怪しい動きがなければ退散。いえい。
2017-10-08 10:28:39そういうわけで、そのお優しい教室にコンニチハーグーテンタークしたわけなのだが。 「………この教室、もう少し人数いるって聞いたけど」 教室にいたのはたった三人。三人の内、二人は机に座って仲良く昼食をとっている。もう一人は何やら熱心に研究を続けているようで、話しかけるのは躊躇われる
2017-10-08 10:31:33書類によると食事をとっている二人の内、胸の大きい方がフラミニア・ペルシケッティ。ババロアに小さな口でかぶりついているのが、グローリア・バルトロッツィ。熱心に自分の作業をしているのがフローレンス・オコンネル。 ……オコンネル、時計塔であまり良い噂は聞かない。
2017-10-08 10:34:04根源より自分の欲を優先してる魔術使いとか、狂人の集まりだとか、滅亡寸前だとか、実際のところどうかは知らない。根も葉もない噂かもしれないし、事実かもしれない。そこは上から『オコンネルを調べろ』とでも言われない限り、俺には関係のない話だったりする。
2017-10-08 10:36:31取り敢えず報告書には『研究熱心な青年』と書いておこう。実にスタンダード。……特殊体質だという話もあるが、今回視察するのは現代魔術科について。問題がないようなら、個人にまで深入りするのは迷惑という奴だろうーー 「……っ?」 足元に違和感。何やらもぞもぞして、気持ち悪い、ような。
2017-10-08 10:41:32「こ、こらっ!勝手に飛び回らないでってーー……あ、その、………」 「……えっと、どうも」 俺の足元に転がるのは……うん、何だこれ?黒くて、もぞもぞとした、何やら不気味極まる物体。「ウニーッ!」あ、鳴き声は意外と可愛い。……ウニ?…………………ウニ?
2017-10-08 10:44:41「ウニーッ」「ウニウニ」「ウニ?」 見る見る内に足によじ登っては、重力に逆らえずぽろぽろと俺の足からこぼれ落ちていく謎の物体。便宜上ーーいやぁ何て呼べばいいんだこれ。うに?え?海産物……?うにでいいや。 「ちょっ……そんなところ入らないで!」「ウニーッ?」「ウニー」
2017-10-08 10:48:58このうに、わざとやっているんだろうか。ぽろぽろと俺からこぼれ落ちていく『うに』を慌てて回収している少女ーーグローリア・バルトロッツィ、だった筈。まだ年端もいかぬ少女の服の中に、もぞもぞと入り込んでいる。ちらっと見上げられれば俺と視線があって、恥ずかしそうに顔を赤くして伏せてしまう
2017-10-08 10:53:37「……えっと、アンタ、大丈夫です?まったく大丈夫そうには見えませんが」 「……だ、だ、だいじょうぶ、です………」 小声でもぞもぞと返す少女は人見知りなのか、この状況を恥ずかしがっているのかーー少女が心細そうに「ねこさん……」と呟いた。ねこさん?食事を一緒にとっていた胸の大きい子か
2017-10-08 10:59:11