NHK報道局科学文化部・山崎記者による作業員被曝事故の検証

NHK報道科学文化部(@nhk_kabun)が福島第一原発の作業員被曝事故の検証と今後の見通しについて、山崎記者のリポートをツイートしたものです。
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NHK科学文化部 @nhk_kabun

【検証・作業員被ばく事故】福島第一原発の復旧を進める関係者に衝撃を与えた昨日(24日)の作業員被ばく事故。なぜ起きたのか。高濃度の放射線量は何を示すのか。山崎記者の解説をツイートします。

2011-03-25 15:30:33
NHK科学文化部 @nhk_kabun

1/山崎記者「まず作業員はなぜ被ばくしたのか?これは事故の場所がポイントです。今回作業員が被ばくした『タービン建屋』は原子炉が入っている建屋とは違う建物で、私も取材で何度か訪れたことはありますが通常、被ばくの危険はないところです。」(続く)

2011-03-25 15:31:52
NHK科学文化部 @nhk_kabun

2/山崎記者「そこでこれだけ高い線量が出たというのは、かなり原子炉建屋からの『漏れ』が発生している。現在の復旧作業では施設に電気を送り込むため建物内での作業が続くが本来放射線が無いと思われるところで高い線量が観測されたとなると、今後の作業が非常に難しくなります」(続く)

2011-03-25 15:32:41
NHK科学文化部 @nhk_kabun

3/山崎記者「原子力安全・保安院は『3号機では原子炉のどこかが損傷している可能性が十分にある』としています。被ばく事故はなぜ起きたのか。放射線量の管理の仕方がポイントです」(続く)

2011-03-25 15:36:12
NHK科学文化部 @nhk_kabun

4/山崎記者「前日に担当者が放射線量を測ったときは問題はなかった、それで昨日、そのまま測らずに入ってしまったら、高い濃度の水が存在して被ばくしてしまったと。本来のルールでは、毎回作業時に放射線管理の担当者が常に線量を測りながら作業をする。それを怠っていたということです」(続く)

2011-03-25 15:39:58
NHK科学文化部 @nhk_kabun

5/山崎記者「もちろん今回の現場は全て初めての作業という難しさもあったと思いますが、こういった放射線の管理、作業員を守るルールを疎かにすると結果として作業の停滞を招いてしまう。国、電力会社はルールを徹底する必要があります」(続く)

2011-03-25 15:40:41
NHK科学文化部 @nhk_kabun

6/山崎記者「きょうの福島第一原発では、原子炉、燃料プールに水を入れる作業と、電源の復旧作業が1~4号機でそれぞれ進みます」

2011-03-25 15:42:19
NHK科学文化部 @nhk_kabun

7/山崎記者「震災から2週間。今後の福島第一原発の見通しはどうなるでしょう。もちろん今の段階で確定的なことを言うのは難しいですが、想定したいと思います。」(続く)

2011-03-25 15:44:34
NHK科学文化部 @nhk_kabun

8/山崎記者「今行われているのは1~4号機で原子炉やプールにある核燃料を水で浸すための応急措置です。これ自体、作業員の被ばく、その前日の黒煙など想定外のトラブルが相次ぎメドが立たない状況です」(続く)

2011-03-25 15:47:05
NHK科学文化部 @nhk_kabun

9/山崎記者「これが仮にうまくいったとしてもその後長期的、安定的に冷却を続けるため施設の補強、改修工事が必要です。福島第一の施設は地震と津波、水素爆発などで大きなダメージを受けています。工事は高い放射線の中でおこなわなければならず、時間がかかることが予想されます。」(続く)

2011-03-25 15:51:33
NHK科学文化部 @nhk_kabun

10/山崎記者「もう一つ、周辺への放射線の影響も調査する必要があります。原発の近くや風向きによっては高濃度の汚染がある場所が存在することが考えられます。場合によっては土壌の交換などが必要になるかもしれません」(続く)

2011-03-25 15:53:18
NHK科学文化部 @nhk_kabun

11/山崎記者「以上を鑑みると事態の収束には数ヶ月から場合によっては年単位にわたる長期に及ぶ可能性もあります。」(続く)

2011-03-25 15:55:07
NHK科学文化部 @nhk_kabun

12/山崎記者「行政は住民への長期的な支援体制を準備することが求められます。一方残念ながら住民の方々は避難生活が長期化することを念頭に入れて生活設計を立てることが必要かもしれません」(ここまで・了)

2011-03-25 15:58:21

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