幻想曲

俺の前に突然現れた彼女。 その彼女は人間ではなく、 幽霊だったのです…
関ジャニ エイトで妄想 丸山隆平 関ジャニ∞
eightmaruter 1089view 1コメント
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  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:53:43
    *幻想曲 それは突然の出来事だった。 俺の前に君が現れたのは。 --- 大学の授業が急に休講になり、やる事も特になく、ベッドに横になっていた。 「…暇やなぁ。」 やる事がない時に、男子がする事はたった一つ。 お気に入りの雑誌を取り出し、ベルトをカチャカチャ鳴らした。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:54:05
    2 こんな多感な時期に、一緒にスル子がいない俺って… 惨めさを感じつつ、ズボンを下ろして下着に手をかけた。 その時… 『ひとりでするんだ。』 「おん…。暇やしな。 って…ん??」 この部屋には俺一人なはず… 女の子の声がした気が… 気のせいか。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:54:27
    3 女の子との絡みが無さすぎて、ついに幻聴を聞くようになったんやろか。 気にせずに雑誌のページをめくり、お気に入りの子で気分を高めてから、また下着に手をかける。 すると、 『へぇ〜。 こういう子がタイプなのね。』 また高い声がして、 「… 誰や!」
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:54:54
    4 ベッドから飛び起きて、辺りを見回しても誰もいない。 …俺、変に霊感強いんよな。 それとも疲れてるんかな。 首を傾けながら前を見たその時、 俺は見てしまった。 見てはいけないものを… 『こんにちは。』 「…っ、う、 うわぁあああ!!!」 女の子の…幽霊。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:55:18
    5 俺は思わず後ろに倒れこみ、壁側へ這って逃げた。 『…そんな怖がらなくていいのに。』 「…ひ、ひぃ…っ」 薄いピンクのワンピースを着て、その下からは白い足が覗いている。 彼女が明らかに人間ではないと分かる理由は足が地面についていなく、少し浮いてるからだ。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:55:42
    6 俺はじわりと垂れる冷や汗を拭いながら勢い良くベッドの下の引き出しを開けた。 『…?』 「た、確かこの辺に、前買った数珠が有ったはず…! 最近何も起こらへんかったからしまってたけど… どこやどこやっ…!」 『ちょっ…!』 ガラクタをポンポンベッドに取り出した。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:56:00
    7 ないっ、ないっ! 「こ、殺される〜!!」 『ちょっと待ってってば!』 ついに見つけた数珠をガッと掴み取ったところで彼女が叫んで、思わず俺も手を止めた。 『お、お願いだからそんな物騒なものしまってよ… 何もしないから。』 そんな簡単に霊を受け入れられるはずがない。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:56:37
    8 構わず数珠を前に突き出す。 「そ、そんなもん信じられるかっ。 これがあれば何も怖くないぞ! 俺の前から姿を消せ…悪霊!」 『いや! やめて〜!』 目をぎゅっと瞑り、頭を抱えてうずくまる彼女。 「…なら、 何で俺の前に現れたか答えろ。」
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:57:08
    9 霊に隙を与えないように、数珠は手から離さない。 睨むように言った俺を少し見てから、彼女は俯いた。 『それが… 私にも分からないの。』 「…え?」 『気付いたら死んでて… あの世に行くと思ってたら、いつの間にかここにいたのよ。』 「…何やそれ。」
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:57:31
    10 --- しばらく警戒していても本当に何もしてこない彼女に、少し落ち着きを取り戻した俺はベッドに座って話だけは聞いてやることにした。 それにしても、霊と話せるってどういう状況やこれ。 彼女も隣に座り込んだが、シーツはシワひとつなく、そのままだった。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:58:04
    11 「なんかよく理解出来ないんやけど… なんで君はここに来たんやろ。 こんな事聞くのもアレやけど… 死んだ理由もわからへんの?」 『うん… なんでかな… でもね、 何か大事なことをやり残してる気がする。』 「大事なこと?」 pic.twitter.com/jjdjJoAIz7
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  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:58:35
    12 『誰かに何か伝えなきゃいけないことがある気がするの。』 「…ふーん。 親とか…彼氏とかなんかな。」 『うーん…』 なんで俺、霊と一緒にこんな事考えてるんやろ。 この常識からかけ離れた状況に混乱しつつも、彼女の儚げな表情を見ると、突き放すことは出来なかった。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:58:50
    13 恐怖心を取り払ってよく見てみると、彼女はとても可愛い。 透き通ったように白いその横顔は、霊と分かっていながらも俺をドキドキさせた。 「……」 『なに?』 「へっ?あ、いや…」 『あ、もしかして… 私に見惚れてたとか?』 俺の前に顔を近づけ、悪戯っぽく笑った。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:59:09
    14 「そ、そんな訳ないやろ! 幽霊やねんから。」 『一人でするのが日課なほど、女と関わりないくせにね〜。』 「今日はたまたまやしっ! …ってか何なん? ここに現れたからって、ずっとここにおる必要ないやろ! はよその、伝えたいことがある人? 探しに行ったらええやん。」 pic.twitter.com/7H6nJkdeer
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  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:59:33
    15 面倒になって、顔をしかめながら吐き捨てるように言うと、彼女はまた表情を変えてベッドから立ち上がった。 『行くとこなんかないもん…』 あー、もう… またそうやって寂しそうな顔する… 「そんな事言ったって… じゃあどうすんねん。」 『… そうだっ!
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 18:59:57
    16 手伝ってくれない!?』 「はぁ!?」 『それがいい! あなた、名前は!?』 「… 丸山…隆平。」 『隆平… 隆ちゃんね!』 良い考えね!と、嬉しそうに跳ね回る彼女を一瞬微笑ましく思ってしまった自分の頬を叩いて、我に返る。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 19:00:14
    17 「そんなんあかん! あかんで! 俺は絶対協力せえへんからな!」 『なんで?』 「え、えっと… 忙しいねん俺も!」 『すんごく暇そうだけど。』 「…色々あるの!!!!」 枕を叩きながら声を荒げると、彼女は手を合わせて頭を下げた。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 19:00:33
    18 『お願い! 迷惑はかけないから…』 「っ… えぇ〜… そんな…」 何迷ってんねん、俺! こんなとこでお人好しな部分出てこんでええから… 『…だめ?』 上目遣いで俺を見上げるもんだから、俺は言葉に詰まってしまった。 「…… だめ?…って…。」 pic.twitter.com/umSpNfVktR
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  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 19:00:49
    19 「なんか手がかりあんの?」 『ない。』 「名前は?」 『覚えてない。』 「住んでたところは?」 『分かんない。』 「はぁぁ…」 もう全然先見えへんやん…。 俺は頭を抱えた。 『でもでもっ、 断片的には覚えてることもあるし、絶対探し出せるはずっ!
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 19:01:04
    20 隆ちゃんと一緒なら!』 ねっ?と可愛い顔をして俺の手を取る彼女。 冷んやりした感覚が手に伝わる。 そんな顔されたら俺… 「ま、まぁ… 手伝うくらいならええけど…。」 『やったぁ!!!』 「…ははっ。」 苦笑いするしかなかった。 なんやねんこの展開…
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-09 19:01:12
    21 喜ぶ彼女とは裏腹に、上手く丸め込まれた俺はベッドにうな垂れた。 --- こうして俺と、幽霊の彼女との、非日常的な日々は始まったのだった。 pic.twitter.com/g1mgLFqYWl
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  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-10 00:11:46
    22 --- その日から、彼女は何かと俺にまとわりつくようになった。 「…あの。」 『なぁに?』 「…そんな見られてたら、飯食いづらいんやけど。」 弁当を食べようとしている俺の横で、頬杖をつきながらじっとそれを見ている。 『あっ、私のことはお気にせず!』
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-10 00:12:10
    23 「気にするわ! 嫌でも視界に入ってくんねん。」 『…分かったよ〜。』 しょげた様子でふわりと立ち上がり、俺のベッドに寝そべった。 全く落ち着かへんわ…。 なんか幽霊って、俺が思ってたんと違うんやけど… 想像よりも人間ぽいし、普通に会話できるし。
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-10 00:12:46
    24 なんかこう…人間を脅かしたり、襲ったりするんとちゃうの?? そんな事を考えていると、彼女が急に静かになったのに気付き、消えたのかと思って後ろを振り返った。 「って何見てんねん!!!」 『へぇ〜。 こういうのが好きなんだ。』 さっきオカズにしようとしていた雑誌を
  • まるこ@エイト妄想 @eightmaruter 2017-10-10 00:13:10
    25 パラパラとめくりながら、俺を見てニヤついている。 物とか触れんねんな… 「勝手に人のもの触るんは禁止!!」 そういう雑誌を取り上げると、クローゼットの中に慌てて押し込んだ。 『触ってないもん。 霊力で動かしてるだけだもん。』 「…言い訳しないっ。」 『ケチ。』

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