2017年10月10日

【憑依:TS/R18】氷井町グロブスタ「降る」

まとめました。 そしてタイトルのセルフ縛りはあきらめにより緩和されました。特に何が変わったと言うわけでもないのですが。
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九重七志@憑依特化 @yorishirosama

引きこもりが 眼鏡をかけた女子高生に 液体になって覆い被さり乗っ取る slot-maker.com/slot/9133/ #女体乗っ取りスロット #スロットメーカー 眼鏡はいいものなのです。

2017-10-09 22:17:15
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

▼雨の日、バス停。少女が一人。 しとしとと降る雨はどことなく優しげで、静けささえも感じさせる。 今ひとつ頼りがいのない、薄い日除けの屋根の下。 少女は一人。小さな文庫本を開き、バスを待っていた。

2017-10-09 22:24:14
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

時折ずり下がる眼鏡をクィと上げ、淡々とページをめくる少女。 その身に果たして何が"降りかかる"のか―― 少なくとも彼女は、そんなことを知る由もなかった。

2017-10-09 22:24:31
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「……んだよ、誰だ、あんた……? いつ入った、どこから入った、なんで入った……?」 薄暗い部屋の中、不健康そうな男がくぼんだ目を向ける。 視線の先には、白衣の女。 扉の鍵は締めたまま、窓も開いた様子もない。 もちろん招き入れたわけでもないし、そもそも相手に見覚えなどない。

2017-10-09 22:26:12
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「そんなことはどうでもいいさ。  私は"味方"さ、"君のような連中"の」 「……うるせえ、頼んでねえよ。  俺の部屋から、出て行け」 白衣の女は意に介さない。 口元に手を当て、何事かを口にする。

2017-10-09 22:30:22
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「――『こんなはずじゃなかった』」 「!」 「そう思っているはずだ、今も、昔も、きっとこれからも」 「……てめえ……!」 それが彼の逆鱗であったのか。 男が立ち上がり、女を殴りつけようとする。

2017-10-09 22:31:08
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「おっと」 女に拳は当たらない。 男がつんのめり、床に崩れ落ちたからだ。 「君にいいものをあげよう」 女は、胸元から小瓶を取り出し、男が見える位置に置く。

2017-10-09 22:35:02
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

中身は、得体の知れない赤い液体。 どこか粘り気を帯び、心なしか少し蠢いているようにも見える。 「これを飲むといい。それか、塗るといい。まあ、体に触れさえすればなんでもいいだろう」 女はざっくばらんに中身の説明をする。 男は、わけが分からなかった。

2017-10-09 22:35:53
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「――さて。それじゃあ、ここまでだ。うまくやるといい」 何だ、何なんだ。"こいつ"は、"これ"は。 男は混乱の極みにあった。 離れる足音。そして、視界から女が消える。 「……ああ。最後に一つ、アドバイスだ」

2017-10-09 22:38:47
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

止まる足音、振り返るような空気の動き。 一拍置いた後、放たれる言葉。 「『レールを間違えたのなら、乗り換えてしまえばいい』のさ」 その言葉を最後に、女はここから居なくなった。 まるで初めから居なかったかのように。

2017-10-09 22:39:13
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

しかし。 「……」 男は"小瓶"を手に取った。 「……畜生」 そして。 蓋を開け、"中身"を思い切り飲み下した。

2017-10-09 22:39:46
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

散乱した部屋。開いた窓。差し込む光は曇り模様。 部屋に男の姿はなく、薄汚れたモニターが虚しく光る。

2017-10-09 22:44:28
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

何事かと駆けつけた家族が、鍵付き扉を破るのは、その日の深夜のこと。 彼は誰にも顧みられることなく、その存在を失うこととなり。 窓のふちに、僅かにこびり付いた"あかいもの"が、彼の存在を示す一つきりの残り香だった。

2017-10-09 22:44:43
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

曇天、バス停。少女が一人。 先程まで降っていた雨は既に止み、天気は小康状態にある。 薄っぺらな日除け屋根は雨除けから本来の仕事に戻り、溜まった雨垂れをぽつぽつとアスファルトに落とす。

2017-10-09 22:46:28
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

ぽちょり、ぽちょり、ぽちょり。 少女の肩に、雫が落ちる。 ぐちゃり。 少女は、不意に上を向く。 何か、妙な違和感を感じたからだ。 そして、それは。 ――まさしく、決定的なものだった。

2017-10-09 22:48:10
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「――!?」 日除け屋根は、"なにか"に染まっていた。 あかい、あかい、そのなにかは。 薄ぺらな日除け屋根に染み込み、垂れ、浸透していた。

2017-10-09 22:49:20
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

ぐちゃり、ぐちゃり、ぐちゃり。 "あかいもの"は降り注ぐ。雨のように、少女の方へ。 「――ッ!??」

2017-10-09 22:51:38
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

これはなに、いやだ、気持ちが悪い、ぬるぬるする、熱い、不潔、汚らしい―― 少女の顔に、幾多の嫌悪の表情が並ぶ。 だが、それは。 ほんの始まりに過ぎなかった。 「!!!」

2017-10-09 22:52:18
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

"あかいもの"が、うごめく。 それは、膨張し、伸縮し、彼女の体を這い回る。 そして、じわりじわりと。 少女の体へ、浸透する。

2017-10-09 22:52:43
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「っ!! ……っ! ――っっ!!」 少女の口元は既に粘液に覆われ、悲鳴を上げることすら許されない。 それでも懸命に声を上げようとする少女の喉元からは、ただゴポゴポとした濁音のみが吐き出される。

2017-10-09 22:57:55
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

ジュルリ、ジュルリと柔肌を撫で回す赤く熱い液体は。 すこしずつ、すこしずつ。その柔らかな体の内側へと染み込んでいった。

2017-10-09 22:59:28
九重七志@憑依特化 @yorishirosama

「!!!?」 無論、それだけではない。 耳、鼻、臍、爪の隙間。眼窩の奥や恥部、秘部。 あらゆる穴に血管集結部位、薄肌の層。その全てが"侵入経路"となる。

2017-10-09 22:59:48
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