「何故、卑屈なオタクは小説家ではなくラノベ作家を目指すのか?」
浮気と不倫のカウンセラー見習いやってます。
卑屈なオタクはこう考える。お前ら下等な連中と違い俺は漫画より高等な小説を読む。しかし、実際の文学作品は敷居が高く、ビジュアル面で萌えがないから飽きる。そこで挿し絵と表紙に萌えのあるラノベに走るわけだ。もちろん内容も漫画的で分かりやすい。
2017-10-10 21:09:10そのようにしてラノベに嵌まる卑屈なオタク。その中から一歩進み、俺は俺のための萌えを作れる。その萌えは既存のものより優れているに違いない‼とか思い始める。
2017-10-10 21:11:07で、ここからが卑屈なオタクの卑屈な部分が見え始める。ラノベにあこがれたのだからいきなり作文を始めれば好いに、そうではなくキャラクターを設定しはじめる。物語より先にリビドー溢れるキャラの容姿と性格を作り始めるのだ。
2017-10-10 21:14:03しかし、そこで卑屈なオタクは最初の壁にぶつかる。容姿と性格は設定できるがビジュアルとして顕現させれない。そう、絵が描けないのだ。仮に挑戦しても他人にチヤホヤさられるレベルに至れない。
2017-10-10 21:15:59そして卑屈なオタクは再び文章へ帰る。そのため書き出したばかりのオタクラノベでは容姿と性格解説に長文を費やす。劇中の行動や心情描写ではなく、地の文にだらだらと人格解説を書くのだ。
2017-10-10 21:19:28卑屈なオタクが初期作ラノベで地の文にキャラクター設定を書きなぐるのにはもう一つ理由がある。それは挿し絵を書いて欲しいからだ。
2017-10-10 21:21:09卑屈なオタクがラノベを書くとき一番大事にしているのはお気に入りキャラに埋めこんだエロス。それを文章ではなく二次元へと顕現させる絵描きに解りやすく解説するためにもキャラクター設定の殴り書きは必要不可欠なのだ。もっとも描いてもらえる可能性など稀有なのに。
2017-10-10 21:23:53そんなこんなで人物のアウトライン解説に長文を費やす形でオタクはラノベの処女作を公開する。その後正しい文章を学ぶ道に進むか、独りよがりの自慰設定にふけるかでオタクの運命は変わるのたが、それはまた別のお話······
2017-10-10 21:27:40