◆裁判員にストライク◆ 2017年10月22日 最高裁判所裁判官国民審査 【小池裕】裁判官について(一番右)& そもそも国民審査って何だ!?
- nag_masaki
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まず、国民審査って何?
【10月22日は、最高裁国民審査もお忘れなく!】 審査用紙への掲載順が確定したようです。 勝手に「模擬審査用紙」をつくりました。 これからTwitterで、各裁判官の情報を小出しにしていきます。 chunichi.co.jp/s/article/2017… pic.twitter.com/NSmrVKNw2u
2017-10-08 19:58:32あと、「裁判官全員に×を付けます!」との宣言リプライをくださる方が数人いらっしゃいますが、私に報告されても困ります。 私は投票箱じゃありませんので…。 #2017国民審査
2017-10-09 13:29:14◆日本国憲法 第79条
1 最高裁判所は、その長たる裁判官及び法律の定める員数のその他の裁判官でこれを構成し、その長たる裁判官以外の裁判官は、内閣でこれを任命する。
2 最高裁判所の裁判官の任命は、その任命後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し、その後10年を経過した後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際更に審査に付し、その後も同様とする。
3 前項の場合において、投票者の多数が裁判官の罷免を可とするときは、その裁判官は、罷免される。
4 審査に関する事項は、法律でこれを定める。
〔以下略〕
◆最高裁判所裁判官国民審査法 第15条(投票の方式)
1 審査人は、投票所において、罷免を可とする裁判官については、投票用紙の当該裁判官に対する記載欄に自ら×の記号を記載し、罷免を可としない裁判官については、投票用紙の当該裁判官に対する記載欄に何等の記載をしないで、これを投票箱に入れなければならない。
2 投票用紙には、審査人の氏名を記載することができない。
◆最高裁判所裁判官国民審査法 第16条(点字による投票)
1 点字による審査の投票を行う場合においては、審査人は、投票所において、投票用紙に、罷免を可とする裁判官があるときはその裁判官の氏名を自ら記載し、罷免を可とする裁判官がないときは何等の記載をしないで、これを投票箱に入れなければならない。
2 前項の場合における投票用紙の様式その他必要な事項は、政令でこれを定める。
◆最高裁判所裁判官国民審査法 第22条(投票の効力)
1 審査の投票で左に掲げるものは、これを無効とする。
一 成規の用紙を用いないもの
二 ×の記号以外の事項を記載したもの
三 ×の記号を自ら記載したものでないもの
2 審査に付される裁判官が2人以上の場合においては、前項第三号に該当する投票は、その記載のみを無効とする。裁判官の何人について×の記号を記載したかを確認し難い記載もまた同様とする。
◆最高裁判所裁判官国民審査法 第32条(罷免を可とされた裁判官)
罷免を可とする投票の数が罷免を可としない投票の数より多い裁判官は、罷免を可とされたものとする。〔以下略〕
◆最高裁判所裁判官国民審査についてのよくある質問(総務省Official)
・最高裁裁判官の国民審査は、一度うけたら10年うけないと憲法にある ・最高裁判官の平均年齢は60歳 ・定年は70歳 ・だから事実上、みんな一回しか受けない 妙な制度だなーこれ
2017-10-16 18:13:00不満を晴らそうと、裁判官全員に×を付けるのは簡単です。意思表示として尊重致します。 ただ、「全員×だ!」と、高らかに宣言するようなことかな?と思います。 現状を直視して検討しない姿勢では、「最高裁なんか知るか!」と適当に無印で投じる人たちと大差ないと考えます。 #2017国民審査
2017-10-09 17:42:40国民審査で全員×を付けたい方、どっちも有効票となります。下のほうが早いですかね。 pic.twitter.com/UGou6kAYGD
2017-10-09 17:56:47日経で最高裁裁判官国民審査の説明見てきたけど23回やって落とされた人誰もいないってもう誰も真面目に投票してないんじゃ...?
2017-10-11 23:42:13来週日曜は「衆議院選挙」だけども「最高裁判所裁判官国民審査」もある。これたまにあるけど、これこそ良い人悪い人なんて判断出来ないんですけど(^^;
2017-10-16 11:37:15どうして国民審査をやるのか?
憲法で定められているからです。
1940年頃から、アメリカ合衆国のミズーリ州でのみ、地元の裁判官を住民が定期的に信任審査する「ミズーリ・プラン(メリット・プラン)」が行われていました。
このような、住民によって司法を直接的に審査するしくみを、裁判所(司法)を 人々からの支持や信頼感で支える制度として理想的なものだと考えたアメリカ人が、1945~46(昭和20~21)年、日本国憲法をつくるメンバーとして加わって、ミズーリプランをヒントにして、草案の中へ「最高裁判所裁判官国民審査」を盛り込んだものと考えられています。
現在、国を挙げて、最高裁判所の裁判官を国民が審査しているのは、世界でも日本ぐらいだといわれます。
【最高裁 国民審査を棄権したい有権者の方へ】 何も書かない「白紙」での投票は「全裁判官の信任」の意思表示となります。 国民審査の棄権は『審査用紙を係員の方に返す』ことで実現できます。 『×以外の印を書く』のは無効票ですが、投票総数にはカウントされます。厳密には棄権ではありません。
2017-10-11 10:44:55投票、裁判官信任の紙渡されて、調べてなかったから「棄権します」って言ったら怖い顔で白紙で信任として入れてくださいって言われて怖かったので次から全員△とか書いて無効票にしようと思いました…国民審査あるの忘れてたわたしも悪いけれど
2017-10-16 16:43:45最高裁判所裁判官国民審査は、辞めさせたい裁判官に×印を付ける制度です。 わからないからと、白紙で出せば、「全員信任(全員OK)」とみなされます。 やってることはハッキリ言って、ワンクリック詐欺に近いです。 #2017国民審査
2017-10-12 00:16:12国民審査のたびに、最高裁の15人全員が審査対象になるべきですよね。最高裁判事になって何年か経たないと、判断も蓄積されません。 今のような「新入りのみを実質1回きり審査」というようなやり方は、判断資料も乏しく、非常にわかりにくいですよね。 #2017国民審査
2017-10-12 00:26:39最高裁判所裁判官国民審査は、本来、信任⇒○ 罷免⇒× 棄権⇒無印 にすべきです。 ただ、その実現には憲法79条の改正が必要なので厄介です。 せっかく国民審査という制度があり、毎回6億円以上の費用がかかってる以上、最高裁の発展のため、有効活用できるといいですね。 #2017国民審査
2017-10-12 00:22:27憲法79条3項は「投票者の多数が裁判官の罷免を可とするときは、その裁判官は、罷免される」 と書かれているだけなので、国民審査を『信任⇒○ 罷免⇒× 棄権⇒無印』にすることとは矛盾しないのか。よく考えたら憲法改正しなくても変更可能かもしれません。 #2017国民審査
2017-10-12 07:25:53国民審査を、最高裁の15人全員について審査対象とするには、憲法79条2項の改正が必要ですね。 この問題、前にも考えたかもしれませんが、すっかり忘れています。解散総選挙のたび、数年おきしか気にしないからですなぁ……。 #2017国民審査
2017-10-12 07:39:09最高裁の裁判官って、何者?
裁判を起こしていて、高等裁判所の出した判決などに納得がいかない当事者が、もう一度審理しなおしてほしいという「上告」を受け付ける人たちです。
この上告審で示された判決をもって、原則として確定します。
確定判決は、「再審」という裁判のやり直しを行わない限りひっくり返りません。再審を始めるには、新しい証拠を探して持ってこなければならないなど、非常にハードルが高いです。
最高裁で判決が確定したら、それで司法としては決着をつけたことになります。最高裁判所は「最終審」などといわれます。
最高裁に裁判官は、常に15名がいて、第一~第三小法廷に、5名ずつが所属し、上告審での裁きを行います。
ただし、憲法問題が絡む事件や、判例変更などを行うときは、15名全員が集結する「大法廷」で裁きます。
定年退官などで欠員が出れば、直ちに新人が補充されます(定年は70歳)。現在、女性は2名います。
最高裁判所の大切さ
最高裁は、憲法問題などが絡む事件を裁くとき、憲法や法律にハッキリ書かれていないルールを探って明らかにする判例をつくることがあります。
この判例が、法律に匹敵するぐらい、国民の生活に影響をおよぼすこともあります。
司法判断の方向性が凝り固まりすぎず、時代の流れを読み続け、価値観の多様性を確保するため、裁判官15名のうち、約10名は、裁判官出身でない人材が登用されます。
- 裁判官出身(5~6名)
- 弁護士出身(3~5名)
- 検察官出身(1~2名)
- 行政官僚出身(1~2名)
- 外交官出身(1名)
- 学者出身(1名)
最高裁の裁判官は、法廷の外での合議(話し合い)で、たとえ自分が少数派になっても、判決文の中でその少数意見を公式に発表することができます。
(地方裁判所や高等裁判所の裁判官ですと、たとえ合議で反対意見が出ていても、判決は「全裁判官で一致」したものとして出さなければなりません)
「弁護士出身」「外交官出身」「学者出身」の裁判官が、比較的多くの少数意見を出す傾向にあります。
最高裁の判事は、誰が選ぶのか?
新しい最高裁の裁判官は、内閣が任命します。
ただし、通常は出身母体の組織(最高裁や最高検、日弁連など)がピックアップして作成した推薦リストから選ばれることになります。
ただ、こうした最高裁の新人を選ぶプロセスが、一般の国民から見て あんまり透明じゃないので、しばしば問題になったりします。特に今回ですと、山口厚裁判官(右から3番目)のケースです。
その新人裁判官は、任命されて初めて行われる総選挙のタイミングで、国民審査を受けます。なので、15人全員が審査対象になるわけではありません。
司法の頂点
裁判所組織のトップである最高裁の長官には、現在、寺田逸郎氏(第18代)が就いています。憲政史上初、父親と2代にわたって長官を務めています。
最高裁の長官は、内閣が指名し、天皇が任命しますので、時の内閣の「色」や「思惑」が出る場合があります。
寺田長官は、2018年1月に定年を迎えます。
いちおう、今回の審査対象である大谷直人判事(左から3番目)が、次期長官の最有力候補とみられていますが、国民の99.9%以上は興味ありません。
司法が目立たなくていい世の中は、それはそれで幸せですけどね。
期日前投票行く直前に、今回は国民審査もある事に気づいた。ありえない!と思ったあの判決を出した裁判官には、丁寧に×をつけさせていただきます。おつかれさまでした。 しかし公式の広報、読ませないつもりでいるとしか思えないセンス。字が細かすぎ。話題の裁判を見出しでまとめたらいいのになぁ。
2017-10-16 16:46:4621世紀だと、国民審査広報もPDFになっています。便利! twitter.com/nyx_aster/stat…
2017-10-16 17:15:58最高裁判所裁判官国民審査 審査対象裁判官情報 pref.kanagawa.jp/cnt/f5/p118171… 審査広報 pref.kanagawa.jp/uploaded/attac… [PDF] 『略歴』『最高裁判所において関与した主要な裁判』『裁判官としての心構え』の記載があります。
2017-10-16 15:58:46