先に書いておかなければならなかったことを書きます。 ぼくは、16歳の時にアスペルガー症候群(ASD)と診断され、18歳の時に統合失調症を発症し、入院しました。今回の入院は2回目です。
2017-10-18 10:44:43何がぼくを突き動かしていたのかはわかりません。でもたぶん、正常な人の意見が聞きたかったのだと思います。みなさん優しいですが同時に賢いのでぼくと関わることはしませんでした。でもそれでよかったのだと思います。
2017-10-18 08:40:19そしてそれでも、皆様方、とくにフォローを外さなかった人に対する恩はとても深く感じています。家族では埋められない部分を埋めてくれたと思っています。ありがとう。
2017-10-18 08:41:55まずはじめに、「保護室」と言って、ベッドとトイレしかない部屋に閉じ込められることから、ぼくの治療は始まりました。その期間だけで、1ヶ月弱かかりました。
2017-10-18 08:43:19でもこれはいけなかったと思います。ぼくは一人きりにされると考え事を始めます。だから、正気を保つために歩き回ったり、壁に空書したりしていました。自分なりに探求をやっていました。あの日々がよけいにぼくをパワーアップさせてしまった。
2017-10-18 08:45:23どんな環境かというと、重度の認知症の方や、ぼくと同じ統合失調症の方、自閉症の方など、話が通じない人ばかりいる所でした。これがまた死にたくなるくらい辛かった。たぶん、「自分は賢い」がアイデンティティの人は、実際に死ぬしかないと思わされるでしょう。
2017-10-18 08:48:32もう片方はアレとして、「泣く」は本当に効果的だったと思います。好きな音楽を思い出して(その時はまだ音楽プレイヤーを使う許可が降りていませんでした)、さめざめ泣いていました。ぼくがフォローしている人の曲ももちろんあります。
2017-10-18 08:50:34あとは、よく食べて、腹筋をしていました。最後にも言うのですが、「ジプレキサ」をもらっているので、体重増加のリスクは避けられません。ひたすら代謝を高めるように努力しました。おかげで入院前と体重はそう変わりません。
2017-10-18 08:51:42で、なんとか開放病棟に移ってからは、いろいろなことをやってみました。音楽を聴く(プレイヤーの許可が降りたので)、リビングルームに置いてあったジャンプ漫画の模写をする、トランプのゲームを自分で考える、まれに、詩や小説を書いたりしました。
2017-10-18 08:53:43自分で言うのも何ですが、こんなに意欲的な患者はそうそういないと思います。ぼく以外はほとんど絶望的な顔をしていました。ぼく以外でよく笑っていたのは、むしろ一部のお年寄りの方でした。人生経験で、絶望に打ち勝っているようで、ああなれたら良いなと思わされました。
2017-10-18 08:55:32患者さんと話すのは辛いことが多かったです。汚れた鏡を見るような気分になったので。でも、一人、ものすごく理解力の高いお年寄りの女性がいて、こんな場所にもすぐれた智慧を持っている人がいるんだなと、驚けたことは一つのポジティブな経験になりました。
2017-10-18 08:58:05結局、他人と話して笑う、音楽を聴いて泣く、よく食べて運動する、マスターベーションをする、みたいな感じでした。消去しようと心がけたのは「怒り」ですね。今でもできていませんけれど、前よりかはマシになった気がします。
2017-10-18 09:00:43あと、「必ず治る」と信じ込むことですか。治らない患者さん、「治らない」って言ってるか、顔に書いてあるようになってます。薬は「悪くならないように制御する」のが役目であって、「治る」ために何かできるのは自分自身だけです。薬物療法が訝しまれているのは、ここがよくわかっていないからです。
2017-10-18 09:04:06ぼくは単純な人間なので、「顔も知らない誰かが待ってる。何度も会った友達も待ってる。ひとりじゃない」と思い込んで、ここまでは治しました。
2017-10-18 09:05:36バレリンというのは、元々は抗てんかん薬なのですが、どうやらADHDの改善のために処方されているようです。実際、よく効いています。
2017-10-18 09:10:16