あやめ十八番「三英花 煙夕空」はるこ感想

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

あやめ十八番「三英花 煙夕空」りょんりょんの一人芝居を見ているような心地で、懐かしい。お話の展開と、手触りやスケール感もぴったりの場所だし。あかりの使い方も楽しくて。ただもう暑いのは仕方ないんだけど暑かったのでもう半袖とかノースリーブとかで来たらいいですかね

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

三英花 煙夕空。りょんりょんがひとり語りで伝え続けてきた物語が、おぐっちゃんとか島田さんとかの肉体を得て、目の前に現実として描き出されるのを見ている、ような心地。なんかちょっと今までの作品と産まれ方が違うみたいな。不思議な感じ。四人芝居。好きよ。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

島田さん、隅から隅までたまらん役でしたな。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

三英花 煙夕空。なんだろな、……りょんりょんの物語に飲み込まれるとか、着ているとか、代弁しているとかじゃなく、現実のものとしてそこにあると分かるんだな、島田さんが喋ると。小さな大正時代のアトリエで、このお話だから、というのもあるけど。ひときわ。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

三英花 煙夕空。上演台本をサラーっと眺めましたが、文字で見るとふわっと興奮してしまいますナァ。ファンてのはトコトンまでミーハーですからなぁ、何ンでも美味しく戴いちまうのですよ。ヴィジュアルやエピソードは真物なのに、銘はもじりという骨董たちも楽しい。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

鬼ごっこ／蜘蛛 あやめ十八番「三英花 煙夕空」 骨董商 尼子鬼平役 島田大翼さん（@disk_hid） pic.twitter.com/EnTg4SJPLO

拡大

拡大

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

▲５七金／巣 あやめ十八番「三英花 煙夕空」 刑事 西田昌造役 吉田能さん（@notenki_mw） pic.twitter.com/syhprL10Kq

拡大

拡大

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

役柄をイメージして撮らせていただきました。自然光の入る畳敷きの茶の間で役者さんを撮影する機会なんて、今後もうないだろうと思ったので厚かましくもお願いしました。快くご対応戴いて誠に有難うございました。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。おぐっちゃんの声の輪郭がくっきりとなった、これが正解か、物語が読み取りやすくなった。春と、ラストの西田刑事の声。よく響くから、楽器もここが本領なのではというまとまりのよさ。アトリエではウッとなった人形ぶりも、ここならばちょうどよい大きさ。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。三宝にフォーカスされた手触り。尼子鬼平はストーリーテラーへまわり、骨董達の姿がより鮮明に浮かび上がった。照明周りが充実、スタイリッシュ。しかし読経が分厚くなるから軽くなることもなくよいバランス。黄金、柘植、蜂蜜。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。春と、ラストの西田刑事がふわふわしてて分かりにくかったのだと、大阪上演版を見て初めて気付いたよ。これならきちんと春が狂っていることも、西田刑事が捕り逃していることも、よっく分かる。えええーこれ東京で出せなかった？言っちゃダメなやつ？それとも敢えてかしら

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。広いから、春と象二郎の逢瀬がちょっと遠くなるのがな、そこはアトリエの距離感の方が好きだった、吐息さえも感じられるほどで。ちょっと遠いと、あれだけ暗いし、惹きつける力が効きにくくなるかな。三宝がそれぞれ独白する能さん含めてのフォーメーション、見栄えがしてよかったなぁ

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。言われるまで全く意識してなかったんだけど、そういや仏教でしたな今回は。（いつも神道だし、ダズデビではキリスト教だったわねえ）読経の響きがまさにお寺で聞くそれなので（当たり前だけど）ほんとうに素晴らしいよ。聞き入ってたら冒頭で倒れる堀越さんをちょっと見逃したのは内緒だよ。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

カラサワギの美斉津さんとっても楽しかったんで、東京在住のみんなたちはもちろん東京公演で見るんですよね？というかんじ。煙夕空とのマリアージュが抜群でびっくりした。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

サテ煙夕空おわりました！どうしようかな！と思ったけど、やりたいことは全部あの撮らせていただいた写真４枚に詰め込んでしまったのよね。大阪上演版を見終わっても、わたしの感想はあそこから変わらんよ。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。應典院の床に刻まれていた盤の目がアトリエには刻まれていなくて。鬼平さんの杖がすぐ爪先まで這い寄って来たことを思い出して、あぁあの時は境界の内側にいたのだなぁと気付いたのよ。杖は、きっちり盤のキワまでしか来なかった。應典院は盤の外側から盗み見ていたのだな、と。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。お陰様で考察が深まりすぎて……将棋は全く知らないんだけど、やっぱり知ってるからこそ分かるところがあるよなぁと。西田刑事は完全に鬼平がクロだと思って甘く見てる、っていう捉え方に将棋を使うの面白い。（実際、闇を暗いと感じぬ者です、のカマのかけ方とか完全に鬼平を舐めてるよね…）

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。人の世から鬼平を見る視線が西田刑事だとしたら、人ならぬ世から鬼平を見る視線は十本足の蜘蛛・棕櫚なのだろうなぁ。（とてもじゃないが目が離せんわ。面白い。尼子鬼平、）いずれの立場からも同じく、見届ける者、なんだなぁ。鬼平の着物の裾に蜘蛛の糸がついてると気付くのは西田刑事だし。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。棕櫚が自己紹介で自らの種類をアシダカグモと明かしている。「俺ばかりと思っていたが、人も巣を張り、餌を待つのか」と棕櫚は言うが、アシダカグモは網を張らない。夜に徘徊して餌を捕る。あとね、衛生害虫を捕食する立場の、益虫なんですって。忘れてた、真っ先にそこに気付くべきだった。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。「雑種 花月夜」に登場した島田さん演じるジェームズ、これがゲジゲジで。彼も、劇中で益虫証明書を提示するシーンがある通り、益虫なんですよね。ゲジゲジは人を咬むこともあるからそこはちょっと困るけど、アシダカグモは咬んだりもしないんだって、怖がって逃げちゃうんだって。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。いつものやつも一応。棕櫚の花言葉は「勝利」「不変の友情」ですって。棕櫚様を掌中におさめたものが、最後に勝利を手にするの？葉の形が掌状だから十本足とかけて名乗ってるだけでもかっこいいのにさぁ。設定盛りすぎじゃない？（最高） hanakotoba.name/archives/2005/…

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。骨董品って、ただ古いだけの道具では駄目で、希少価値がないといけないのよね。鬼平は「僕自身、骨董品になるまでね」と言っているけど、自慢の目はもう無い。骨董の声を聞くことが出来るのだとしても、無知で無学で美しいだけの骨董を集めているだけの男に、希少価値があると言えるのかしら。

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。自分の声で喋っている人間は、尼子鬼平しか登場しないのだ。１から１０まで、すべてが狂った鬼平の妄想で、師匠が鬼平の目を潰した理由さえ彼の口からしか語られない。ひとつ残らず鬼平の主観でしか情報が与えられない。真実を見付けたように見えて、それが真実であるかどうか確認する術がない

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。自分で、無知で無学で美しいだけの骨董を集める云々言っているのに、どうしてそんな自分が骨董品になるとか自慢げに言っているのか。自虐と取るには、彼の自尊心がそれを許さないだろう。え？自虐なの？ジャパニーズ骨董の「役に立たなくなったガラクタ」ミーニングを取るタイミングなのこれ

晴子 𝙷𝚊𝚛𝚞𝚔𝚘 @4869haru

煙夕空。餌、闇、面白い。骨董的希少価値。被っただけで罪は染みない。塗り替えるんですよ。