いーじあんばいぱー氏による「エロゲ統計2」感想

いーじあんばいぱー @aegeanviper

地震とかのゴタゴタでえらく遅くなってたが、そろそろ良い頃合いかな。

いーじあんばいぱー @aegeanviper

課題図書の「エロゲ統計２」( http://bit.ly/dMUEtL )の感想を投下します。なお、学部生が拙い知識を元に書いたものなので、間違った箇所があれば詳しい方からのツッコミを頂けると幸いです。後、長文ツイートを連続投下するので、興味ない人は退避をお願いします。

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最初に表紙裏表紙ですが、ともにエロゲのパッケージを模したものとなっており、その手の人にはツボるのではないでしょうか。また絵師さんの絵も可愛いです。表紙絵の２人のどっちかを選べと言われたら自分は右の子を選びますね。

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この中で、性格に関するカテゴリ設定については著者も書いてるとおり、主要５因子性格検査の５因子のみを援用する形になっていますが、エロゲヒロインに性格診断の質問に答えてもらうのは不可能なので、キャラが因子に対してどうなのかを著者が直接判定する形となっています。

いーじあんばいぱー @aegeanviper

また、乳の大きさや瞳の形状など主観的な判断になりやすいビジュアル面について、図表で表して判断基準を明確にしてるのは好印象でしたね。ついでに、ここの図表の３人だったら【貧乳および吊り目】の子ですな。

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次に、クロス集計表からカイ２乗検定→残差分析でカテゴリ毎の関係性を調べている部分ですが、検定結果が有意確率が0.01未満から0.03(第１種の誤り確率が1%未満から3%)となるようなカイ２乗値になっています。

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また、検定に用いた有意水準を明記していなかったため、著者の方に質問したところ0.05(5%)で検定してるとの回答をいただきました。よって、それぞれのクロス集計表について関係性があると判断できる値です。

いーじあんばいぱー @aegeanviper

個人的には、統計を少しでも囓ったことのある人にはある意味常識みたいにはなっているものの、前提となる仮説と有意水準は明記したほうがベターだったかなと考えます。今回は著者の方のうっかりミスだったそうですが…

いーじあんばいぱー @aegeanviper

身長の円グラフについてですが、平均を160cmと考えて前後10cmを普通として集計して、普通の割合が69%になり、長身・小柄の割合が12%と19%となるという、かなりキレイな結果が出たなと感じました。

いーじあんばいぱー @aegeanviper

今回は高い・低い・普通と３種類のカテゴリしかないので作成はできませんが、数値データ（正確には1cm毎のカテゴリカルデータになると思いますが）で集計しなおしてヒストグラムを作ると、平均値160で標準偏差10の正規分布に近いものが出そうな印象を受けました。

いーじあんばいぱー @aegeanviper

数量化Ⅲ類を使った分析についてですが、どの分析についても寄与率が低いのが目につきました。これは数量化Ⅲ類が主成分分析よりも累積率が低く出やすい傾向がある為にそういう印象を受けたのだと考えます。また、実際の解析の現場においては模範的な数値が出にくいということなのかもしれません。

いーじあんばいぱー @aegeanviper

特に第２軸までの累積寄与率が２０％前後な上に、散布図で各カテゴリのプロットが別れずに固まって出ている髪色の分析については、解釈を与えるのにかなり苦労されたんだろうなと思いました。

いーじあんばいぱー @aegeanviper

最後に、決定木を利用した分析についてはあまり詳しくないので、なるほどと素直に読んでいましたｗ（木構造と言われると探索木とかアルファ・ベータ法とかを先に連想してしまう脳味噌なのです。 勉強しなきゃなあ…

いーじあんばいぱー @aegeanviper

以上で終了となります。繰り返しになりますが、学部生が拙い知識を元に書いたものなので、間違った箇所があればツッコミを頂けると幸いです。この手の話題において意外だと思われる検定結果もあるので、是非とも買ってみては如何でしょうか？→ http://bit.ly/dMUEtL