アズレンSAWまとめ

たこいちろう@天然記念物 @_TKKC_

SAW指揮官と理不尽暴力指揮官、そして二つの光を選ばされる理不尽な生活を強いられたハムマン

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彼女が君の「ハムマン」だね？始末に残念だよ。我が軍に君のような下衆がいたことがね… さて、ハムマン君、君には自由になる権利と目の前の下衆を殺す権利がある。 目の前の二つのボタンがそれぞれ「殺す権利」のボタンと「自由になる」権利のボタンだ。

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赤いボタンを押せば目の前の下衆は苦痛の限りを味わい、死ぬ。しかしその時点で君は上官殺しの罪を負い、裁判にかけられる。かなり重い罪になるようなむごたらしい殺し方だ。君はそれほど辛い生活を強いられている。今後を牢で過ごす程度、苦にならないほどのな。

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青いボタンは言わば鬼ごっこだ。後ろの扉が開いたのち、この男は解放される。この男は君を血眼にして探し出すだろう。上にバレてしまえば一大事だからな。しかし君は彼の指揮下から逃れられる権利が手に入る。今までの生活よりは辛くはないが、追っ手が途絶えるまでは逃亡生活だ。

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さぁ、「ハムマン 」 君はどっちのボタンを押す？ 3時間、考える時間をやろう

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「おいハムマン ！！！てめえ俺を殺したらわかってんだろうな！！！テメェみたいな役立たずが行き着くとこなんてたかが知れてるんだよ！！！」 「そのように道を絶ったのは貴様だろう。自身のストレスのはけ口にして、性のはけ口にして、挙げ句の果てには畜生以下の生活だ。」

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「てめぇもてめぇだ！！！気持ち悪い仮面しやがって！！正義気取りか！！？貴様なんざ俺が指示を出せば身元なんてすぐに割れるんだよ！！」 「私は権力にも悪にも屈しない。ただ私の正義を貫くのみだ。そのためにはいかなる犠牲をも厭わない。ハムマンに命乞いでもしたらどうだ。」

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「なぁおいハムマン！てめぇ！誰のおかげで今日まで生きられたと思ってるんだ！役立たずなお前を！俺が！拾ってやったんだぞ！」 「命乞いどころか植えつけた恐怖で服従させようとする精神、とても哀れだな。しゃべれば暴力、黙れば性暴力、与える食事は水道水かけご飯、それも5日に1食。」

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「むしろ今日までよく生き延びられたものだな。並みの人間では餓死してもおかしくない。」 「そ、それは…他の子達がこっそり分けてくれたのだ…ごはん…」 「あんだとてめぇ！他のやつの飯くすねてたのか！？どこまでもいじきたねぇやつだなぁ！」

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「わかっただろう。全ての理由を君にこじつけ、理不尽なまでに暴力の限りを尽くしてきたのだ。それでも君には選択する権利がある。」 「クソガキがぁ！！！上官殺しは大罪だ！！俺を殺せばどうなるかわかってんだろうが！！」

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「小煩い男の話を聞くのはやめにしよう、ハムマン君」 「！？！？？！！？む"ー！？」 「この男は別の「ハムマン」を手に入れたときは優しかった。他の子よりも寵愛していた。しかし彼は突然態度を豹変させた。より可憐な軍艦の建造に成功したことがきっかけだ。」

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「それ以降君は虐げられるようになった。軍議で小言を言われれば拳を振るい、連勤明けにはオナホール扱い、資金の削減だと食事を削った。もちろん全て「ハムマン」に対する仕打ちだ。新たに君が建造されるたびに仕打ちは厳しいものとなり、そして君が建造された。」

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「君が知っているかどうか定かではないが、彼は功績で言えばかなりのものだそうだ。階級も飛ぶ鳥を落とす勢いで昇進を重ねたせいで、周りから青二才などと蔑まれている。敵も多いが味方も多い男だ。」

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「その昇進真っ盛りな中で戦力の要である君たちが理不尽な暴力に遭っていると知れば、上層部はどう動くか想像できるだろうか。」 「そんなの…わたしにはわからないのだ…」

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「一つ…聞かせてほしいのだ…」 「許可しよう」 「私以外の…ハムマンは…どうなったのだ…？」 「皆死んだ。誰にも看取られることなく。無様に。畜生以下の無様な死だ。」 「…そんな…！？」

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「過去の君よりも酷い仕打ちをされた君は二つの選択肢を与えられた。どちらを選ぶかは君次第だ。」

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「時間だ、ハムマン 。答えを聞こう。」 「……私は…私は…」 pic.twitter.com/dIEya1eOKG

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「判決、被告艦「ハムマン」に終身刑を言い渡す」 私の裁判は終わった。 終身刑、当然の結果だった。 指揮官の死を見届けた後、私は気を失った。 栄養失調と極度の緊張からの緩和されたせいだった。 目が覚めたのは真っ白な病室で、外はとても明るかったのを覚えている。

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意識を取り戻した後、基地へ戻った私は基地内の様相を目の当たりにした。 歴戦の将校たちから青二才と嫉妬されるほどだった指揮官が忽然と消えた基地は混乱の渦中にいた。 指揮官を愛するものはパニック状態に陥り、任務に忠実なものは指揮を失った。

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あるものは姉妹艦を傷付け、あるものは暴食に陥り、あるものは心を閉ざした。混乱の中を私は過ごした。配給担当は私にまともな食事を与えてくれた。「艦の中には貴女を疑ってるものもいる、気をつけて」と忠告してくれた。 私は恐怖と自責で、あの時起きた出来事を話すことができなかった。

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裁判が終わってからは何もかもが早かった。 現基地の撤退準備、各艦の次の着任先、そして私の移送、全てが早かった。 今まで受けてきた仕打ちとくらべて、監獄生活は異常なまでの快適さだった。