宇都隆史(@TakashiUto)参議院議員による被災地現場レポート
外交国防委員会にて質問を終え、タクシーに飛び乗りました。これから熊谷議員と共に被災地の支援のため現地入りします。明日は空自松島基地へ、明後日は谷垣総裁をお迎えして現地視察、その後、陸自東北方面総監部に激励に行って参ります!
2011-03-25 16:09:59被災地レポート①先程山形空港到着。大荷物の乗客が多い。救援物資が詰まってるのかも。山形から仙台への高速は、一般車でも走れるが、50km規制。至るところ路面に凸凹があり、車に強い振動が…。地震の規模が推し量られる。外気温2℃。被災者は寒さに震えていないか心配だ。
2011-03-25 20:25:21被災地レポート②高速道路のサービスエリアから、長蛇の渋滞が発生してた。右車線を走り通り過ぎながら確認すると、ガソリンスタンドに並ぶ車の列だった。しかし、給油はしていない。熊谷議員曰く、いつ来るか解らないタンクローリーを期待して待ってる人だとのこと。現地は燃料が足りてない!
2011-03-25 20:28:58被災地レポート③市内の仮営業中の宿に到着。宿泊客は、作業着をきた若い男性が多い。恐らく他県から復興支援に駆け付けてくれた有志だろう。偶さかすれ違った若い宿泊客が「今日マジ疲れたっす」といいながら、苦労とは裏腹の奉仕の喜びに満ちた良い表情をしていた。日本は捨てたもんじゃない!
2011-03-25 21:15:28被災地レポート④0800から行動開始。昨夜は雪が降り、行き交う車の屋根に積もっている。朝からガソリンスタンドに並ぶ車の列。こちらもガソリンが心配だが、高速を使って東松島に向かう。途中、何台もの自衛隊車両を見かける。震災から二週間、疲れもピークだろうが、頑張って欲しい。
2011-03-26 09:04:14被災地レポート⑤松島基地を視察。津波の被害は甚大で、滑走路脇の誘導灯等、あらかたの飛行場施設は水圧で跡形もない。水没した戦闘機が、まだ泥まみれのまま、格納庫に。水は貴重で、機体を洗い流すのには使えない。しかし、隊員はキビキビと動き、元の体制を取り戻すため、走り回っていた。
2011-03-26 13:37:52被災地レポート⑥松島基地では、二日前から、入浴支援を始めた。隊員の使用しない昼間を一般に解放し、身体を温めて貰っている。循環機能は回復していないので、毎日水を入れ替えてるが、隊員は最後に入る。「まずは国民から」自衛官の姿勢に頭が下がる。
2011-03-26 14:45:11被災地レポート⑦東松島の海岸沿いの地域は、未だに水が引かない。国土地理院の報告では、場所により67cm沈下しているようだ。移動中、水に膝上まで浸かって、行方不明者の捜索をしていた。外気温3℃。身を挺しての捜索・救出が続けられている。
2011-03-26 14:54:05被災地レポート⑧石巻に入った。水没した町中には、引っくり返った車や、地面に乗り上げた船、折れた電信柱が散乱。撤去するだけでも、国が大財政出動する必要を感じる。小雨降る中で片付け作業に勤しむ市民。復旧への小さな火が灯り始めていた。国を挙げての大復興に当たらねばならない。
2011-03-26 15:54:52被災地レポート⑨石巻の避難所には、物資がある程度届いてきているようだ。しかし在宅被災者にはまだ。そこで自衛隊の提案で、市の「キャラバン隊」が動きだした。エリア分けして、自衛隊車両が在宅被災者を周り、物資ニーズを直接確認、配給するシステム。現場は、市民の命を護り続けている。
2011-03-26 16:22:43被災地レポート⑩女川町入った。絶句…。谷沿いにあった全ての家屋が集落ごと跡形もなく微塵と化している。元々海抜の低い町全体が、港に集中した衝撃波に直撃されたのだ。復旧などという言葉は、空々しく響く。極めて深刻な状況だ…
2011-03-26 18:05:51被災地レポート⑪女川町の安住町長を慰問。災害対策本部にて、町長は「負債を負ってでも、災害に強い斬新な町造りをする時だ!」と力を込めて語ってくれた。リーダーの真価は、有事にこそ表れる。
2011-03-26 18:08:03被災地レポート⑫女川町で遺体安置所を慰問。自衛隊員は、慎重に御遺体を運んでくる。県警の検視官が確認・綺麗にした後、葬儀社の送り人が服をきせ、化粧を施し、柩に入れる。遺族は綺麗になった顔を確認できる。悲しみを少しでも和らげる心使いに目が潤む。
2011-03-26 20:56:24@pandashinjiro 土葬しているのは、棺が足りないからではないのです。燃料もないから、火葬場で焼けません。確認した限りでは、土葬で埋葬された遺体は、遺族の確認と理解を得た方々のみ。非常に丁重に弔われています。勿論、出来る限りの精一杯ですが。
2011-03-26 22:15:34画像レポート①水没した地域の松島の家屋 http://photozou.jp/photo/show/846647/72882674
2011-03-26 22:44:07画像レポート②膝上まで水に浸かり遺体捜索を続ける自衛隊員 http://photozou.jp/photo/show/846647/72882928
2011-03-26 22:45:53画像レポート③見渡す限り瓦礫の山と化した松島の沿岸地区。復旧という言葉が合わないのが解る。 http://photozou.jp/photo/show/846647/72883313
2011-03-26 22:48:14画像レポート④石巻の繁華街も、壊滅的な状況にある。あり得ない形に積み重なる車は、珍しい景色じゃない。 http://photozou.jp/photo/show/846647/72883849
2011-03-26 22:51:23画像レポート⑤集落ごと波にのまれた女川町の景色。あまりの壮絶さに、言葉を失う…。 http://photozou.jp/photo/show/846647/72884114
2011-03-26 22:53:08被災地レポート⑬県庁にて、村井知事を谷垣総裁が慰問。村井知事は県庁に寝泊まりして陣頭指揮に当たっている。当面の被害復旧もさることながら、中長期的な視点では、農水産業の復興にはかなりの時間を要するという。土壌が汚れてるので、野菜や米を作れるようになるには3年程かかるとのこと。
2011-03-27 07:35:03早朝、宮城県知事、谷垣総裁、地元自民党県議団と被災状況についての会談とブリーフィング。融資や金融政策などについてディスカッション。
2011-03-27 08:35:54