トイレのリモコンを簡易修理した話。TOTOウォシュレットCES986型の付属リモコンで、上部に上から押す「流す」ボタンが2つ(大と小)がついているのだが、この2つとも反応しなくなってしまった。それ以外のボタンや機能は動くため、まあ大した問題ではないだろうと思っていたのだが… pic.twitter.com/eVFqWE9FMT
2017-10-22 23:02:49分解していくと…、そんなに力をかけたつもりもないのにプラスチックの筐体が次々と損壊していく。 pic.twitter.com/xuq1FF38yj
2017-10-22 23:03:31ここか…。2つのボタンは上からの押し込みをL字状になったプラスチック(筐体の一部)により水平の動きに変えて、基板上のタクトスイッチを押す仕組みになっていた。だが、そのL字プラスチックの根元の部分がどちらも破損している。 pic.twitter.com/JxeqvxosWB
2017-10-22 23:04:05分解して明らかだったが、その原因は明らかに、プラスチックの劣化にある。通常使用におけるプラスチックの劣化は仕方ないと考えれば、「流す」ボタンのような大事な機構部として利用する設計センスはどうかと思う。
2017-10-22 23:04:21タクトスイッチをダイレクトで押せるようにプラスチック筐体前面にドリルで穴を開け、爪楊枝をぶっさして完成。流したいときに、この楊枝を差し入れればいいのだが…妻から「こんな使いにくいのダメ」と一蹴。仕方なしに、楊枝に服のボタンをつけてなんとかごまかした。 pic.twitter.com/GmBFFmWvaC
2017-10-22 23:04:43ここからは続報(約2年後)
2年前のトイレのリモコンを直したツイートにレスがあったことをきっかけに、修理箇所も老朽劣化してきたのでさらに修理してみた。この後の数ツイートでその記録を残す。 (前回のまとめ↓…後で今回のツイートも追加するけど) togetter.com/li/1163671
2019-06-16 10:43:12前回は機能しなくなった大小ボタンを外して、楊枝を使って基板上のタクトスイッチに直接アクセスする方法だったが、今回は修理方針はtogetterでコメントもいただいたように、電気的にスイッチをブリッジする方法を採用した。まず、スイッチ背面からビニール線を表に出す。基板にも2.5mmの穴を開けた。 pic.twitter.com/kqnYaBCtWn
2019-06-16 10:44:42前回楊枝を通すために開けた穴を利用して表に出す。ビニール線の先端を短絡すれば水が流れる…ので、これで機能としては完成なのだが、さすがに娘にも「ちょー大変だったよ」と怒られたので、ちゃんとボタンを付けることにする。 pic.twitter.com/5Gs8nA97VK
2019-06-16 10:45:52ケースとスイッチを買ってきて(計620円)、ケースの蓋に穴を開ける。ABS樹脂のケースがしっかり作られていて(それはそれでありがたいのだけど)、穴開け作業がかなりの力仕事だった。うちに最大6.5mmドリルと金やすりくらいしかちょうどいい工具がなかったからだけど。 pic.twitter.com/rNjlDA0EIX
2019-06-16 10:46:46後は電気的につないで完成。見た目はともかく、機能は評判がよいものができた。ボタンBOXは配線を延ばせば使いやすい位置に配置することもできるし、ゲームコントローラー風にすることも可能(が、その野望は妻に却下された)。そんな拡張性というか、「技術のデザイン性」を確保できたのが良かった。 pic.twitter.com/Sf6s5kuMLt
2019-06-16 10:49:09