
2017/10/26 「団地図解」出版記念トークin東京 #団地図解

#団地図解 出版記念イベントin東京。ゲストにランドスケープアーキテクトの石川初氏と写真家の大山顕氏をお招きします。地形、ランドスケープ、建築、都市、インフラ、景観……果ては文化論にまで話が及ぶかも。 pic.twitter.com/PUZXQOPe5P
2017-10-27 06:52:37

#団地図解 出版記念トークイン東京、はじまります! book.gakugei-pub.co.jp/mokuroku/book/…
2017-10-26 19:09:47
まずは書籍の内容紹介@吉永。「僕たちが読みたい団地の本がないよね」というSNS上の話から始まって、苦節3年、ようやくできました。 #団地図解
2017-10-26 19:13:08
ゲストの自己紹介、まずは大山さん。持ち時間10分でスライド150枚…。彼が写真を取り始めた20年前、団地も工場もジャンクションも「取るに足らない、どうしようもない」もの代表格だったんだけど、そんなはずはないと思って撮り始めた。 #団地図解
2017-10-26 19:16:22
団地をコレクションしたいんだけど、持って帰れないので。標本を取るように、真正面から同じアングルで撮り続けるという自分ルールを課していた。当時はデジカメもあんまりだったので、シノゴのカメラで。よくやってたオレ! #団地図解
2017-10-26 19:17:23
最近は海外の団地も取ってる。ニューヨークはすぐにレンガ貼っちゃうのであんまり笑。ロンドンはもうすばらしい!エアビーで団地に泊まれるので、もうこのためにあるのか!と思った。キエフもすごい、ちょっとソウルに近いサンルーム化がされている。寒いし。サッシもバラバラで。#団地図解
2017-10-26 19:19:15
香港は最近ことあることにいっていて、チャイワンというところがすごい。団地の17階にある外廊下が、エレベーターつきの公道として使われている! 空中路地として、街頭までついてる。香港はもうちょっとかなわない感じ。香港はハードに対する改造の敷居がほんと低い。 #団地図解
2017-10-26 19:20:57
よく言われるのが「団地とマンション、何が違うのか」と聞かれる。素敵な方が団地。名前がしゃらくさいほうがマンション(笑)。真面目に言うと「マンションは商品、団地はインフラ」。 #団地図解
2017-10-26 19:23:27
マンションポエムで使われている言葉を形態素解析すると、ほとんど土地のことしか書かれていない。ポエムは土地のことをうたい、建物のことを隠している(!)。どこに住んでいるかで、どんな価値観を持っているか、どんなライフスタイルか、ということを類推できるようになった。 #団地図解
2017-10-26 19:33:24
建築ではなく、土地。マンションポエムの文脈は、「こういう町にはこういう建物」ではなく、「この邸宅にはこの町があう」みたいなものになってる。#団地図解
2017-10-26 19:34:56
住宅がインフラだった頃は、設備や間取りが売り物だったのに、住宅が商品になってからあは、行き着く先は「土地の質」であった。いまここにきて、団地の本があらためて出るっていうのがいいと思う。団地がいかに町にコミットしていたか、というのが解き明かされているのが素晴らしい。 #団地図解
2017-10-26 19:37:27
つづいて石川さんの自己紹介。2009に開催した、ドボクサミットのスライドを改めて出してみた。当時、大山さんだけが「機能にはまったく興味がない」と言い放っていた。 マンションの広告に出てくるような要素を全て削ぎ落としたのが、大山さんが取っている団地の写真だった。#団地図解
2017-10-26 19:41:47
物語や装飾を排除することで、団地のドボク性をむき出しにしていた。ダムや工場は物語性に負けない強さがある。団地は物語をまといやすい。#団地図解
2017-10-26 19:43:57
工場、ダム、団地、鉄塔…。日常性が高いほど、見立てられやすくなる。 例えば排水溝をどう鑑賞するか。地形の入り口としてみるか、機能のみを鑑賞するか。#団地図解
2017-10-26 19:46:39
実はマンションポエムに出演していたという黒歴史。チェックのシャツとデニムだったのに、上下真っ黒になったw 言葉は赤入れできるけど、こういうのはね。。。 以上です。 #団地図解
2017-10-26 19:54:05
軽やかに時間をオーバーして、ここからは「書籍の読み解きライヴ」。本をテキストにした授業みたいなもんで。 今日のお題は千里青山台と、金沢シーサイドタウン。 #団地図解
2017-10-26 19:55:31
千里ニュータウンは大阪から電車で30分ほど。結構近い。開発当時は造成のコストもかなりかかるし、周辺の農業のために推計も維持する必要があったので、できるだけ地形を維持する必要があった。 マスタープランは大阪府が作ったが、事業主体はさまざまだった。 #団地図解
2017-10-26 19:58:20
地形に負ける=地形を生かした造成。 開発前は高低差が40mほどあった。重機の技術が未発達だったので、土は押して動かしていた。(ダンプで運ぶでのはなく)なので、削ったぶんだけ埋める、埋めたいぶんだけ削る、という度量のバランスが重要だった。 #団地図解
2017-10-26 20:00:37
住棟の配置をみると、南面平行配置っぽくしながらも、もともとのため池の後を注意深く避けている。丘陵地の段差を吸収するために、ポイントハウス(ちいさいの)を立てている。等高線に逆らわないように。傾斜地の集落のように見える。 #団地図解
2017-10-26 20:02:38