『珈琲の世界史』を読むと歴史を語る面白さと怖ろしさがよくわかる。たった8行、もっと言えば僅か3文字あれば突っこめるし考えられる。さぁ「本物の物語」を求めて論争開始だ! 歴史は騙られていく | 帰山人の珈琲漫考 kisanjin.blog73.fc2.com/blog-entry-107…
2017-10-25 03:11:41確かに「ボストン茶会事件」は目に浮かぶエピソードとしても恰好で、コーヒー史でもコレを外せとまでは言わない。他方、「茶法」に関しては、『珈琲の世界史』では背景と主旨は正しく捉えているが、巷間ではその日本語の略名に引っ張られてか(UCCみたいに)内容をまるっきり誤認している者が多い。
2017-10-25 13:40:24アメリカ植民地の動向に対峙するイギリス政府からみれば、「茶法」は制裁や圧力を強化したのではなくて、価格を下げる意図の緊張緩和策だった。だから、変わってもいない税率の話はヘタに持ち出さない方がいい。もっとも、ノース内閣の思惑は大きく外れて、植民地をさらに激怒させてしまうわけだが。
2017-10-25 13:43:16書いてて「この論旨だと粗いかなあ?」と思ってた部分を、見逃さずにきっちりツッコんでくる、恐ろしさと信頼感。 | 帰山人の珈琲漫考 kisanjin.blog73.fc2.com/blog-entry-107…
2017-10-25 09:28:11山内先生の将来の著書のために、フランスのカフェ黎明期を手薄にしてたのと同様に、南北アメリカ近現代史は @kisanjin のためにとってあるんやで。
2017-10-25 09:29:54え? 山内さんと違って、オレは専門領域も得意分野も南北アメリカでもなければ近現代でもないぞ。 てか、そもそもコーヒーに関しては文献史学として真面目に取り組んだおぼえがないし、だいたい歴史は掘ると面倒臭いもん(笑) twitter.com/y_tambe/status…
2017-10-25 13:03:35アメリカのコーヒー文化を考えるには、ボストンという土地の持つ特異性を、植民地時代にまで遡って解き明かす必要があるだろうと思ってはいるのだが、まだきちんと解題しきれてない。
2017-10-25 12:13:39『珈琲の世界史』でも一応、ボストン茶会事件の前日譚として、北米の資本家とイギリス本国の経済的対立あたりから触れてはいて、それがさらに顕著になった七年戦争以降の徴税案(タウンゼンド諸法)が対立のはじまりであることと、実際にそれがコーヒーや茶に飛び火した「最初の事件」として(続
2017-10-25 12:24:59承前)やはり「茶会事件」を、外すことができない出来事と位置づけている。ただし、実際にこの一件だけでコーヒー/茶の需要が逆転までしたとまでは言えないのは指摘通りで、その後のコーヒー関税撤廃まで待たねばならないのだが、そこまで来ると欧州ブームやブラジル増産等の影響も見逃せない。
2017-10-25 12:28:34ん? それは、「納税負担者が親としてのEICではなくて植民地4ヵ所に置かれたEICの代理委託先だから」って意味? それとも、「英政府から140万ポンドの借り入れ分で実質はチャラ」って意味? twitter.com/y_tambe/status…
2017-10-25 13:54:27承前) 前者の解釈で「無関税」というのは無理っぽいし、後者ならば「英政府にとって実質は無課税」ということはできても、「EICにとっても植民地にとっても無納税」という解釈はできない。
2017-10-25 13:54:56後者も加味しなくはないけど、前者の意図です。茶法の制定では、緊張緩和策は副次的なもので、主目的はあくまでEIC、それも「本体」の救済にあるというのが僕の理解なので。 twitter.com/kisanjin/statu…
2017-10-25 14:37:14@y_tambe う~ん。英政府にとって茶法制定の主目的がEICの救済であったことに異論はないけれども、徴税を放棄したわけではないのであって、実質「無関税」とする理解は史学的にかなり斬新だと思う。例えば、比較的まとまった従来の観点としてはコレ↓ harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/metadata/8…
2017-10-25 14:57:09@kisanjin 史料紹介ありがとうございます。2版には間に合わないけど、ほかの手持ちの文献とも照らし合わせて文章修正を検討しようと思います。
2017-10-25 18:52:37@y_tambe でもなぁ、まさに一般には「細かすぎて伝わらない」ネタだからなぁ…他に修正箇所が出たらとかでもイイんじゃないだろうか(今さら何を言う老婆心)。お瑣末さまでした(笑)
2017-10-25 19:09:58