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小説における戦闘描写の仕方(覚書)

戦闘シーンを小説で書くときに気をつけていることをつらつらつぶやいたものです。
雑談
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津軽あまに @kuroyagi6
バトルシーン苦手ツイートを拝見して、またつらつらと自分はどうしていたかなあ、なんて思い返すなど。
津軽あまに @kuroyagi6
うちの××はこう戦うの! と言い切るゆうき(自己暗示)。
津軽あまに @kuroyagi6
まあ、天下の夢枕先生すら実際の技の詳細考えずに必殺技描写してるくらいだし(餓狼伝の奥技「虎王」。コミカライズ決定にあたり後から板垣先生と決めたらしい)、動きを脳内理解していない程度でバトルに二の足踏まなくてもいいのかもしれないな!(思考放棄)
津軽あまに @kuroyagi6
この前バトルシーンについてのプロットの描き方は適当に呟いて、それをはくろみやさまがまとめてくださったのですけど。 togetter.com/li/1121325
津軽あまに @kuroyagi6
読み返してみたら、ここでは、具体の描写については全然書いていなかったなあと。 むしろ、おおまかな流れは浮かぶけど、具体的にどう書けばいいのかわかんない人の方が多くない? そこを全然カバーできてなくない? と思ったわけです。
津軽あまに @kuroyagi6
「戦闘は……何となく、かっこいい!で!書く!!」という素敵ツイートがあってそれに尽きるとは思いつつ、蛇足ながらつらつらと自前の考え方を呟こうかと。
津軽あまに @kuroyagi6
だって、いろんな人の戦闘シーン読みたいしね!
津軽あまに @kuroyagi6
そもそも戦闘描写もそれ以外の描写も基本的に抑えるべきところは同じ。なのに、どうしてそれ以外のシーンは描けても戦闘シーンで二の足を踏んでしまう人が多いかというと、「動きの密度」が濃いからなのではなかろうかなあ、と思うのです。
津軽あまに @kuroyagi6
喫茶店で会話をしているシーンと、激しく殴りあうボクシングの1Rだと、動きを同じ丁寧さで描いたら後者はめちゃくちゃ長くなる。それに心理描写まで足したら倍率ドン。めんどくさい! でも、削るにしても何を削ったらいいのかわからない! みたいな感じ。僕もバトル書き始めの頃は悩みました。
津軽あまに @kuroyagi6
んで、僕が落ち着いた結論はというと、「読者様の脳内補完を信じろ!」であります。 人間の脳は、関連性のある断片を見ると、その間隙、空白に収まっていそうな情報を脳内で保管したがる癖があるので、それに甘えるのです。
津軽あまに @kuroyagi6
具体的にはどうするかというと…… 【1:基本はドラクエ式バトル描写】 【2:小技の応酬はざっくり圧縮描写】 【3:決め技はスローモーションで】
津軽あまに @kuroyagi6
【1:基本はドラクエ式バトル描写】ドラクエ、面白いですよね。最新作も遊びたいなあ。それはさておき。ドラクエの戦闘はシリーズを重ねるごとにグラフィックは進化しているものの、基本、メッセージウィンドウで戦況を説明してくれるシンプルなスタイルです。
津軽あまに @kuroyagi6
「××のこうげき! スライムに2のダメージをあたえた!」 「ドラゴンはもえさかるほのおをはいた! 〇〇は20のダメージをうけた!」 「××はやくそうをつかった! ××のHPが30回復した!」 うろおぼえだけどたしかこんな感じ。
津軽あまに @kuroyagi6
戦闘シーンの基本は、これだと思っています。 「誰が(主体)」「何をした(行為)」「何が起きた(結果)」。 「男は」「剣を振った」「子どもを襲う魔物の爪が折れた」。 それを繰り返せば、戦闘で何が起きたか、読み手には想像してもらえる……(はず)。
津軽あまに @kuroyagi6
ただ、それだけだと一本調子になるなあと思ったらあなたはもう一歩進んだ上級者(言い過ぎ?)。 そこに気を使えるようになったら、緩急をつける……描写の圧縮と希釈を使い分けるとそれっぽくなると思います。
津軽あまに @kuroyagi6
【2:小技の応酬はざっくり圧縮描写】 バトル漫画などを思い出してください。けん制の応酬。1コマの中で拳がいくつも描かれることで、圧縮して表現されたりしますよね? 小説だって同じこと。あんまり重要じゃない応酬の動作一つ一つは、極端な話漢字一文字で描写してもいいくらい圧縮する。
津軽あまに @kuroyagi6
切。突。払。打。抉。誘。斬。速い。面と錯覚するほどの圧で襲うキョウコの剣撃。 掴。逸。受。崩。避。離。迫。それでも、カワラは全てを見切り一歩ずつ距離を詰める。
津軽あまに @kuroyagi6
これくらいの圧縮描写でも脳内で激しい応酬を想像してもらえる。 なお、漢字一文字描写は夢枕先生の某戦闘描写を真似したものであります。極端なディフォルメの例としてわかりやすいので。 ここまでいかなくても、
津軽あまに @kuroyagi6
〈クロススラッシュ〉。キョウコの繰り出した剣の連続攻撃を、カワラはかいくぐる。 接近された。近い。キョウコは盾で強引にカワラを押しやる。 戦況はその繰り返し。近間はカワラに有利。キョウコにとっての勝機は、いかに剣の間合いを保つかにある。
津軽あまに @kuroyagi6
行動一つ一つを細かく描くのではなく、「繰り返し」などの表現で攻防を圧縮し、両者の意図を描くことで、行動の詳細を描写しなくても、どんな動きをしているのかを読者に想像してもらうみたいな。
津軽あまに @kuroyagi6
で、それが緩急の「緩」だとすれば、クライマックスは「急」。 【3:決め技はスローモーションで】の気持ちで描いてみる。
津軽あまに @kuroyagi6
漫画でも、フィニッシュブローの拳や、必殺技の構えは大ゴマで描かれますよね? それが命中するまでは一瞬でも、そこに至る心理描写がやたら細かく描かれたりしますよね?
津軽あまに @kuroyagi6
盛り上がりに至る動きは、しつこいくらい丁寧に描く。1秒の動きを数行で描いたっていい。その瞬間の双方の心の動きまで描いてもいい。 そうすることで「ここはクライマックスの一撃だぞ!」と感じてもらえると思います。
津軽あまに @kuroyagi6
地面がえぐれるほどの踏み込み。全身の捻り。足から膝、膝から腰、腰から肩。回転する。カワラの小柄な体が、竜巻や大渦の動きを模してしなる。 全ては、一点。右の拳へと、力を収束させるために。全十二職最強の防御を貫く力を、拳一つで体現するために。
津軽あまに @kuroyagi6
ようはこれ、「踏み込んでパンチを繰り出した」だけ。それを、細かくしつこく描写することで、クライマックスの一撃っぽく見せているだけのこと。 毎回これクラスの描き方ではしつこすぎるし冗長になるので、そこは圧縮描写と使い分けて緩急をつけると、それっぽいバトル描写になるのかなあと。
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コメント

夢乃 @iamdreamers 2017-10-31 23:47:28
ふむふむ。私の場合は最初から最後まで、場面を頭に思い描かないと書けない・・・このまとめ、参考にさせてもらお。 .
二尾狐(にびこ) @dualfoxy 2017-11-02 17:15:07
参考になった。私は何でもかんでも馬鹿丁寧に書きすぎているようだ。
日下春生(zsphere) @faketaoist 2017-11-03 03:41:50
一文を短く小刻みにしてテンポや応酬の速さを表現するのは私もよくやります。一人称小説なら、視覚聴覚や痛覚などの五感で感じてる事を意識して盛り込むと臨場感が増すのでオススメ。
ChanceMaker @Singulith 2017-11-03 16:38:07
谷口ジロー版の餓狼伝なんてどういうシナリオ書いてたんだろ。 http://mayanomanga.blog.fc2.com/blog-entry-6.html
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