ウィリアム・ジェイムズ『純粋経験の哲学』読書メモ集
- arishima_takeo
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「現前、経験とは一言でいえば、あれである――というのも、それが何であるかを決定するまでは、単なるあれとしか呼びようがないからである」(ジェイムズ『純粋経験の哲学』)。この記述、すげーフロイトの「エス」っぽいんだけど、なんか関係あるのかな?
2017-10-30 18:58:48「哲学はつねに文法上の不変化詞にお伺いを立ててきた」(ジェイムズ『根本的経験の哲学』)。不変化詞なんていう言葉の種類があったのか。基礎的文法知識なんだろうけど。
2017-10-30 19:03:55身体の気息運動はわたしの「思考していること」であり、その感覚的調整はわたしの「注意作用」であり、その運動体感的な変化はわたしの「努力感」であり、その内臓の動揺はわたしの「情念」である。byジェイムズ『純粋経験の哲学』
2017-11-02 15:04:50「パース氏の思想はベルクソンとはまったく別の仕方で形成されたのであるが、ふたりの思想は完全に重なり合うものである」(ジェイムズ『純粋経験の哲学』)。君の名はだな。
2017-11-02 15:06:29「パースの「偶然主義」(tychism)は、実際上ベルクソンの「真の生成」と同義語である」(ジェイムズ『純粋経験の哲学』)。オォー。
2017-11-02 15:07:59「ジャネ、フロイト、プリンス、サイディス、その他の幾人かの天才的な医学者たちは、分離した人格、分裂した人格について無数の事実を明るみ出したが、これらの事実はフェヒナーの時代には知られていなかった」(ジェイムズ『純粋経験の哲学』)。やっぱりフロイト認知してんだな。面白いね。
2017-11-02 15:10:27書籍であれ彫刻であれ演説であれ、ごく少数の価値ある作品が生み出されるために、最低の才能しかない人々がつくり出す大量のくだらない本、おびただしい低劣な彫刻、数限りない退屈な演説がなければならないのである!byジェイムズ『純粋経験の哲学』
2017-11-02 15:13:30「その人は決心する――それは真であることにしよう。それは自分にとっては、まさに真であるかのごときものとなるだろう」(ジェイムズ『純粋経験の哲学』)。ポストトゥルース…ッ!
2017-11-02 15:16:02ジェイムズ『純粋経験の哲学』読了。『多元的宇宙』と『根本的経験論』からの抜粋、伊藤邦武編。ジェイムズの経験論って一読すると別に一元論でもいいんじゃないかと思うんだけど、多元論なんでしょ? 不思議だね。
2017-11-02 15:23:02