シャドウ・オブ・ウォーは版権ゲームの枠を超えた至高のオーク大殺戮指輪物語アクションゲームだった

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

はじめまして。アロハ天狗と申します。 PS4/PC/XBOXONEで発売中の指輪物語アクションゲーム　シャドウ・オブ・ウォーが滅法面白かったので辻説法をしたいと思います。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

特に、『指輪物語は面白かったけどプレステ２以来ゲーム触ってないな』とか、『ゲームは好きだけどロード・オブ・ザ・リング知らないし良いや』ってスルーしてる方にこそ届いて欲しいので、そうした方々に特に聞いていただけると幸いです。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

※　以下、長いのでロード・オブ・ザ・リング（映画）も原作もひとまとめに指輪物語と表記します。拘りがある人には申し訳ない。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

ゲーム概要

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

このゲームは指輪物語本編より前の時代を舞台にした外伝的なストーリーの元、主人公が冥王サウロンの軍勢に立ち向かうオープンワールドアクションゲームで、２０１４年に世界的な高評価を受けた前作「シャドウ・オブ・モルドール」の直接の続編です。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

pic.twitter.com/xoTujKD11S

拡大

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

今回あんまり詳しくないまま書いてるので、事実関係とか随時ご指摘ください

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

そのグラフィックは最新機種の水準を十分に活かしたもので、指輪物語の世界観を見事に再現。滅びの山や、指輪の幽鬼の根城ミナス・モルグルといった映画で印象的だったロケーションも再現。 pic.twitter.com/E3MLW1cfNm

拡大

拡大

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

モルドールの荒涼とした大地から、緑豊かな森林地帯や、北方の氷雪地帯まで、美しく広大な遊び場が広がっています。 pic.twitter.com/9t2qWMICHp

拡大

拡大

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

また、主人公はこの手のゲームの主人公としては屈指の高性能っぷりで、ステルスから無双まで難なくこなし、弓を射れば一発必中、広大な世界を縦横無尽に駆け回れる高い機動力、しかもスタンド（近距離パワー型）まで使える、とほぼ万能キャラでアクションにはストレスはなし。 pic.twitter.com/CDJUHeJzWY

拡大

拡大

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

・・・とまあ、ここまでであれば、『指輪物語のめちゃくちゃ出来のいいゲーム化』といったところですが、このゲームを『指輪物語ゲームの枠を超えた素晴らしいゲーム』に変えるものが二つあります。 それが、これから説明するネメシスシステムと攻城戦です。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

ネメシスシステム　あなただけの『宿敵』を生み出すシステム

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

指輪物語といえば、映画をご覧になった方は全員、死と暴力とオークの暗黒映画という印象を持たれたと思いますが、ネメシスシステムとは指輪物語のそうした要素を再現するシステム、つまりこのゲームの真の主役、オークを活かすためのシステムです。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

見てくださいこのオークのバリエーション！（これでもほんの一部にすら足りません）粗野で、野蛮で、不潔で、邪悪で、下品で、悪辣で、愚劣で、そして活き活きとしたオークがこの通り無限の多様性を持って出てきます。 pic.twitter.com/QJt4nFguiF

拡大

拡大

拡大

拡大

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

正直、このゲームをやっているとオークのデザインの可能性の広さに驚きます。四六時中オークのことを考えて生活していないとこの多様性は出てこない。 pic.twitter.com/Vz0FZJh6PO

拡大

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

このゲームにおけるボス格である隊長級オークは、あらかじめ何か固有のキャラクターが存在するわけではなく、あなたのプレイでのみ出会えるオークが自動で、そして無限に、生成されていきます。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

そしてこのオークたちはそれぞれの『出身部族』と『兵種』を持っており、それがその見た目だけでなく、能力に反映され、そこに加えてそのオーク個体の『特徴』や『特質』が加わり、口調や性格にすら反映されていきます。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

例えば、野性の種族『フェラル』の重兵士『タンク』で、二つ名『飲んだくれ』や、呪術的な種族『ミスティック』の暗殺者『アサシン』で二つ名『奴隷商人』、戦闘狂種族『ウォーモンガー』の射手『マークスマン』の二つ名『歌い手』というように、キャラクターの方向性は無限大。 pic.twitter.com/Xy07Sr2jWw

拡大

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

ハイクラスのオークともなれば『遠距離攻撃無効』や『近接攻撃カウンター』に『呪われた武器』、『背後からの奇襲』、挙句の果てには『簡単な文字が読める』といった信じられないスキルを身につけます。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

その一方でオークには弱点や苦手なものも存在しているので、強大な高レベルオークでも『ステルスで即死』の特質を持っていれば一撃で暗殺することが可能ですし、『毒グモを恐れる』の弱点を付いて、恐怖に怯む敵をそのまま殺害することも可能です。 pic.twitter.com/6NAKRlcgwZ

拡大

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

この、強大なオーク小隊長の弱点をいかに狙い、殺害するか？（または真正面から力づくで倒すか）という点がこのゲームの戦略性と自由度を同時に高めているポイントです。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

ここまでで、このゲームが名作ゲームの三大条件として一般に知られている 　・オークが出る 　・オークが大量に出る 　・オークが大量に死ぬ　 の三要素を満たしていることが十分にお分かりいただけたかと思います。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

で、ここからが重要なところですが、このオークは『それぞれの意思で行動』し、かつ『個別の記憶を保持』します。どういうことか、具体的にご説明しましょう。

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

まず、モルドールの各領域のオークは『首領』を筆頭に『軍団長』、『小隊長』と階級分けされており、主人公はこの、どのキャラクターも任意のタイミングで殺しにいくことが可能です。 pic.twitter.com/0K0nOoZPCf

拡大

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

特に最も多い『小隊長』はそれぞれ、メインストーリーとは独立して、互いに殺しあったり、裏切ったり、度胸試しで危険なモンスターと対峙したり、処刑されたりします。（なんといっても、義勇もなければ正義もない野蛮なオークのやることなので！） pic.twitter.com/r8sOXj3Qi4

拡大